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3-20 帰路




「とは言っても、これからはそうもいかなくなるんだよねえ……」


 後頭部で手を組みながらリアがぼやいた。


「ステラが入ったら、あんまりいい加減に分けるわけにもいかないし」


「ああ、確かに」


 もっとも、ステラがオレたちのやり方に文句を言う図ってのも想像しがたいけど。


「ほら、ステラって私たちの決めた事に口出ししなさそうじゃない? それに甘えきるのはよくないからね」


「ああ、そっちか」


 確かに、放っておいたらひたすらワリを食いそうなタイプだもんな。


「てか、リアって意外と周りに気を配ってたんだな」


「えー、何ー? 今頃気づいたの?」


「つーか、いつもやりたい放題のイメージしかねえよ」


「はぁ? アンタいつもどこ見てんのさ」


 右眉を吊り上げてリアがオレをにらむ。それから前に向き直り、明るい声で言った。


「まあ、人気者ってのは大変なんだよ」


 なるほど、リアがあちこちで可愛がられるのはこういう地道な気配りがあってこそなのな……。カワイくて乳デカいだけじゃなかったって事か。そんな事を思ってると、リアがこちらをにらんできた。


「また失礼な事考えてたでしょ」


「い、いや? 全然?」


 コイツ、ホントにエスパーなんじゃないのか?


「じゃ、あさって迎えに行くからね」


「おう」


 軽くあいさつを交わすと、いつもの交差点でオレたちは別れた。それにしても、あさってはどうなる事かねえ……。




ルイ君、リアちゃんの意外な一面を知ったようです。

次回から女の子たちとキャッキャウフフな新章が始まります。

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