5-2 アンジェラさん、驚愕
ステラを男どものスケベな視線から救い出し、ギルドへと入ったオレたち。まあやっぱり中に入っても、他の連中がこっちをジロジロ見てくる。主に男が。
「ステラ、本当にゴメンね……」
心底申し訳なさそうに謝るリア。
「いえ、本当に大丈夫ですから……」
そう言えば、ギルドの連中のほとんどはステラを初めて見るんだもんな……。こんな牛チチ金髪ツインテビキニアーマーが入り口で立ってれば、そりゃみんな見るよな普通。前のギルドではぼっちだったって聞いてたから、ちょっと油断したわ……。
いつものように、受付のアンジェラの所へ向かう。
「あら、いらっしゃい……?」
赤毛の美女がオレたちに手を振る。その目がステラを捉えると、笑顔のまましばし凍り付いてしまった。
「こんにちはーって、アンジェラ?」
「あ、ご、ごめんなさい……。その、ステラちゃんの格好が、つい……」
やや戸惑ったかのような表情で、アンジェラが笑う。ああ、そういやこの前紹介した時は、ステラはセーターだったっけか。にしても、この人のこういう表情初めて見るな……。
「あの、すみません……」
「ああ、いえ、ステラちゃんが気にする事はないのよ? 妙なリアクションしちゃってごめんなさいね?」
今度は明らかにうろたえた様子で、ステラに謝るアンジェラ。この人でも、うろたえたりする事あるのね。
「そ、それで、今日のクエストなんだけど」
「え、ええ、そうだったわね」
やや強引にリアが話を変える。こりゃアンジェラも、このノリに慣れるまで時間かかるかもな。
「今回は32階のクエストだから、31階行きのゲートを使うといいわ」
「ああ、今日は先に21階に行くんだー」
「あら、そうなの?」
「余裕もできたから、いろいろ実験しようかと思ってね」
「なるほどね。新しいパーティーの連携なんかも確かめておくといいわよ」
「さっすがアンジェラ、いい事言うね」
ホント優秀だよな、この人。
「例の件、ちゃんと準備はしてきたかしら?」
「それならホラ、バッチリ」
リアが懐から聖水を一つ取り出す。
「ちゃんと三本買ってきたよー」
「なら大丈夫ね。初めてのCランク向けダンジョンだから、十分気をつけるのよ?」
「平気平気ー。ステラも加わった事だし」
「それもそうね。それじゃがんばってね」
笑顔でオレたちを送り出すアンジェラ。ん、なんか目がステラの胸元にいってるような気がするんだが……。そういやこの人、胸は結構控えめなんだよな。さっき固まってたのは、実はそこにショック受けてたのか……?
アンジェラさん、女子会(?)の日にすでに一度ステラさんと会ってはいるのですが。
セーターとビキニアーマーとでは、やはりインパクトが違うのでしょうか。
個人的にはセーターもかなり強調される服だと思うんですけどね。




