表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/96

4-9  作戦会議、始まりました!



「さーて、それじゃさっそく作戦会議しましょうか」


「おう」


「っと、その前に……」


 そう言うと、リアはふところから小銭袋を取り出した。


「ああ、そうだった」


 オレも荷物から袋を取り出す。今朝リアに言われて家から持ってきたやつだ。


「これ、この前のクエストの報酬だよ」


「合わせて100リルあるぜ」


「えええ!?」


 目の前に差し出された小銭袋に、ステラが驚きの声を上げる。


「あ、やっぱ銀貨の方がよかった? それとも少なすぎる?」


「いえ! そんな!」


 慌てて否定するステラ。


「私、こんなにいただくわけにはいかないです!」


「あ、そっち?」


 申し訳なさそうな顔をするステラに、リアが事も無げに言う。


「いいんだよ、お仕事したんだし」


「ダメです、私石を運んだだけですし!」


「それ言ったら、ルイも石運んだだけだよ?」


「確かにそうですけど……」


 おい! サラッとオレをディスんな!


「とにかくこれは、貰えません。すみません」


 意外とかたくなに受け取りを拒否するステラ。結構頑固なのな……。



「あ、わかった!」


「え、何が?」


「今日の支払いはこれでしようぜ!」


 そう言いながら、小銭袋を手に取る。


「え?」


「そうすれば、ステラがオレたちにおごったようなもんだろ?」


「いや、ステラのお祝いで私たちがおごられちゃダメでしょ!」


「いいんだよ、どうせこのままじゃステラに受け取ってもらえないだろ?」


「まあ、そうだけどさ……」


「あ、あの!」


 しばらく目を白黒させていたステラが口を開いた。


「それじゃ結局皆さんにおごらせてしまってますよね?」


「だからそれはいいんだってば。本来ステラの歓迎会なんだから、私たちがおごるのは当然なんだし」


「でも、私さっきトマトソース頼んじゃいました……」


「じゃあ100リルで収まらない分をステラが支払ってくれればいいさ。これで文句ないだろ?」


「でも……」


「よし、じゃあそれで決まりだな! どうしてもイヤって言うなら、ちゃんと100リル受け取ってもらうけどいいのか?」


 さすがのステラも観念したようだ。


「わかりました。それでは食事の支払いに使ってください」


「おお、わかってくれたか」


「たまにはルイもいい事言うね」


 たまには余計だっつうの。




なかなかお礼の金品を受け取ってもらえない事ってよくありますよね。

私は相手の気が変わらない内にすぐもらっちゃうタイプですが(笑)。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ