4-8 オレ、ガムシロ熱い紅茶に入れたら笑われた事あるわ
ああだこうだ言ってると、先に注文したお茶が来た。持ってきた店員に、パスタの注文をする。
「あー、このカップ、かわいー」
「本当ですね」
ヤベえ、女子会がマジでわからん領域に入ってきたわ……。あ、でも陶器のカップはこっち来て初めて見たかも。お茶ってか紅茶なのね。
「あー、シュガースティックやガムシロはないんだよな……」
「がむしろ?」
「ああ、こっちの話。てか砂糖も置いてないんだな」
「え? ちゃんとメニューにありますよ?」
ステラがメニューを指さす。
「は? いやいや、なんで有料で売ってんだよ。砂糖くらいテーブルに置いとけって。どこのボッタクリバーだっつーの」
「はぁ? 砂糖がタダで手に入るわけないじゃん」
何言ってんの? って顔でリアがオレに言う。
「テーブルに砂糖とか、どこの王侯貴族だって話だよ」
「ルイさんって、おもしろい冗談言うんですね」
うう、ステラまで……。そういや砂糖って高級品なんだっけか。ついついトトールやステバのノリで考えちまったわ。
「さて、それでは……」
おもむろにリアがティーカップを手に取った。
「新メンバーが増えた事を祝して……」
顔の高さまで上げて、音頭を取る。
「かんぱーい!」
「おう」
「ふふっ」
みんなで乾杯。さすがにティーカップだからか、コツンとぶつけたりはしないが。てかこんなカップで乾杯ってするもんなのかね。
そう言えば、リアもステラも普通にメニューの文字読めちゃってますね……。
この前は「メニューが壁に掛かってる店もある」とか言ってたし、この世界結構識字率が高いようです。自分で自分の首を絞めた予感……。
ちなみに小学校はありませんが、教育機関は存在している設定です。
「トトール」「ステバ」は大手喫茶チェーン店の名称です。




