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宝箱と 恋の再出発

「フィラリエラ殿!どうして ここに・・・」


ーおんや 兄ちゃん、なにを そんなに 驚いているんだい?

 ふ~ん、さては おれっちの 悪口でも いっていたのかい?


「そ、そんなわけあるか!!俺は ただ」


「いい加減にしろ!」


赤髪の美丈夫と へたれ友人の やり取りを 制したのは、春の精霊の 守護者だった。


「何も尋ねないうちから うだうだ悩むなど 小心者にもほどってもんがあるだろうが。

 好きなら好きで 想いを告げてみろ。

 それからのことは その時 心配すりゃあいいじゃねえか!」


ーヒューヒュー、いいこと言うじゃねえか 兄ちゃん2(ツー)。

 けど おまえさんの 考えなしの行動のおかげで 俺っちたちの計画が 大きく

 変わっちまったのも 事実なんだぜ。


「・・・・・・・」



そう、その通りだ。

俺が 後先考えずに行動したから、闇を滅する計画に 大きな誤算が生じ 結果 俺は

大切な女性ひと)の記憶を 失ってしまった。


ーだけど そのおかげで ティーナが 重い腰を あげてくれたんだけどな。


「ティーナ?誰だ それは?」



「フィーの 永遠の 想いびとだわさ♡」


「「え!!」」


俺と奴が 声のしたほうを振り返ると、サイフェリアローズ姫が できたての料理を

のった盆を抱え 立っていた。


「月の精霊アルテイナ様のこと。

 とっくの昔に 振られたのに、いまだに想い続けているんだよねー(^∇^)」

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