4-10 ステラさん、結構稼いでたみたい
「そ、それじゃあ皆さんじゃんじゃん頼んでくださいね! ちゃんと100リル以上食べないとダメですよ!」
「お、ステラわかってきたね。それじゃあ私、砂糖とミルクもらっちゃおうかな?」
「それよりオレは食後のデザートがほしいね」
「あ、私もそっちにしようっと」
そういやこっちに来てから甘いモンって食ってないしな。ちょっと楽しみだ。
「で、これからの報酬の分け方なんだけど」
リアが切り出す。
「私としては、わかりやすく三等分がいいかなと思うんだけど」
「ステラはレベルが高いから、それじゃ足りないかと思ってよ」
オレたちの提案に、やや慌ててステラが答える。
「足りないなんてそんな! 気にしないでください!」
「あ、ホント?」
お、どうやらすんなり収まりそうだ。
「むしろ、新入りの私が皆さんと同じ額をもらっていいんですか……?」
「いいに決まってるよ! ステラはそれ以上の働きをしてくれるんだし!」
「そういう事だ。期待してるぜ」
お、今のオレちょっとカッコよくね?
「一番使えないルイが何気取ってんのさ」
ですよねー。って、オマエには言われたかねーよ!
「ちなみにさ」
リアが興味ありげにステラに聞く。
「ステラは今までクエストでどのくらい稼いでたの?」
「え、私ですか?」
ステラが口にしていた紅茶をテーブルに置く。
「私、一人だったのであんまり難しい仕事はやってなかったんですけど……」
「ふんふん?」
リアが身を乗り出す。コイツ、こういう下世話な話好きなのね。
「大体一回のクエストで1000リルくらいです」
「高っか!」
思わず声をそろえるオレたち。おいおい、オレらなんて最近でさえ一人200~300リルくらいなんだぞ?
「月に五回くらい働いていたので、一月で5000リルくらいでしょうか」
……報酬、ホントに三等分でいいんだろうか。
報酬の分け方って大事ですよね。
あらかじめキチンと話し合っておかないと、後々面倒な事になりかねません。
別に私の実体験ではありませんよ?




