4-5 ステラさんの意外な事実
で、モンベールの店内。
正直、言うほどオシャレには見えないんだが……。これなら横浜にあるチェーン店の方がずっとオシャレじゃね? まあ、今のオレの部屋からすれば遥かにオシャレではあるんだが。
しかし女性陣はそうではないらしく、入るや否やテンションMAXって様子だ。窓のカーテンがフリフリしてるの見ただけでカワイーとか言ってんだから、チョロいもんだぜ。昼時という事もあり結構混んでいる店内を、彼女らはずいずいと進んでいく。窓際や壁側はすでに埋まっているので、オレたちは店の中ほどの席に着いた。
「さっすがモンベール、テーブルにもいい木材使ってるよ」
「クッションもフカフカです」
オマエ、木材の良さとかわかんのかよ。まあ確かに木目そろってるし、キレイに磨かれてるけどさ。そんな事を思っていたオレに、ニヤニヤしながらリアが言う。
「よかったねルイー、両手に花だよ。私たちみたいな美少女とモンベールに来れるなんて、神様に感謝しないとね」
絶対言うと思ったよ。
「何が美少女だよ。よく恥ずかしげもなく言えるな」
するとステラが申し訳なさそうに頭をすくめる。
「すみません、私なんかが……」
「え、いや! オレはコイツに言っただけだから!」
「でも、私いい年ですし……」
「だから、気にしないでくれって!」
「ルイー、女の子の年をイジるとかサイテー」
思わぬ反応に、つい慌てて必要以上に取りつくろってしまう。てかリア! オマエに言ってんだよ! 他人事みたいに聞いてんじゃねえ! それにオレは年なんか一切イジってねえ!
そのリアが、まるで何か思い出したかのように口を開く。
「そう言えばステラって、今いくつなの?」
年がうんぬんとか抜かしてたその口で聞くのかよ! でもそれはオレも聞きたいな。ステラが恥ずかしそうに答える。
「私、今年で26になります……」
「ウソ!」
「若っか!」
思わず叫んじまったよ! そんなに年いってたのか! せいぜい21,2くらいかと思ってたぜ!
「そんな、全然若くないです……」
「いや、若いっていうのは見た目の話な」
「私、20歳くらいかと思ってた……」
やっぱこんな気軽に呼び捨てていい相手じゃないんじゃないか? まあでも、今さらだよな……。
言うほど意外でもなかったでしょうか?
読み手の年齢によっても違うかもしれませんね。
次回もオシャレ喫茶を満喫します。




