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4-18 さすがに腐ってるのはカンベンだよね




「そうそう、思い出したわ」


 帰ろうとするオレたちを呼び止めるアンジェラ。ん、どうかしたか?


「Cランク向けのダンジョンに行く時には、ちょっと注意してね」


「え? 何かあったの?」


 リアの問いに、アンジェラが話を続ける。


「最近、あの辺りにゾンビが出没するらしいのよ」


「ゾンビ?」


「そう。この頃ギルドにそういう報告が多いのよ。モンスターがゾンビ化してるみたいなんだけど、結構な数らしくて。中には二十匹くらいの群れを見かけたって人もいたそうだから、気をつけてね」


「へー。わかったよ、ありがと」


 さして気にも留めない様子のリア。ステラが怪訝な表情でつぶやく。


「そんなにたくさんのゾンビが出るなんて、不思議ですね……」


「やっぱ腐りかけなんだろ? キモいよなあ」


「ヤダやめてよ、想像しちゃったじゃない」


 リアが顔をしかめる。いや実際、ゾンビとか見た目はもちろんニオイもヤバそうだよな。屍臭っての? 腐敗臭とどう違うのかわからんけど。


「できれば聖水で装備を清めておく事をお薦めするわ。エンカウント率も下がるでしょうし」


「う~ん、そうだね……。私たちもそんなキモいのと戦いたくないもんね」


 想像がこたえたのか、リアもその案に賛同する。


「まあ貴方たちなら大丈夫でしょうけど、念のために、ね。それじゃ、しっかり準備しておいてね」


「うん、わかったよ、ありがとね」


「ステラちゃんも、今度ゆっくりお話ししましょ?」


「はい、よろしくお願いします」


 うん、ステラもアンジェラと仲良くなれそうだ。しかしアンジェラのコミュ力、マジでパネえな……。


 アンジェラに手を振り、オレたちはギルドを出た。ああ、思えばオレ人生でこんなに女の子に囲まれっぱなしな一日はなかったわ……。




いやホント、ゾンビの群れってホラー以外の何物でもないですよね。

それに引きかえ、ルイは女の子の群れに囲まれっぱなしの一日。

一生分の運を使い果たしましたね、きっと。


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