2度の誤算
「まず、炸裂弾を相手近くで破裂させる、直接ぶつけて無ければ恐らく避けられない、そうして、相手が気を取られる一瞬の隙をついて、特殊網で捉える、銃撃を交わすスピードから見るに特殊網を交わす、スピードは無い」
2人は防弾チョッキの下に特殊な武器をいくつも携帯している、炸裂弾というのは爆破すると大音量を出す、空砲の様なものであり、特殊網は普段は手榴弾サイズに纏められているが、開くと一瞬で半径25mまで開き尚且つ特殊な素材で出来ているため柔軟性だ鋼の様な強靭さを兼ね備えている相手を捕らえるための武器である。
「僕が炸裂弾を投げるから、その隙に特殊網で捕らえてくれ」
「分かったわ、キチンとやって頂戴ね」
2人は研究等からチート能力者のをレーダーで見つつ、チート能力者から死角になる研究棟の位置で息を潜めた。
隣の研究棟から出て来たチート能力は隙だらけであった、研究者達は逃げ惑っている、チート能力者が自分の能力に絶対の自信があるのが改めて分かる、しらみつぶしに西本を片すつもりなのかと山村は思った
そうして2人のいる場所数mまで近づいてきた、周りに人はいない、山村は早乙女に小さな声で「いくよ」と言い早乙女もコクリとうなづいた。
山村が震える手で、炸裂弾を投げる、凄まじい音が異能力者の近くで鳴る、異能力者は一瞬、ビックとして動きを止めた。
その瞬間、耳栓をした、早乙女がチート能力者の背後から正確に特殊網を投げた。
一瞬にして網が開き異能力を覆う、やったかと2人が思う間もなく逆に特殊網が跳ね返されて地面に落ちた。
跳ね返す事は山村は想定してなかった。
チート能力者はすぐに平静を取り戻すと「おお耳がいてえ、びっくりした」と言い、攻撃を仕掛けた2人をはっきりと見ていた。
チート能力者はニヤリと笑うと広がった網を見てだ後、ポケットに入れてた小石を投げた。
すると網が2人の方向へ向かって来た。
凄まじい早さで網は2人を覆位かぶさろうとしたが、2人は間一髪、研究棟の横へと隠れて網に引っ掛からなかった。
続けて、チート能力者は再び、網に向かって小石を投げた、するとまた凄まじいスピードで2人に網が襲いかかる。
早乙女が研究棟のすぐそばにあった窓ガラスを破り、山村を連れて、一緒に研究に逃げ込んだ。
「何あれ、他のものも動かせるの、厄介ね
」早乙女は落ち着いた様子で言う。
それを見て山村は「君は怖く無いのか」半ば呆れながら言う
「じゃあ何、怖がれば、死なないの」
「いや、恐怖ぐらい感じるだろ」
「だから、ちゃんと攻撃避けてるじゃない」
やはり話にならない山村は思いつつ、チート能力に対して、分かった事がある、今の山村は恐怖を強く感じても、その場で分析と行動ができる状態である、凄まじいスピードでさっきまでタブレットで撮っていた動画を解析していた。
「いくつか分かった事がある」山村は言う
「さっきの作戦、間違えてたじゃない」
グゥの音も出ない山村だか「今回はもっとあってる可能性が高いと思う」
「とりあえず言いなさい」
「動画の解析で特殊網のサーモグラフィーに高い熱を帯びている、それに対しさっきまで、高い熱を帯びていた、相手は高い熱を発していない、恐らく相手は避ける事のできる物の対象を変える事ができる、それが熱にでる、特殊網にさっき小石を投げた事から推察できる、そして特殊網が相手が小石を投げた後こちらに向かって来たのは、避ける方向をコントロールできるとおもわれる、そして網を見た時、目に高い熱が出てそれから網に熱が伝わる様に相手から網に熱が移動した」
「つまり、今、敵は攻撃を避けれないって事」
「恐らく、動画で相手に熱を発しているかどうか確認するから、なかったら、直ぐに相手を撃ってくれ」
「分かったわ」
言うと2人は近くの、あたりを広く見通せる窓ガラスに移動した。
チート能力者はさっきまで居た場所に立っている、その顔は余裕が見える。
山村がタブレットを異能者に向けた時、チート能力者が熱を発してないのが分かった「今だ」早乙女に小さな声で促した時だった、異能力者が2人のいるビルに小石を投げた。
その瞬間、ビルが凄まじいスピードで、倒れっていった。
山村は状況を整理する時間もほとんどない中で、敵は避ける対象をビルに向けたのかそしてビルを避けさせる事も出来るんだという事、さらに、ここで自分の命は終わりだと言う考えが入り混じっていた。
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