屋根裏部屋には夢と希望と人参がつまってるらしいけど、実際はもっとヤバいものがあったよ
昔から父に「屋根裏部屋には絶対に入るな。入ったら殺す。絶対に殺す。ぶっ殺す。ぶっ殺されたくなかったら絶対に入るな。ぶっ殺されたくないだろう。そうだろう」と厳しく言われてきたのだが、心のどこかでは「実の息子なんだ、どんな秘密があろうと実際に殺したりはしないだろう、ははは、あはは、⋯⋯ね?」という考えもあった。
その考えは次第に好奇心へと変わっていき、小学生5年の頃に爆発した。
夜中2時に急に脳内に棲む青龍が「もう我慢出来ねぇ! 屋根裏部屋行きてえぇぇぇぇ!!!!!」と叫んだのだ。
すぐに懐中電灯を手に取り、今は使われていない、元々祖母の部屋だった場所に入った。
攻略本で見た通り入口から真っ直ぐ3歩、右に2.5歩進んで懐中電灯を真上に当てると、天井に小さく赤い文字で「ここから入れます」と書かれているのが見えた。
ちょうど文字が見えたところにエクスカリバーを突き立てると天井が青白い光を放ち、子どもが1人入れるくらいの穴が出来た。
ハシゴがなかったので強ジャンプで天井裏に入った。
ここで脳内に棲む河童が話しかけてきた。
「天井裏と屋根裏って違うんじゃないの?」
こんな勝手に人の脳内に棲みついている真緑色の生き物の話を聞いてやる義理もないので、無視して懐中電灯で辺りを照らした。
そこには血を吐きながら畑を耕す数人の小人と、畑から生える大量のちんちんがあった。
ちんちんには様々な種類があり、小さなもの、大きなもの、ヨボヨボのもの、ホットレッドちんちん、ヤンニョムちんちんなどがあった。
「お前たち、こんなところで何をしているんだ」
脳外(頭の外、つまりアフロの中)に棲みついているヨーグルト味のヨーグルトが言った。
「私たちはあなたのお父さんに強制労働させられているんです。ここにあるちんちんはすべて国に内緒で、違法で栽培されたものなのです。これらをあなたのお父さんが1年に1度引っこ抜いて収穫し、海外へ密輸しているんです。どうか通報してください」
訳が分からなかったのでとりあえず通報したところ父は捕まり、その後死刑となった。
ラジオ大賞ってキーワードタイトルに入れるだけでいいんだね。内容もっと関係ないものにしたればよかった。