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4-19 女の子のキモチって、わかんないよね




「さーて、じゃあ今日はこの辺でお開きにしましょうか」


 ギルドから出て、リアが軽く伸びをする。


「次は三日後だね」


「聖水はどうするんだ?」


「あ、それは私が用意するね」


「ありがとうございます」


 聖水って、やっぱ教会で売ってるのかね。てか、やっぱ金取るのかね。


「それでは、私はこちらですので……」


「あ、そっか」


 ステラが丁寧に頭を下げる。


「今日は、本当にいろいろとありがとうございました」


「いやいや、このくらいの事。ステラは楽しんでくれた?」


「はい! とっても楽しかったです!」


「そうか、オレらもステラに楽しんでもらえて嬉しいぜ」


「え、その、そんな……」


 また顔を赤くしてうつむくステラ。ホント内気なコだな。通りでぼっちだったわけだわ。ん? なんかリアがオレをジト目で見てんだけど……。


「何が嬉しいよ。そりゃルイはこんなにかわいいコに一日中囲まれてたんだから楽しいに決まってんじゃん」


「あーハイハイ、リアもとってもかわいいデスヨー」


  棒読みでテキトーに返事する。その時、オレの脇腹に凄まじい衝撃が……。


「痛ってぇぇぇぇええ!?」


「……バカ」


 ちょっ、バカはオマエだよ! 脇腹殴んなとあれほど……。いやムリ、ムリ! 死ぬ!


「あの、ルイさん、大丈夫ですか……」


 とっても心配そうにオレを気遣うステラ。天使、天使がここにいる。いや、これはもはや女神だ……。ここで醜態を見せるわけにはいかない。


「だ、だい……ヒッ、じょお……オエェ、ぶぅ……おおぉ……」


 ムリ。もうダメ。助けて……。


「もー、ルイったら大げさなんだからー」


 大げさでもなんでもねえよ! オマエの力で殴られたら誰だってこうなるわ! てかそのバカ力、オマエホントに盗賊か!?


「あ、心配しないでね。いつもの事だから。それじゃステラ、またギルドでね」


「はい……ルイさんもお大事に」


「お、おうふ……。ま、またな……」


 心配そうに何度も振り返りながら、ステラが帰っていく。ああ、ホントいいコだよ……。てか、オトナの包容力? 

 

 痛む脇腹を押さえつつ、オレは家路につくのであった。




というわけで、ルイ君の幸せな(?)一日もようやく終了。

どうぞお大事にね。

次回より新章スタート、物語もいよいよ動き出す……かも。

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