表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/96

6-12 探索、開始!




 ゾンビ退治という名の遠足が始まってしばらく。オレたちは例の32階に来ていた。


「相変わらず不気味なとこだなあ……」


「やだ、やめてよ……」


 辺りは暗く、細い木々が道の両側に生い茂っている。いや、葉っぱがあんまないけどこういうのも生い茂るって言うのか? そして濃い霧。うう、マジでこの前のを思い出すぜ……。オレ、早くこのフロア抜けたいんだけど。


「でも、ゾンビってどのくらいいるんだろうな」


「目撃者も多いみたいですしね」


「ゾロゾロ出てきたらヤだよなあ」


「だからやめてよ、キモいじゃん」


「正直さ、少しずつ出てきて先頭の連中が全部片付けてくれればラクでいいのにな」


「ああ、いいねえ」


 大抵こういう事言うと怒られるんだが、今回に限ってはリアもオレに強く同意する。


「しっかしアイツら、マジでクサかったよな。あれはもはやブレス攻撃だろ」


「うんうん、あれはキツかったよ」


「鼻栓、いつでも取り出せるようにしないとですね」


 まったくだ。てか鼻栓、地味に生命線じゃね? あんなの嗅ぎながら戦うなんてどう考えてもムリだろ。




 32階はゾンビの目撃情報が多い事もあって、かなり念入りに調べていく。いや、ホント気が滅入るわ……。しっかし全然見つからないな。


「いないねー」


「これだけいると、ビビって出てこないのかもな」


「ゾンビさんにも恐怖ってあるんでしょうかね」


「うーん、どうなんだろ?」


「でもアイツら、脳ミソも腐ってんだろ?」


「だからやめてよぁ、そういう事言うのー」


 すっげえイヤそうに、リアが顔を歪める。てかオレよくわからんけど、あんだけ腐ってたらヤバい菌とかも撒き散らされてそうだよな。そこん所どうなんだ?


「なあ、ゾンビって病原菌みたいなのは大丈夫なのか?」


「はい、僧兵さんがいますから。何かあれば治してくれますよ」


 おお、僧兵ってそんなにオールマイティなのか。それじゃ医者の立場なくね? てか教会が病院みたいなモンなのかね。



 そんな調子でずい分長い事32階を調べたが、結局ゾンビは見つからなかった。出発前に説明あったけど、仮に一匹も見つからなくても300リルはもらえるんだろ? 逆に一匹でも出たら1000リルってんだから、国のクエストってのは太っ腹だな。もっともこういうクエストってのは、目立てば国の仕事を取りやすくなるそうだから意外とみんなよく働くらしいが。まあ実際、ゾンビ以外のモンスターとはちょくちょく出くわしてるしな。オレたちは別に国の仕事には大して興味ないから、ゾンビがちょこっと出て先頭がさっさと退治しちゃうってのが理想だわ。



 33階を探索した後、昼食タイムとなる。なんて言うか、ホント遠足だな……。今日の弁当はリアがパンにサラダ、ステラがマッシュポテトや干し肉とかのサンドイッチか。いや、こういうお昼も悪くないわ。このまま無事に終われば言う事なしだな。それにしても、やっぱこうして女の子に囲まれてお昼ってのは嬉しいわ……。




どうやら32階にはいない様子。

そうなるとやはり、35階にいるんでしょうか。

リアちゃんのメンタル、大丈夫かな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ