表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/96

6-7  ステラさん、昔はいろいろあったらしい




 ガラの悪い金髪刈り込み野郎にからまれてしまったステラ。野郎が去るや、リアが怒りの声を上げる。


「もー、なんなのさアイツ! マジでムカつくー!」


「す、すみません……」


「なんでステラが謝るのさ! アイツ、知り合いなの?」


 リアの剣幕に、ステラが申し訳なさそうに説明する。


「あの人、ガストンさんは中央ギルドのプレイヤーで、度々ああやってお誘いを受けてたんです」


「お誘いって、まさか、よ、夜の誘いってヤツ!?」


「え、ええ、それもありましたけど……」


「なあにぃぃぃっ!?」


 オレとリアは思わず絶叫してしまった。周りの人が何事かとこちらを振り向く。


「あ、いえ、もちろん断ってますよ?」


「そ、そうだよね」


「野郎、ぶっ殺す……」


 しかし、やっぱステラに声かけるヤツもいたんだな。それがあの最低クソ野郎だとは……。ステラもホイホイくっついていかなくてよかったぜ。


「あのさ、ああいうヤツに、その、襲われたりって事はなかったの?」


「はい、ガストンさんには一度襲われた事があるんですけど……」


「ええええっ!?」


「殺す! 絶対殺す!」


 てかありえねーだろ! そういう事ホントに実行に移すバカがいんのかよ! 許されねーよ!


「さすがにこれはと思って応戦したら、倒れたまま動かなくなって……」


「ああ……」


「なるほど……」


 返り討ちでフルボッコか……。だからステラ、アンタどんだけ強いんだよ。


「あれ以来、私への風当たりが強くなったんです」


「ま、自業自得だね」


「ざっまあああぁぁぁあ!」


 へっ、凄んでおいてそのザマなのかよ! おとといきやがれ!


「弱えぇクセに強ぶってんじゃねーぞ、この口先野郎!」


「ま、ルイも似たようなモンだけどね」


「おい! なんでそこでオレが出てくるんだよ!」


 ふふっ、とステラが微笑む。よかった、少しは気が紛れたか? さて、オレらがヒートアップしてる間に人も集まってきたな。やっぱウチのギルドのヤツが多い気がするわ。お、あれは今朝の弓兵のお姉ちゃんの所のパーティーか。




「えー、諸君、静粛にー」


 しばらくして、クエストのまとめ役らしき人物が前に出る。周りを見れば、係の人かなんかがパーティーの出欠を取っていた。なんか学校や学生とかのイベントみたいなノリだな……。


「それでは、内務省・教会共催、ゾンビ討伐クエストの開会式を始めたいと思います」


 てか開会式あんのかよ! 完全に学校行事じゃねーか!




……ステラさんを押し倒すのは、ちょっと難しそうですね。

まあ何と言いますか、返り討ちと聞いて溜飲が下がる思いです。


ていうか、何だよ開会式って(笑)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ