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0-1:空への序章ー始まりー

プロローグ

全ての始まり。

それは世界を巻き込む大きな戦争を端に発していた。


第一次世界戦争。

第二次世界戦争。


その二度の、世界を巻き込む戦争を経験してなお、人類は争う事を止める事が出来ず、結果、第三次世界戦争を起こしてしまった。


僅か一週間。その期間にこの戦争の結末によって多くの人が戦争の犠牲になった。

そしてそれは人間だけでなく、もっと大きなものに被害を及ぼしていた。

戦争に使用された戦争兵器の影響によって、人々の暮らしてきた大地は汚染し穢れ、もはや戦争によって人口が減った人間の暮せる環境ではなかった。


戦争後、生き残った人々はこの現状に悩み考えた。

国家を問わずに人間達は知恵を結集させた。

どうしたらこの未来(さき)も人が生きていけるか…と。


そして残された人間達は”とある計画”を決めたのだ。

それは戦争の爪後、つまり兵器による穢れの軽微の大地を、今持てる科学の随意を結集し、残された大地を汚染のない空に浮かばせようと計画したのだ。


研究者達は寝る間も惜しまずこの計画実現のために力を合わせ研究に打ち込んだ。

そしてその2年後、研究者達は大地を空に浮かばせる装置の開発に成功した。

開発に成功した装置は全部で12個。

この計画の成功を信じ待っていた人々は装置の完成に喜び、即起動させることを望んだ。

それだけ汚染被害がある大地での暮しは難しいと言えたのだ。

それでも研究の成功を2年間信じ人々は希望を胸に暮らし待っていた。


そして――人々の希望と言える浮遊装置は比較的汚染の少ない12の土地を対象に起動させ、正常に稼働した。

もちろんこの成功に人々は歓喜と安堵を得るに至った。


そして人々は残された12の地を住処とし暮し始めることになった。

こうして人類は大地を離れ、空に浮かぶ島『浮遊島』での生活を始めた。

もちろんすべてがうまくはいかない。

それは当然だろう。今まで体験した事もない空に浮かぶ島での暮らしなのだから。

だが人々は装置を造り出した研究者を中心に協力しあい、次第に人々は空島での暮らしに順応していった。


――そんなある日だった。

――【ソレ】は突然人々の前に姿を現した。


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