3-13 一仕事終えて、女子かしまし
「で、どんな事やってみるの?」
「そうだな……うーん……」
オレの歌も結構ストックできてきたし、いろいろやってみようかとは思うんだが、いろいろありすぎて何か考えがまとまらねえ。実験用の曲も用意したいし……。
「すまん、パッとは思いつかない、てかたくさんありすぎるわ。少し考えさせてくんない?」
「ああ、そうだよね。それなら何やるかゆっくり考えた方がいいかも」
そのまま考え込んでいたリアが、ふと顔を上げた。
「そうだ!」
「何だよ急に」
「だったら、今度みんなで集まって作戦会議しようよ!」
「作戦会議?」
聞き返すオレにリアがウィンクする。くそ、かわいいな。
「そう! ステラもメンバーになるんだし、いろいろと打ち合わせも必要でしょ? 今日はバタバタしちゃったし、クエスト中だと落ち着かないから、親睦会も兼ねて打ち合わせしようよ!」
「リア、お前たまにはいい事言うじゃねーか!」
「たまにはは余計でしょ」
軽くオレの脇腹を小突く。うっ、さっきの痛みの記憶が……。
「ステラもそれでいいよね?」
「はい、でも私のためにそんなお手間を……」
「違う違う、ステラのお祝いって名目で私たちが騒ぎたいってだけだし。それにこれはあくまで『作戦会議』だから、ね?」
「そ、そういう事でしたら私も喜んで!」
「よーし決まり! それじゃあ次回は女子会だー!」
おい! 言ったそばから主旨が変わってんぞ! てか何で女子会なんだよ! オレはのけ者かよ!
「そうと決まれば後は日時だね! あさってのお昼の鐘の頃あたりに、喫茶モンベールでお昼でもどう?」
「あ、モンベール! いいですね!」
二人の会話がこんなに弾むのは初めてじゃなかろうか……。あの……、女の子同士で意気投合するのはいいんだが、オレを置き去りにしないでほしいんですけど。
ちなみに私は女性が雑貨を見て盛り上がるのに大抵ついていけません。
まあ、私の話に女性がついてくる事はさらに稀なんですが。
次回、女性陣の暴走は止まらない?




