●機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ:ペーネロペー(前編)
アニメ化しろって20年くらい言ってたら本当にアニメ化したやつ。あなたの閃ハサ初体験はどこから? 私はGジェネFから。
2021年7月現在大ヒット上映中、劇場アニメ”機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ”、見ようね!
ということでいま話題の”閃ハサ”から今回の超大型機”ペーネロペー”の登場です。”超”がつくほど大型か? と言われるとちょっと悩むサイズ感ですが。
ペーネロペーについてお話する前に、まずガンダムシリーズの歴史とMSサイズの変化について語らねばなりません。
ご存知の通り、ガンダムシリーズは”宇宙世紀”と呼ばれる未来の時代を舞台としたお話です。正確にはアナザー作品とかいろいろあるのですが、今回は”ガンダムシリーズの舞台は宇宙世紀”ということで説明させてください。ぜんぶ詳しく語ろうとすると何万文字かかるかわからんので!
ではまず記念すべき最初のガンダム、いわゆる”ファーストガンダム”から。
ファーストガンダムの舞台となったのは宇宙世紀0079年。腐敗した悪の組織”地球連邦軍”と、人類の半数を死に追いやるほどの戦争を始めた悪の組織”ジオン公国”が戦った”一年戦争”のお話です。いちばん有名なやつですね。
一年戦争で兵器デビューしたMS。この頃は全高18メートルほどでした。初代ガンダムも18メートルです。
時は流れて宇宙世紀0087年。一年戦争での勝利後、変わらず腐敗しっぱなしな地球連邦軍の内輪もめ”グリプス戦役”が始まりました。”Zガンダム”のお話です。
ファーストからZガンダムまでの年月で、MSはめっちゃ進化しました。変形できる機体が登場するなど、技術が進んで色々なことができるようになったのです。
けれど多機能高性能を求めた結果、MSのサイズは大型化。この時代では20メートルオーバーの大型MSがどんどん登場します。参考までにZガンダムの全高は19.85メートルで……まあほぼ20メートル?
続く宇宙世紀0088年、内輪もめで地球連邦軍がズタボロになったところに、ジオン残党組織”アクシズ”が戦争を仕掛けてきました。
”ZZガンダム”の主人公ことジュドーさんはスラムのガキからガンダムパイロットとなり、頼りにならねぇ大多数の連邦軍に代わりジオン残党と戦います。”第一次ネオ・ジオン抗争”と呼ばれる戦いです。
MSのサイズはグリプス戦役に引き続きデカく、そして高火力重装甲になっていきます。クインマンサなんて全高40メートルだぞ40メートル。Zガンダムの2倍だぞ2倍! こいつが分類的にMAじゃなくてMSなのちょっと納得いきませんね。ちなみにZZガンダムの全高は23.14メートル。高さは勿論、横幅もZガンダムより太くなっています。どすこい。
その後、第一次ネオ・ジオン抗争にスラムのガキのおかげで勝利した地球連邦はやっぱり腐敗していました。それにブチギレた赤いヤツが宿敵との決着をつけるついでに地球に隕石落として地球連邦を粛清しようとした”第二次ネオ・ジオン抗争”が宇宙世紀0093年の出来事。”逆襲のシャア”です。
MSのサイズはZZの時代とほぼ変わらず。大型化も落ち着いてきたようです。アムロさん最後の乗機・νガンダムは全高23メートルだとか。ZZとほぼ同じだけど横幅がスマートでちょっぴり小型化してるような?
さて、逆襲のシャアにおいてνガンダムは人の心を繋いで奇跡を起こします。敵も味方も関係なく地球を守るため隕石を押し返すシーン、素晴らしかったですね。
そんな人類の未来を信じたくなるような奇跡を目の当たりにして、地球連邦軍は当然の権利のように腐敗していました。
おまけに、連邦にMSを売りつけているアナハイムとかいう兵器メーカーは件の奇跡を起こした技術でやべーMSを作る始末。アナハイムが倒産してれば宇宙世紀もっと平和だったと思うよ。
で、そのやべーMSには地球連邦の特大スキャンダルに通じるシステムが組み込まれていました。
連邦としてはそんなMSを放置しておけませんし、ジオン残党からしたら政治的に連邦を吹っ飛ばせる情報を是非とも手に入れたい。というわけで件のやべーMS”ユニコーガンダム”を巡っての争いがはじまります。宇宙世紀0096年、”ラプラス事変”でございます。
この頃からMSはちょっとずつ小さくなり始めます。ユニコーンガンダムは全高19.7メートル~全高21.7メートル。変形すると背の高さが変わるのですこの子。
ともかくもう大型化は終わりだ! これからは小型化しつつ高性能化の時代だぜ! と言ったところで1話2000字程度に収めたいので後編に続きます。色々と省略して話しても2000字必要になるとは。
スゴイね♥ ガンダムシリーズの歴史。




