4-14 はたから見れば夫婦マンザイだよね
「ね、そろそろデザート頼まない?」
「あ、いいですね!」
リアの提案にステラが反応する。てかすごい嬉しそうだな、おい。
「ルイも頼みなよ、おいしいよ」
そうだな、そうするか。てかそもそもデザート食いたいって言ったのオレだし。女性陣はすでにメニューをのぞいている。
「あ、タルトおいしそー」
「本当ですね、あ、クッキーもあります」
「へえ、アップルパイもあるのか」
「あとはお茶も頼もっか。あ、すいませーん」
リアが片手を上げて店員を呼ぶ。やってきたお姉さんにそれぞれ注文し、再び雑談……作戦会議を続ける。
しばらくして、ステラが言いにくそうに口を開いた。ん、なんだ? 妙にそわそわして。トイレか?
「あ、あの……」
「ん? どしたの?」
「そのですね、あの……」
「気にしないで言えよ」
「お、お二人は……、その、お付き合い、してるんですか?」
「はぁ?」
思わず二人して声を上げる。どうしたんだ、急に?
「あっははは! ステラ、私とルイが、そんなはずないでしょ?」
爆笑してリアが答える。まあ知ってたよ、その反応は。しかしステラが言葉を続ける。
「でもルイさんとリアさん、見ていて息も合ってますしお似合いでしたから……」
「へっ!?」
なぜか真っ赤になるリア。
「ま、ままま、まっさかっ、私とコイツがお似合いなわけ、あるわけないでしょっ!?」
おい、その反応は予想してなかったぞ! なんでそんな慌ててろれつ回らなくなってんだよ!
「とっ、ととととにかく!」
動揺が収まらないまま、リアが言う。
「私とルイは付き合ってなんかいないから! わかった?」
「はい、わかりました……」
ステラが胸に手をあてる。ん? なんかホッとしてるように見えるのは気のせいか? オレの願望?
その後もガールズトークに華を咲かせながら、久しぶりの甘いおやつに舌鼓を打つ二人だった。え、オレ? 男は黙ってアップルパイさ。話についてけねえもん。
まあ男女が一緒にいたら、まずはそういう関係かどうかは気になりますよね。
むしろ、そういう関係だと思いますよね。
ていうか、作戦会議どうなった(笑)。




