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6-2  十日後は何の日?




 酒が来てテンションが上がるリア。さっそく乾杯の音頭をとる。


「それじゃー皆さん、お疲れさまー!」


 この店のグラスはちゃんとガラスなんだな。がちゃんて音が懐かしいぜ。っておいおい、一杯目から調子乗って飲むなって。あーあ、イッキだよ。飲みきれなくて三分の一くらい残ってるけど。


「ぷはーっ、生きてるって気がするよねぇ」


 お前まだそんなに生きてないだろ……。オレも果汁入りの酒を口にする。ステラは……いつの間にか空いてるよ。ホント、この前も思ったけどスルスルと飲むよなあ……。


「次回はゾンビ退治か」


「ちょっと、ヤな事思い出させないでよ」


 露骨にリアが眉をひそめる。


「総勢五十名規模のクエストになるそうですね」


「自由連盟からは参加者少ないみたいだけどね」


「五十人ってすごいな」


 そんな大人数のクエストとか、さすがに『デモグラ』でもやった事ないわ。てかあのゲーム、そこまで人集まらなくても進められるからこそ一部で人気だったんだよな。


「そういやAランクの何とかってのは、有名なヤツなのか?」


 今回のクエストに参加するという高位プレイヤーについて聞いてみる。


「ギュスターヴさんは、王国調査隊の副隊長を務めている凄腕の剣士ですよ」


「マジかよ? 調査隊って、確か凄いエリートなんだよな」


「そりゃそうだよ、ダンジョンの最深部を探索できるレベルの人ばっか集まってんだから」


「そんなヤツがいるなら安心だな」


「Bランクの方も三名いましたしね」


 ゾンビも大して強くないって言ってたし、なんだ、次回は楽勝そうだな。てかオレの歌って、五十人いても全員に効果あるのかね?



 そんな話をしていると、注文していた鳥の串焼きがやって来た。


「来たあぁぁぁぁあっ!」


 コイツ、どんだけ盛り上がってんだよ。でも確かにうまそうだな……。待ちきれないって様子で、リアが串に手を伸ばす。どれ、オレも一つ……。


「うまいっ!」


「ウメえ!」


 ヤベえ、ウマすぎだろコレ! 仕事上がりの焼き鳥ってこんなにウマかったのか! 脂のノリもヤベえ! これでコショウ効いてれば完璧だったわ!


「そうそう」


 串焼き片手に、リアが思い出したかのように言う。


「ルイの誕生日って、あと十日くらいじゃん」


「あ、そうなの?」


「そうなのって、自分の誕生日忘れてどうすんのさ」


 いや、それはだってほら、オレは中の人だからさ。


「だからさ、みんなで誕生日祝いやろうよ」


「あ、いいですね!」


 ステラもノリノリで食いつく。コイツら、また女子会やりたいだけじゃないのか……?


「まあ、オレは別にいいぜ」


「はぁ? 逆でしょ、美女二人が祝ってあげるって言ってんだから、ありがとうございますって感謝するべき所じゃん」


 ずい分と恩着せがましいなオイ!


「私も、迷惑でなければお祝いしたいんですけど……」


「あ、もちろんオッケーだぜ? ステラに祝ってもらえるなんて、オレ楽しみだよ」


「えー何ー、その態度の違いー」


 ブーっとリアがオレをにらみつける。


「いや、わかってるって。ありがたいから。じゃあ十日後? よろしくな」


「そう来なくっちゃ! それじゃ決まりね!」


「お店はモンベールですか?」


「もっちろん! クエストでがっつり稼いだ後だしね」


 そんな感じで盛り上がる女性陣。しっかしアンタら、パーティーとかホント好きだよな……。


 その後も酒を追加し、結局遅くまで盛り上がったオレたち。若さだな……。ま、今回はリアがつぶれなくてよかったわ。




最近、私は重大なミスに気がついてしまいました。

物語もクライマックスを迎えているというのに……まだ書いてなかったんです。

何を、って?







――ラッキースケベを!


何てこったあぁぁぁぁあ! ありえない! マジ、ありえない!


というわけで、もしかしたら追加するかもしれないし、しないかもしれません。

とりあえずは、ステラさんのビキニアーマーでお楽しみください(笑)。

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