3-18 ようやく今日のお仕事終了
「さて、次はルイ君よ」
「へいへい」
オレはもう一つの腕輪をパチッとな。今レベル22なので、まず一つ玉がつく。おお、バーがグングン伸びる伸びる。そのまま三周して、球が全部で四つ点灯した。
「また3レベルアップね」
「もー、ルイ、ずるいー」
リアが不服そうにオレにつっかかる。いや、そんな事言われてもな。
「歌わないと成長遅れるって言ったのはリアだろ」
「確かに言ったけどさー、ついこないだまではこんなに急成長しなかったじゃん」
こないだってのがいつの事なのかわかんないけどな。
「ルイ君がこれでレベル25だから、パーティーランクがCになるのも時間の問題かしらね」
「あー、そうだ!」
なんだよ、いきなり大声で! 人の耳元で叫ぶんじゃねえ!
「今度うちのパーティーに新しい子が入るんだよ」
「あら、そうなの?」
「中央ギルドの子なんだけど、今度シティに移ってくるはずだよ。あ、そうだ! アンジェラが仕事なら、あさって紹介するね」
「中央の子なの? あさっては仕事だから楽しみね」
「それじゃ、忘れてなかったら来るね」
「わかったわ。今日はお疲れ様」
「うーっす」
「またねー」
微笑むアンジェラに手を振り、オレたちはギルドを出た。あー、なんか体がすっげえ軽く感じるぜ……。
で、家への帰り道。
「あ、そうだ」
「どうした?」
「報酬、ステラにあげる分考えなきゃ」
「あ、そうだった」
不当な重力からの開放感ですっかり忘れてたぜ。
「今回の報酬が900リルだからー、100リル渡せばいいかな? 残りも分けやすいし」
「ああ、いいんじゃないか? それで」
てかオレはその辺はよくわからんから、リアにまかせきりなんだけどさ。
長い一日もようやく終了。
ルイ君明日は筋肉痛かな?
次回はちょっとだけいい話、かも。




