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〜2章〜 ブラックだけど転職出来ません

 山村はチート能力者撃退に成功した日がら憂鬱な日々を送っていた。


 そもそもテンションが低いか、悲観的な気持ちで日常を過ごす山村だったが、撃退に成功して以来、特殊部隊XTの中で有名になり、妬みと羨望の入り混じった目で見られるようになった。


 そもそも山村は注目を浴びる事が苦手な上に、妬んでいる奴らから、あからさまに嫌な言葉をかけられたりした。


 僕はチート能力者を倒したなどと言う自信は山村に芽生えず、ただ嫌な言葉を言う奴に反論する事もビビって出来ず、傷つき、あくまで、山村本人の前で悪口を言う奴は一部ではあるものの、まるで全員から嫌われているような気持ちになっていた。


 さらに山村を憂鬱にさせる事が2つある、この任務に成功した為、次も確実に自分がチート能力者と戦わされる、それを考えるだけでも生きた心地がしないのに、その上、バディを組む早乙女と会いたくない、ずけずけと心に入って山村にダメ出しをする早乙女にアレルギーのようなものを感じていた。


 早乙女の実は山村は自分の事が嫌いじゃないじゃないんじゃないかと言う言葉により一旦は少し自分を好きになれたかもと思った山村だったが、案の定そんな思いは吹き飛んでいた。


 自宅で、山村はスマホで転職情報を見た、今は人手不足で職は沢山ある、若くしかもスキルのある山村はまさに高待遇で引く手あまたである


 命を削って、特殊部隊にいるより、他の職ついた方がいいかな、でも新しい職場に慣れるのきついな、それに同僚達から嫌がらせにあったらどうしよう、また悲観的な気持ちが山村の頭の中でぐるぐると動いていた、そんな時緊急用のスマホに山村に出動命令の指示が来た。


 間違いなく新たなチート能力者と戦わされるのだろう、なんでいちいち、政府に相手の組織も何でいちいち通告してくるんだよだから自分が最前線で戦う羽目になるんだ、この国を攻めたいならなにも言わす勝手に攻撃すればいいだろ、頭の中で山村は思った、そこに特殊部隊として国民の安全を守ると言う気持ちは無かった。

 

 ここら辺が潮時だな、怒られると思うし、ほかの職場に入っていくの嫌だが、この仕事辞めること伝えて辞表出そう。


 自衛隊の川本の部屋に呼び出された、山村と早乙女に川本は「ご苦労、君達がなぜ呼ばれたかは理解しているとは思うが、組織からチート能力者を送り込んでくると通達があった」


山村に悪寒が走った、いくら間違いない事として分かって来ているとは言え、改めてまたチート能力者と命がけで対峙しないといけない事を伝えられると震えが止まらない。


 「で、今回相手のターゲットは誰なんですか」早乙女が全く動じる様子もなく、何なら長い髪をかきあげながら言う。


 「それがだな、村田幹事長の娘を狙っているそうなんだ」


村田幹事長は村田則夫という次の総理候補の与党の大物代議士である。


 「村田幹事長の娘、名前は久美と言うんだが、この娘が、アメリカの世界的ミュージシャンという、ディアフォードの東京ドームでのコンサートに行く予定でね、その日の狙って送り込んでくるという事だ」


 「えーディアフォードのライブに行けるの私も曲聞けるかしら」命がかかっていると言うのにテンションが高まる早乙女を見て、山村は信じられない気持ちになった。


 しかしこの指令で、山村は不思議に思った事がある、それを川本に聞いてみた「なぜ、村田幹事長は、娘さんが命を狙われているのにコンサートに行くのを止め無いのですか」


「実はなこの情報は村田幹事長には伝えてないんだ」


「伝えてないって、政権与党の幹事長ですよ


この通達は防衛省が取り扱っている、村田幹事長の娘の命が狙われている事を知っているのは閣僚でも首相と防衛長官だけだ、そして首相は、幹事長に伝えない事を決めた、この間捉えたチート能力者だけでは西本教授のチームの話によるとチート能力者の覚醒方法が分からないので検体が欲しいとの事だ、この間のチート能力者自体も何故自分が能力を持った事については分かってないそうだ、だからあえて幹事長の娘を囮にして、君たちに捉えてほしいどの通達だ」」


 「首相もなかなかヤバイやつね、自分の側近の娘を生贄に出すなんて」早乙女は淡々と言う。


 「首相と幹事長は君たちもわかっていると思うが、お互いに権力闘争の相手でしか無い

、相手の事なんかこれっぽっちも思ってないそれが政治家というものだ、だからせめてその巻き添えを喰らう娘をせめて助けてやろうじゃないか、異能力との戦闘には出を出さないが.娘とミュージシャンと数万の客に危害が及ばないように自衛隊で補佐はする」


 山村は西本が研究を続けている事が分かって何かホッとしたような気持ちになっだと共た、あのまま心が壊れられても、後ろ暗い、そんなホッとした気持ちも束の間、改めて任務にあたらないといけない憂鬱と恐怖の入り混じった気持ちなった。


 川本は「では×月×日この公演日に東京ドームで警護を頼む」


「この間チート能力者が私達に負けた事で、今回はフェイクで、他の曜日や場所を狙うという事はないの」早乙女は上官に言う。


 「敵の目的はあくまで、政府に揺さぶりをかける事だ、それに万が一そうだったとしても、こちら側に敵の出方を把握する術はない

、悪いが任務を頼む」


「まぁ別にいいけど、敵が来たら倒すだけよ


川本の部屋を去って、2人で廊下を歩いていると早乙女が「アンタ少しはシャッキとしなさいよ、アンタの辛気臭い顔見てるとこっちまで嫌な気持ちになるんだけど」


 言われて、山村は前から気にして事を勇気を振り絞って聞いてみた「早乙女さん、君いつも僕の事をアンタと言う呼び方で言うけど、それやめてくれないかな、早乙女さんの圧がかかった言い方で言われると気持ちが萎縮してしまうんだ」


 早乙女は特に表情も変えず聞いて「私、辛気くさい男と能天気な男が嫌いなんだよね、だから名前呼びたくもないからアンタでいいじゃない」


「…」


「やだもう、さらに辛気臭い顔して、心配しないで、ちゃんとアンタの名前は覚えているわよ、…そう言えばアンタの名前ってなんだっけ」


「…」山村は唖然としていた。


 「そんな顔しない、じゃ私これから友人達と食事の約束があるから帰るわ、じゃあね


 山村はもう辞めよう、早乙女と一緒に任務を当たりながら、チート能力者と戦うどんなブラック企業なんだだと思った矢先、後ろに人の気配がした、振り返るとそこに川本が立っていた。


 川本はバツの悪い顔をしている、この場面を見られた、恥部を見られたような気持ちになった山村に川本は言う「今は人手不足で、売り手市場だ、若者は再就職するのも難しい事ではないし、君の経験と能力からすれば高待遇で引くて数多なのは私も分かっている、しかしこの間君たちが倒してチート能力者の証言によると、君たちの顔の映像はすでに組織に送られているそうなんだ、だからチート能力者の元をたたない限り、逃げ場はない、大変だろうが、臨時手当はずむ、何とかチート能力者の弱点などのメカニズムが分かり、脅威が去るまで踏ん張ってくれないか」言うと、川本は足早に去って行った、それが上官から見ても山村に、大ブラック企業以上の無理難題を押し付けられている事を強く再認識させた。


 自分の人生詰んだかな、その事が山村の頭を逡巡していた。




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