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Bloody Bullet School ブラッディ ブレット スクール

作者: キラメス

俺は名前は「坂田浩二」 彼女いない歴18年の草食系男子だ

ウチは貧乏で夏休みの間にデリバリーサービスの仕事をしていた為

遊ぶ暇もないまま夏休みが終わってしまった、今日も童貞は卒業できなかった…


そんな憂鬱な気持ちのまま2学期を迎え、俺たちのクラスは席替えした

隣の席はなんとクラスで一番の美少女、紗耶香ちゃんだ

そんなちょっとした幸運に浸りながら、2学期の日常が過ぎていったある日


ドダタタタタタ!!


突然廊下が騒がしくなり悲鳴が聞こえた。


何事かと思っていると思いきり教室のドアが開いた。


「我々はテロリストだ!この学校は我々が占拠した!お前らは人質としておとなしくしてもらう。騒いだりしたら容赦なく殺す」


迷彩服にゴーグル、機関銃を持った男達がドタドタと教室に入ってきた。


「な、なんだおまえら…!」


「うるさい!黙れ!」


機関銃の激しい音とともに先生は蜂の巣になった。


確認しなくてもすでに絶命してるだろう。


隣の紗耶香ちゃんが怯えている。


くそっ、こいつら許さない。


俺は自分の席から勢いつけて飛び出しテロリストへと痛烈な蹴りを浴びせ機関銃を奪った。

すぐさま機関銃を構えテロリスト達へと向けて発射。

反撃する隙をあたえず教室に入ってきたテロリストを一掃した。


「おい!男子ども!早く死んだこいつらから銃を奪って構えろ!銃声を聞き付けて他のテロリストが来るぞ!」


俺の声で男子数名が銃をかまえた。


俺 ひけ…壁なんて機関銃の弾は貫通するから…いまだ!」


俺の合図で一斉に弾が発射される。


近付いてきたテロリストは一気に地面へと倒れ伏した。


「次は階段横で待機だ!上の階や下の階からきたテロリストをヤル」


銃を持ってる男子を引き連れ階段横で息をひそめる。


「俺が囮になってテロリストの前に姿を見せる。油断してるテロリストをうて」


階段からテロリストの足音が近付いくると俺は手をあげた状態でテロリストの前に姿を見せた。


「少しでも怪しい動作をしたら殺すぞ!」


テロリストがそう叫びながら俺に近付く。


「うて!」


俺の合図とともにクラスメート達が機関銃を放った。


完全に油断をしていたテロリストは呆気なく絶命した。


「これで全員か…?」


「いや、まだだな」


クラスメートの質問にそう答えると俺は倒れているテロリストから無線機を取り出した。


「全員に告ぐ。緊急事態だ。至急屋上まで応援を頼む」


無線機に向けて言葉を発した。


「了解した。すぐに向かう」


無線機から返事が来る。


「よし、あとは残りのテロリストが屋上に行くのを確認して閉じ込める」


屋上へつながる階段を覗いていると数人のテロリストがあたりを警戒しながら階段をあがっている。


「よし、これで全員っぽいな」


俺はそうつぶやくとまた通信機を取り出した。


「他のテロリストは我々が皆始末した。残りは屋上にいるお前らだけだ。すでに階段下で銃をかまえて待機している。屋上から武器をすべて捨て降伏すれば命だけは助けてやろう」


窓から屋上を眺めるとテロリスト達は皆武器を捨てゴーグルを取り上着とズボンを脱いで両手をあげた。


「これでもう大丈夫だな」


俺がそうつぶやくとクラスメート達から歓声があがった。


クラスメート 「お前がこんなにすごいやつだったとは! お前がクラスメートで本当によかった!」


「皆が無事で本当によかったよ」


軽く笑いながらそう答える俺に一人の女の子が近付いた。


俺が好意をよせている紗耶香であった。


「助けてくれてありがとう…すごくかっこよかったよ…前からあなたのことが好きでした。私をあなたのお嫁さんにしてください」


「ありがとう…俺もおまえのことが気になってたんだ。一生おまえを幸せにするからな」


一斉に祝福の声が浴びせられる。


「キース!キース!キース!」


突然のキスコールが沸き起こる。


「おいおい、みんな恥ずかしいじゃないか…やめてくれよ、ハハハ」


「んっ…私は心の準備できてるよ…」


「紗耶香ちゃん…じゃあ…いくよ…」


俺は紗耶香を優しく抱き寄せ、クラスメートの歓声に包まれながらキスをした


甘く柔らかく温かい彼女の唇を感じながら俺は思う

このテロの連中は近年世間を賑わせている巨大な組織だ。

俺は今後、多くの敵に命を狙われる事になるだろう…


しかし不思議だ、怖くない、何故だ?


しばらくして唇が離れた直後

紗耶香は照れくさそうに頬を赤く染めながら眩しい笑顔で微笑んだ。


そうか…俺が最初に突撃したときから、既に答えは出ていたんだ


俺は守りたい  守りたいんだ!


彼女を守る為だと思うだけで俺は何も恐れない


これから先、どんな強大な敵が現れようと、二人の愛の力にはかなわないだろう


                 END

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