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4-3  いざ、喫茶モンベールへ!




「おい、もういいぞ」


 あんまりのんびりしてるとまたリアがヘソを曲げそうなので、早いとこドアを開ける。


「早かったね」


 よかった、特に機嫌悪そうではないな。リアがじろじろとオレを見る。


「馬子にも衣装とは、よく言ったものだよねえ」


 孫にも衣装なんて言葉、よく知ってんな。てかこういうことわざって、この世界にもあるもんなのかね。


「それ、褒めてるんだよな?」


「当たり前じゃない。ルイ、この言葉の意味知らないの?」


「知ってるよ。知ってるから確認してんだろ」


「もう、人の好意は素直に受け取りなって」


 いや、お前の場合は今までが今までだからな。


「でも、ホントにカッコいいよ?」


「え? なに?」


「いや、何でもない!」


 なんだ? 小声で言われても聞こえないっての。そんなオレをよそに、リアがことさらに声を上げる。


「さーて、遅れてもいけないし、ぼちぼち行きましょうか」


「え、まあいいけどよ。まだそんな急ぐ時間じゃないんじゃ?」


「いや、あの子って絶対早めに来て待ってそうじゃん?」


「あ、なるほど……」


 言われてみれば確かにそうだな。一時間くらい前から待ち合わせ場所で待ってそうなイメージがあるわ。


「それじゃ行くか」


「あ、ちょっと待って」


「何だよ」


「ルイ、この前の報酬はちゃんと残ってる?」


「報酬?」


「ほら、前言ったでしょ、ステラにも分けなきゃって。まさかルイ、もう使い切ってないよね?」


「んなわけないだろ」


 そういやそうだったな。とりあえず前にもらった銀貨四枚と銅貨の入った袋を引っ張り出してくる。


「今度こそ忘れ物はないね」


「ああ、竪琴も持ったし」


「それじゃ行こっか」


 そんなわけで、オレたちはちょっと早めにモンベールに向かう事にした。




ルイ君、あれは「孫」じゃないんだよ。

次回、待ち合わせでまた一波乱?


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