あとがきというか備忘録というか
小説家になろうへ投稿されている数ある作品群の中から、この作品を見つけていただけたことは本当にありがたいことだと感じています。
稚拙な文章ではありましたが、彼らの物語に最後までお付き合いしていただき感謝することしかできません。
もっといい文章でお礼が出来ればいいのですが、他に文章が思いつかないので単純にお伝えすることが最良だと信じて、しつこいようですが最後にお礼の言葉を述べさせていただきこの『四方総界縁起』を完結とさせていただきたく思います。
見つけていただいて、読んでいただいて、ありがとうございました。
(※質問等は受け付けてますので、よければどうぞ)
□ □ □
《主要キャラクター》
・名前について(由来など)
キャラの名前は登場してから考える場合がほとんどなので、特に元ネタとかはないです。
『ラゥルトナー組』
【ヨナギ】
主人公であり、一章ボスの親戚であり、二章ボスの息子であり、ラスボスのコピーという立場が色々と盛られていった男。
今見ても序盤はテンション高めじゃないかと思っていたものの、書き進めるうちに「コイツ半ばヤケクソになっていたんだなぁ」という事で納得した。(シエやリアが来るのがもう少し遅かったら心が折れていた可能性が高い)
何度も繰り返される世界で暮らしているためか、精神的に落ち着いた性格のはずだが学生時分であるためか感性は若い状態で保っている。(精神は肉体に引っ張られる理論)
絶対的な敵であったレイガンに対して並々ならぬ憎しみを抱きつつも、最後まで父と子の関係を捨てきることができなかった。
これは自分自身がレイガンの望んだ子ではなかったことに対しての負い目みたいなものであり、原因がホロウであったとしても父の幸福を奪ったことは影を落とすには十分だった。ちなみに母親のことは覚えていない。(生まれてすぐに亡くなったため)
自分はキャラや能力も含め設定は書きながら考えるダメ人間なんですが、どのキャラもある程度書き進めると性格や行動指針など理解できてきます。
ただ、最初から最後まで描写していたはずのヨナギが一番理解するのに時間が掛かりました。(独白や内面描写は多いものの本音を見せてくれない感じ)
多分あやねを本編に出せなかったことが大きな理由だと思っているんですが、逆に言えばヨナギはあやね以外の全員に対して『罪悪感』のようなものを持ち続けてたんだと思います。護れなかったこと、嘘をつき続けていること、約束を果たせていないこと。要因はそれぞれですが、何も為せない自分を嫌っているヤツです。
そのことに気付けたのが最後の最後、ホロウとの殴り合いの最中の「お前や自分がいなければ皆は幸せだったんだ」と口にする場面であり、本質的にヨナギは自分の存在自体が嫌いなのだ、生きていることが罪なのだ。と、考えているヤツだということが終わる寸前で分かりました。
それでも最後にはちゃんとした居場所を見つけられた、というか自分はここにいても良いんだと皆のお陰で考えられる様にはなってるんじゃないでしょうか。多分。
【皆方彩音】
ヒロインその1、恋に恋する乙女系ヒロイン。
一番恋する乙女してる、というか皆方を主軸にするとヨナギのこと好き過ぎてなんだか申し訳なくなってくる。本編後は皆とわちゃわちゃやっててほしい。
『総界の巫女』であるため彼女が死ぬと世界がやり直される。という設定を作ったのがよかったのか悪かったのか。皆方的には酷い話というほかない。皆方もそうだけどヨナギに対しても非常に申し訳ない。
しかし無意識に世界が再構築される中(落下死がトラウマで、二章はマンションから一軒家に変わったなど)でさえヨナギと離れるという選択肢が発生しなかったことを考えると本編中に彼女以上の乙女はいない。
恋に恋する~、と言えなくないかもしれないものの実質無限の時の中で貫いた以上は純粋に過ぎる少女だったと思う。(皆方メイン回を書いている時には乙女が過ぎるせいで疲れた)
能力の天候変化は一章のユーリ戦で活躍させようかと思っていた名残(一応世界操作の一端)だったものの、“あやね”側の設定が固まるにつれて「皆方能力使えなくなーい?」となった。ホロウ先生でも無理だった。
あと“あやね”と分かれてるせいで、ヨナギからもしばらくは皆方呼びが続くため名前の方で呼んで欲しがってそう。
【シエ・ジンリィ】
ヒロインその2、従者としてそばに居続けられれば問題ない系ヒロイン。
初登場時はなんかミステリアス感を出そうとしていた気がするものの、一瞬でポンコツが表出した。(書いててここまで大型犬っぽくなるとは思ってなかった)
墜天子という存在がいて、世界が大きく分けて三つあるんです。という設定を生かすためのものだったが、いってしまえば突然変異のような存在。
ヨナギ大好きキャラとして書き始めたものの、進めれば進めるほど逆にヨナギからの感情が重くなっていった。(今のところは恋愛というより保護者に近いかも)
子供の頃は助けてくれたヨナギに懐いており、言われたことを遵守していたため風呂でおぼれかけ、ヨナギが総界に去った後も訓練をサボったことはない。
離れ離れになっている間は共に戦えないことを気にしてはいたものの、再開した時に本来離れていた外見年齢が近くなっていたことを無自覚に喜んでいたりする。
途中まで自分の気持ちを表に出してしまえば皆方とヨナギの関係を悪化させてしまうのではと考えていたが、最終的には吹っ切れており「ヨナギ様の選ばれた相手とは従者(別枠)として一緒にいればいいと思うのです」となっている。
リアとあやねの影響を多分に受けているというほかない。(あの二人のメンタルが強すぎるともいえる)
実質二回死んでるから、読者さんから死ぬ死ぬ詐欺として認識されてそう。
一回目は世界再創造の設定を出すつもりだったため、予定通りではあった。ただ、二回目は悩んだ。すごい悩んだ。(詳細→『反省点』の項目へ)
輝界の領域条件からしても、自身の判断基準をヨナギに任せすぎてるような気もするけど、「互いの信頼関係が崩れることももうなさそうだからいいや」となった。
【リア】
ヒロインその3。愛に生きる系ヒロイン。
ラゥルトナーの現当主であり、お姉さん系のヒロインを出すために生まれたキャラ。最初期はメインヒロインの予定だったりする。
設定追加により特別な立ち位置ではあるもののメインは皆方に譲った形。
自分の書く作品に一人はいる何をしゃべらせてもいいタイプのキャラなので、書くのが結構楽。大体どんな状況でも、ヨナギ大好き、みんなも大好き! さえ守っていれば何とかなる。
能力については本編のとおりラゥルトナーの魔眼に適応できる程度の突然変異。別に元の世界でも特別な血筋とかではない、ただ美人な村娘A。
レイガン戦辺りまでは体力はないけど能力は凄そう、という雰囲気で乗り越えてきた女。
本人的には「隠してた方がカッコイイから」というようなことを言うが、実際のところはヨナギへの能力譲渡をホロウに勘づかれたくないからという部分が大きい。
こういったわりかしふざけているのに本音は秘密にしているところはヨナギと似た者同士だと思う。
右目をヨナギに上げちゃったので、義眼か眼帯(その日の気分で付けたりつけなかったりする)を着けているが、本編後はヨナギとおそろいの眼帯を買ったりつけたりするのが趣味になっている。(謎のセンスを発揮してそう)
【あやね】
ヒロインその4。愛で生まれた系ヒロイン。
『総界の巫女』であり、ある意味では皆方彩音本人。
遥か遠い過去から存在し、各世界の礎となっていた。いつから生きていたのかは本人にすら分かっていないが、『巫女』のシステムが存在する以上は『境界』に存在する各世界が生まれるより以前から生きていたことになる。
ヨナギと出会ってから自我らしきものが生まれ、次第に確固たる心を得ることになった。そのため、あやねの場合は恋愛における恋を知ることなくヨナギを愛するに至っており、他のヒロインよりも独占欲が強め。
本編においては章始めに謎の人物として登場させていたものの、謎を謎としておくために出番が終盤だけになってしまった。その上、皆方と入れ替わりになってしまったので、読者からはあまりいい目で見られてないんじゃないかと少し反省。
本来は世界創造や再構成など、無から有を生み出すといった規格外の力を自由にできるが、皆方と分かれた状態なのでその力はもう使うことはできない。
とはいえ本人的にはみんなと賑やかに過ごしている今が最も楽しいので、万能な力とは比べ物にならない価値があるとは感じている。
本作ヒロイン中、家庭内ヒエラルキーで唯一リアに優位とれる存在。
【ラティ】
本来、ラゥルトナーの当主であった少女。崩界の先兵(ヨナギ含む)が攻め込んできたときにラゥルトナー陣営は全滅、彼女もまた同様に死んでしまいました。しかし命が尽きる前にリアにラゥルトナーの魔眼を譲り肉体的に死亡。
精神は本編にも登場したようにリアの領域の中で生きてはいる。本人的にはリアたちの様子を見ているだけでも楽しいらしい。
『ナイギ組』
【ユーリ・ナイギ】
一章ボスであり、女好きのキャラということだけ決めて書き始めた。
一章では大体予定通りだった。ただ、ボスが増えた事で兄貴分としてのキャラが追加された上、なんか仲間になってた。その上兄貴分が過ぎて実質主人公になってた。全方位の面倒を見過ぎている男。
普段はお茶らけているが、これは真面目な姿を見られるのが恥ずかしいからといった理由(あと、あまり家の女の子たちを心配させたくないため)
現ナイギの血筋においては最もホロウの血が濃い。一応ヨナギとは親戚にあたるがレイガン自体はナイギ家とは一切関係ない血筋のため義兄弟が近い。
本人が口にする通り天才、胎蔵領域を十全に扱える者はナイギにおいてはユーリのみ。ちゃんと真面目にサボらず投げ出さないで修行を続ければ、ホロウ(イユラ)の使っていた終極胎蔵領域みたいなこともできるようになるかもしれない。
本編後は図らずも『総界』のトップに立ったため執務に追われてはサボるために逃げようとする日々を送っている。(そのたびにヌイにつかまっている)
本人的にはナイギ悲願の目的は果たしたものの「なーんか想像してたより大変なんだよなぁ」という感じなのである種貧乏くじかもしれない。
【ヌイ】
諦めが悪かったので最後まで食らいついていった女傑。
当初の敵として出した。書き始めた時は男で書いていたものの、一瞬だけヒロイン案が浮かび上がった時期があったのでその流れで性別が変更された。結果的にはよかったと思う。
一番最初の戦闘でナイギの情報を引き出すためにヨナギに捕らえられ、やむに已まれない状況で共同生活をせざるを得なくなり交流、仲良くなる。みたいな感じの流れ。
また逆にあそこまで出す予定は無かったキャラであり、気が付いたらユーリの側近になってた。諦めの悪さが功を奏したかもしれない。
あとユーリのストッパー兼ツッコミが欲しかった(ジンでは真面目過ぎて無理)ため、彼女に白羽の矢が立ってしまった。
能力的には影を扱うということだけを決めていたものの、そんなに強くするつもりもないポジションで頑張るキャラになるだろうなー、と思ってたものの、最終戦に参加するということはそれなりに戦えないと死亡してしまうので、ユーリが気に入っている理由を逆算して、「ヌイちゃん胎蔵領域使えるんじゃない?」という安易な考えで生き残った。
本編後はユーリの尻を引っ叩きながらくっつくのかどうなのか良く分からないラインでパートナーを続けていると思う。
【イユラ】
遠距離破界特化型完全隠密高機動都市殲滅移動砲台系姉貴。つよそう。
皆方に恩のある元ナイギ関係者という事は大体決めていた。ただどちらに転んでもいいように、ヨナギの話す謎の人物と同一人物かどうか、序盤は気持ちはぐらかしていた。(まさかあそこまで面倒な性格してるとは思いもしなかった)
またユーリの姉設定は後付け、確かユーリ戦前後で決めた気がする。
『崩界』にいたころはレイガンに師事しており、戦闘の基礎は彼に叩き込まれた。類稀なる高い才能はしかし破界領域のみに割り振られていた。
『総界』への侵攻時、ヨナギに敗北。そのまま死を受け入れるばかりだったが自我を持ち始めていたころの皆方に庇われ、命が助けられる。
それから友人関係を構築、現在の明るい皆方の性格の一端はイユラとの交流で生まれたもの。(この頃のヨナギはテンションがクッソ低い時期)
その後レイガンの侵攻を機に世界を再構築するため、ヨナギにより皆方が殺害されることを繰り返す中でヨナギと衝突、険悪になる。(というより一方的に嫌う)
皆方を護るために影に徹すると決めてからは封界領域の修行を始め、才能の一欠けらもなかった隠密能力を獲得。
また、皆方と交友があることで消滅まではしないものの、ナイギであったことで世界の修正をうける。そのため、途中から皆方からも個人として存在が忘れ去られている。
結果、友人としてではなくもう少し離れた距離感の役割を与えられるに至った。(金谷先生がこの状態)
本編後は高校教師を続けているが、これは金谷加奈の人格ではなくイユラ本来の状態。とりあえずシエたちが無事に卒業するまでは続けるつもり。
【鬼姉妹】
大食い三姉妹。
昔イユラが戦地で助けた三人組、血は繋がってる。
純粋なフィジカルとコンビネーションで敵を圧倒するタイプの戦闘方法で、四方界世界でも上から数えた方が速い戦士なものの、他が強すぎてちょっと霞む。
実は墜天子なのでめちゃくちゃ飯を食べていた。イユラ失踪後、ユーリの屋敷にいた時は訓練しつつも結構ぼーっとして過ごしてた。
本編後はイユラの身の世話をしている。以前よりもグータラ感が三割ほど増した。たまの気晴らしにヌイちゃんに喧嘩を吹っ掛けに行ってたり行ってなかったり。
【ジン】
頑固で堅物、父の背を負いすぎた青年。
レイガンの息子として登場、ただこの時点ではヨナギと血がつながってるか決めてなかった気がする。とはいえ、知らないのもおかしいのでレイガンが拾った子、という形に。
十分強いんだけど他が強すぎるせいで負けるタイプの子。登場シーンでは基本的に負けてる。
ジンについては、精神的な成長(心の余裕の部分)があったものの、ナイギを支える者としての責務を負いすぎた、というより負おうとしすぎた。そのためにホロウに体を明け渡して纏界と崩界の争いに終止符を打とうとしていた。
ホロウ戦後にヨナギに喧嘩を売ったのはやはりレイガンの子として、証を立てたかったため。「貴方の育てた自分は間違いなく強かった」のだと偉業を成し遂げたヨナギ(兄)を超えることで証明したかった。とはいえお互いボロボロの状態でもヨナギの方が強いので普通に負けた。十分かかってない。
本編後は傷の治療をしつつ、退院後はユーリの補佐をするか、ふらっと旅に出るかだと思う。本編を書いている時は外伝的にリアと組んでちょっとした敵と戦う話を考えていたこともある。多分書かない。
【レイガン】
クソ親父
爺の強さはいくら盛っても良いと思って書いていた結果、空気読まない強さになった。
これで書いてる時は「老化してるし少しは弱くするか…」などと考えていたのに、ああなっているので多分調整ミスってる。おそらく自分が悪い。
書き始めた当初はラスボスの予定だったものの、ホロウくんが生えてきたので二章ボスになった。ただホロウくんとの因縁は作った。
本編中ではちゃんと描写していなかったが、彼自身はシエと同じく“墜天子”のため、フィジカルが凄まじいのはそれが原因。ちなみに彼女らとは違って小食。
髪の毛も白髪ではなく、白っぽい灰色の地毛。見た目はホロウを嫌いすぎたストレスで老人だが、肉体的には若々しかったりする。
若い時は自分の力試しのために道場破りの感覚で様々なところに喧嘩を売っていた。(墜天子であるため世界の間を渡る“門”の適正有り)
道中、邪魔だったゴロツキを切っていたところ、傍に居合わせた女性に「助けてくれたんですね! 恩返しさせてください!」と勝手に後ろをついてこられる。
その内着いてくるのも諦めるだろうと放置していたところ、なんやかんや着いてくるしその度に助けてしまう自分がいることに気付く。
終極使いを倒していく中で、心が通い合い彼女が子を身籠る。
この頃にはホロウに目を着けられたことで、胎児が器として造り変えられる。
ホロウはこのままでは彼女が死んでしまうと認識、子を殺してでも救おうとするものの、彼女は断固拒否。自らの命と引き換えに出産。
「赤ん坊のことをよろしくね」と残して死亡。レイガンはこの時点でホロウを殺すために行動開始、本編という流れ。
ヨナギに対しては徹底して冷徹であったものの、彼のことを我が子として愛したことがあったかどうかは不明。ただ、誰に頼まれるでもなく自ら稽古をつけたただ一人の相手ではある。
【ホロウ】
話が長くなった原因。
ラスボス。なんでかよく分からないけどいつも楽しそうなやつ。マジでよく分かんない。
なんか序盤から中盤まで「よくわかんないけどスゴイ強そうなヤツ」くらいの気分で書いてた。基本思わせぶり言動。ヨナギとあやねの設定が固まってきた時点で「なんでそうなったの?」という回答を与えてくれる存在として確立。
若い時のレイガンで勝てなかった、という戦力差は決まってたので、とりあえずバカみたいに強くした。おかげで世界崩壊とか融合とか好き勝手してる。誰だコイツを自由にさせていたのは。
本編に描写してないものの、領域条件と四方領域は“自身を認識している相手”であり、絶対悪として君臨することで、他の戦士や生命に認識されることで能力が使えるようになります。
認識する人数とそれぞれの力量でホロウ自身も強化されるため、生命である限りは最終的に勇者として対峙しなければならなくなる。どうあがいても魔王。
ホロウはヨナギ戦において、何度か図星を突かれて言葉を失う場面があった(例:お前は誰かに見ていてほしいんだ、など)ものの、一瞬でポジティブになるので手が付けられなかった。メンタルリセットが強すぎる。
ただそのおかげで最後のステゴロは書いてて楽しかった。ホロウくんマジホロウくん。
本編後はヨナギの能力のせいで自然現象に置き換えられたため、全世界(境界における数多の世界含む)単位で災害が増えた。逆に言うとそれだけの範囲に分散させてこの程度に抑えられている。本人の意思が残っているかは分からないが、もしも何らかの手段で分散したホロウが収束すれば、復活するかもね。(しれないかもね)
『その他』
【レギオン(カイル)】
話が長くなった原因。
リアの過去を掘り下げるためのキャラ、ということだけ決めての見切り発車。
総界が色々な世界の中心みたいな世界観にしたので、外界からの侵略者のイメージで追加。適当に強そうな設定を詰め込んだ結果、「あれコイツ見た目と能力が“灰の王権”のコール(能力使用時)と被ったな?」となる。
「じゃあコールの関係者(?)くらいで考えるか」なんて雑な感じで世界観が繋がってしまい、ついでに『灰の王権』世界が良くてビターエンドになった。(全面的にカイルくんが悪いと思う)
結果としてなんか軽い気持ちで数人増やしたら当初考えていた二倍くらいの文量になっていた。無計画だとこうなるという悪例。
個人的に男の風上にも立てない男として書いたため精神面が軟弱と言わざるを得ない。独りよがりというかなんというか、もうちょっと相手のことを考えて行動できる器量があればリアから名前くらい覚えていてもらえたと思う。
【ウェンディアナ】
リアの元居た世界での『巫女』、お姉ちゃん気質。
特別な能力を持っていたりするわけではなく、強い『巫女』ではなかったものの、幼いころから比較的幸運に恵まれていた自覚のあった子。
普通に学校に通っていたが、獣であったレギオンが飛来、『巫女』であったために襲われ逃げ続けていた。
本編にあった通りリアとカイルの元へ合流、運悪くカイルに一目ぼれしてしまった。その後レギオンに殺害され、消滅したかと思われていたが微かに魂だけはリアの内に留まっていた。最終的にカイルのお目付け役として登場、二人で立ち去る結末となった。
レギオン組はワンチャン本編中に再登場とか考えていたものの、これ以上出してもしようがないかなと思ったため止めておいた。現状予定はないもののいつか別の世界観が繋がっている話でスポット参戦くらいはするかもしれない。(しないかもしれない)
《灰の王権キャラについて》
【コール】
レイン至上主義者。
灰の王権終了後、追手から逃げたりして生活。なんやかんやあって、境界に浮かんでいた場所(教会)で一人放浪することとなった。
理由としては最後の戦いで敵に「女と世界、どっちを取る!?」と選択を迫られたので、即座に女を取ったらああなった。
【レイン】
騎士を待ち続けていた乙女。
コールが女を取ったため命が助かり、ナイギ家に運よく助けられたので長年暮らし続けることとなった。
本人的には「コールにはもう会えないだろう」と覚悟を決めていたが、幼いユーリに「昔、好きだった人にもう一度会ってみたいのよね」などと軽い感じで事情説明したのだが、ユーリは割かし本気で捜索してくれていた。多分アイツが一番懐いてた年上の女性。
描写してませんが、本編後はコールと再開してます。
□ □ □
《初期設定、変更点》
【ヒロイン関係】
元々はリア一人がヒロイン
ヒロインについては、書き始める前くらいに「『灰の王権』ともう一つのヤツ(昔書いた作品)が実質ヒロイン一人だったし、次はいっぱい出してハーレム物っぽくしてみるかー」くらいの気持ちで皆方とシエ誕生。
ついでに皆方を護る理由が必要だったので『巫女』の設定が発生。じゃあ物語の真相を知る者的な存在もいるんじゃないか? で“あやね”の伏線をちょくちょく追加していった。
あやねについては『皆方の別人格(過去)』や『皆方自身がホロウに創られた存在』など考えたものの「ここは普通に別人扱いでいいや、その方がヨナギと皆方に精神的ダメージ入るし」ということで最終的な形に。
あとついでにヌイちゃんに関して、最初は男性キャラだったものの女性に変更。ヨナギに負けた後捕まってなんやかんや絆されるヒロインルートがあったがシエの登場で消えた。(序盤にキャラを集中させすぎると面倒だったため)
【ボス関係】
当初は大体五十万字くらいで終わらせるつもりで、レイガンがラスボスの予定だった。
ただリアの掘り下げを行うためのキャラが存在せず、「キャラが薄くなっちゃうなー」と考えていたところで「それ用のヤツを作るか」と軽い気持ちでレギオン誕生。
また、ナイギ側でもボス格が少ないと思ったためジンとホロウ追加。ただ、この行動のせいでホロウ周り設定が必要になり話が長くなってしまった。
□ □ □
《反省点》
【シエ、死ぬ死ぬ詐欺】
シエが何度も死にかけつつもなんだかんだ生き残っていたので、読んでいただいてる方々からすれば、「どうせ死なへんのやろ」などと思ったかと思います。
ただシエに関して(特に二章、ヨナギに聖槍を返す時)は、書いていてもいつの間にか死んでいた感が強く、シエならこう行動するだろうと勢いで書ききった後、「いやぁなんかいい感じに書けたなー」などと考えつつ寝ようとしたとき。ふと、「あれ? シエ死んでないか?」ということに気付きました。
一応弁明させていただきますと別にシエを殺したいわけではなく、一章(ユーリ戦)においては世界のループを説明する必要があったため氷漬けになったわけですが、二章は本当に気が付いたら死んでいました。
ただ、復活させた理由としてはレイガン戦後、ヨナギがもう立ち直れなさそうだなと判断したためです。(あの時点でようやくヨナギのシエに対する感情の重さを認識した)
個人的には創作物に置いて完全に死んだ人間が復活する展開は、死者への冒涜になるんじゃないかと思ってしまい、あんまりやりたくないという思いがあったりなかったりします。
でもまあ、最終的にはワチャワチャしてるので結果的に良かったんじゃないですかね。
【主人公暗くない?】
ヨナギは罪悪感の塊が生きてるような奴なのでそうなるのも仕方ないのかなと思ってます。アイツの本音が見えたのがホロウくんとのステゴロシーンなので、それまではずっと抱え込んでたんだと思います。
ただリアとあやねに関してはそのことを理解していたからこそ、めちゃくちゃ構いに行く場面に繋がってたんじゃないかなと思います。
この考えに至った時は、作中のキャラはキャラで考えて行動してるんじゃないかなと思う瞬間でした。
□ □ □
《本編に出てこなかった設定》
【ラゥルトナー食糧問題】
自我のなかった頃のあやねが工面してました。ラゥルトナー的には『総界の巫女』を守ることで自分たちの食料含む物資を恒久的に生み出していたわけです。
崩界、ナイギと分け与えるかということに関しては、ラゥルトナー側が差別意識を持っていた(ホロウの影響あり)ので弾圧方向に舵を切っていたため、選択としてはありえないものでした。
【過去におけるラゥルトナー対ナイギ】
基本的にラゥルトナーの圧勝。ナイギについては呪いのせいで能力に制限がかかるため、まず戦闘にならなかった。
ならなぜラゥルトナー殲滅が成功したかとすると、レイガンが裏で行動していたためです。(ほとんどのラゥルトナーは呪いの影響の薄い墜天子のレイガンが殺してた)
おかげで戦線壊滅、慈悲なく非戦闘民も殺害されたためそのまま一気に敗北。呪いの影響で圧勝しかしてこなかったため、反撃には対処できなかった。情けねえ。
《続編とかなんとか》
基本的に続きを書くつもりはなく、現状は本編で完結のつもり。
一応設定的には大ボスを出せないことはないものの、書こうと思うと『劇場版・四方総界縁起』みたいなノリになってしまう気がしている。
また、書こうかと思ってる話が現状三つあるので、最速でもそれが終わってから。
そのため書き始めても何年か後、他に書くものが尽きたら書くかも。(ほかに書くもの無くなったら~、というのがもう一つあるのでその時の気分で書く方を決める)
四方総界縁起はこれで完結ですが、一カ月くらい後?(予定)に新作投稿すると思うので、よければまた来ていただけると幸いです。
ただ一部書き直す部分があるので、もしかしたらもうちょっと伸びるかもしれません。
では、これまでありがとうございました。




