表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/7

●機動戦士クロスボーンガンダム:ディビニダド

 紅蓮の炎に焼かれる地球が見てェ~ッ!


 そんな目的で作られた超大型機”ディビニダド”のお話です。登場作品は”機動戦士クロスボーン・ガンダム”。


 クロスボーンガンダムのストーリーを簡単に解説しますと「地球を侵略しようとしている”木星帝国”を止めるため、宇宙海賊が頑張るお話」です。舞台となるのは宇宙世紀0133年。”閃光のハサウェイ”の30年後くらいですね。


 宇宙世紀における”木星”は資源的にめっちゃ重要な惑星です。MSの燃料が採れる惑星なので。木星が機能停止したらガンダムだって動けなくなっちゃうんですよ。


 なので人類は木星に人を送って開拓することにしました。この時に尽力した木星開拓者のリーダーが”クラックス・ドゥガチ”さんです。


 ドゥガチさんが木星に行ったのはクロスボーンガンダムの時代から70年ほど前。ファーストガンダムの”一年戦争”が始まる前から木星開拓を頑張っていたんですね。宇宙世紀のNHK、ドゥガチさん主役の大河ドラマ作れるよ。


 ところで、宇宙世紀の全編に渡って登場する悪の組織こと”地球連邦”、ドゥガチさんが木星に行ったころにはもういつもどおりだったようです。「クソ辺境いなかの開拓に出す金はないぜェ~ッ」ということで、木星には人だけ送ってあとは放置。ろくな援助もしませんでした。


 それでもドゥガチさんは仲間と一緒に頑張ります。何十年もかけて木星をギリギリ人が住める環境に変え、国家と呼べるだけの社会を構築しました。すごいね。


 で、木星の環境が整ってくるとその経済価値も大きくなってきます。金と権力にはNTニュータイプ並に反応が素早い地球連邦政府、ここで木星帝国総統のドゥガチさんに政略結婚を申し込みました。


 「地球の名家のお嬢さんを嫁にあげるよ! これでキミも地球連邦政府のファミリーだ! だから木星関連の権益アマイシルを我々にもすすらせてね」ってことですね。


 木星開拓の一番つらい時期にはなんの援助もせず、経済的においしくなってきたら100歳近い老人に80歳年下の嫁を送りつけてご機嫌を取ろうとする連邦のやり方にドゥガチさんのブチギレポイント+1。


 さらに、ドゥガチさんの妻になった地球のいいトコのお嬢さん、めっちゃいい人だったんです。


 木星の人たちは過酷な環境で暮らしているので精神的に余裕がありません。一方、資源豊かな地球で健やかに育った嫁さんは心にゆとりある良妻イイオンナ


 嫁さんがいい人であるほど、ドゥガチさんは地球育ちと木星育ちの”差”を見せつけられるような気持ちになってしまうのです。嫁が性格最悪の地球産クソ貴族みたいな女だったらまだマシだった(ドゥガチ談)。


 いつしかドゥガチさんは、こんなに素晴らしい嫁さんと地球連邦政府を生みだした地球という星そのものを憎むようになってしまいました。地球焼きてぇ~ッ!


 というわけで憎悪をこじらせたドゥガチさんが作らせたのが、件の超大型機動兵器”ディビニダド”です。


 ディビニダド最大の特徴は武装でしょう。


1.すごいビーム砲←うん。

2.でっかい爪←うん。

3.本体から離れて敵を攻撃してくれる自律機動砲台ファンネル←いいじゃん。


4.核 ミ サ イ ル た く さ ん ←!?


 そう、ディビニダドの巨体には1発だけでも広範囲を焼き尽くし深刻な環境汚染を残す核ミサイルが何十発も積め込まれているのです! この核ミサイルを地球に全弾発射して滅ぼしちゃおってコンセプトの機体なんですね! こわいよ~。


 しかもディビニダドは複数機存在しています。1機だけでも地球に致命的なダメージを与えられる機体がなんと8機! ドゥガチさんはこの8機に自分自身と自分の複製クローンを乗り込ませ、自らの手で地球を焼くべく最終決戦に出撃するのです! こわいよ~。


 実を言えばこの地球滅ぼし計画、めちゃくちゃ効率が悪いです。宇宙世紀なら隕石落としとかコロニー落としとか地球を滅ぼせそうな手段はたくさんあります。


 100歳近い御老体のドゥガチさん自ら核攻撃用の機体で出撃せずとも、部下に命じて適当な隕石かコロニー落とせば滅ぼせるんじゃないかな、地球。


 それでもドゥガチさんは自分の手で地球焼きすることにこだわりました。やっぱ職人みずからの手で焼いた地球を包む紅蓮の炎がいちばん綺麗ですからね。パイロットとしては厳しいおじいちゃんの操縦でも地球到達できるよう火力と装甲、それと核ミサイルをガン積みしたら、そりゃあ巨体になろうというもの。


 ディビニダドの巨体は絶対に自分の手で地球を滅ぼしたいというドゥガチさんの執念と憎悪が形になったものなんです。そういうの、嫌いじゃないよ。


 ちなみに、宇宙世紀0133年の地球連邦は相変わらずなので、この地球滅ぼし計画にギリギリの状況になるまで気が付きませんでした。貴重なごく一部の有能部隊は頑張ってるんですけどね……。


 なので頼りにならない地球連邦に代わり、ドゥガチさんの企みを察知した有志が”宇宙海賊”として木星帝国と戦うのがクロスボーン・ガンダムのストーリーなのです。主人公が宇宙海賊ってポジションなのにはそういう理由があるんですね。というわけで読もうね、クロボン。あと閃ハサアニメ化したならクロボンもはよアニメ化しよ♥


 いずれ劇場で動くフルクロスが見れる日を心待ちにしつつ、今回はここまで。読んでくださりありがとうございました。

あんたがどう思っていようと……俺の方は宣伝をやってるつもりなどない! というわけでいつもの宣伝です。女の子がVRのロボゲーでバトルとかする話です。よければ見てね♥(雑宣伝


https://ncode.syosetu.com/n6311hb/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ