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3-10 私、がんばります!

 



 せっかくパーティーに加入したステラをクエストに参加させないというリアの謎発言に、オレも食ってかかる。


「おい、何でステラをハブるんだよ! たった今パーティーに入ったお祝いまでやったばっかじゃねえか!」


「正式にはまだ登録してないし、このクエストは私たちが受注したものでしょ? ステラだって自分のクエスト終わらせたばっかりなのに大変だし、こちらのタダ働きさせる事になるじゃない」


「それならステラにも報酬分ければ済む話だろ! ステラをハブる理由にはなんねーよ!」


「いずれにせよステラに確認しないとダメ。それと」


「それと?」


「私、ハブりたくてイジワル言ってるわけじゃないから。今度その言い方したら、殴るよ」


「はい、すいません……」


 どうでもいいけど、ハブるって表現は通じるのね……。


「あ、あの!」


 おおう、ビックリした! ステラが急に大きな声を上げるもんだから。


「私、お手伝いしたいです!」


「え、でもいいの? 石集めだから結構しんどい依頼だよ?」


 オマエ、やっぱしんどいって思ってたんじゃねーか! てかそう思うならお前も少しは持てよ!


「それは問題ないです。私体力はありますし、あんな素敵な歌までプレゼントしてもらって何もしないなんて……」


「でも……」


「あ、すみません……。勝手な事言ってしまって……。他人様のクエストに首を突っ込むなんて、図々しいですよね……」


「あ、いや! そういうわけじゃないんだよ!」


 慌てて弁解するリア。


「ほら、リアが妙な事言い出すからステラが遠慮しちゃったじゃないか」


「何さ、そんなんじゃないって言ってるでしょ!」


「あの、ご迷惑なら無理しないで下さい……」


「いやいや、ホントに迷惑なんかじゃないって!」


 両手を振って必死に否定する。


「手伝ってもらえるなら大歓迎だよ! それじゃあよろしく!」


 リアがそう言うと、ステラも安心したのかようやっと笑顔になった。


「はい! よろしくお願いします!」


 満面の笑み、そして弾む声。か、かわいい……。あ、こっち見た。てか目がうるうるだよ。そんなにオレらとクエストできるのが嬉しかったのか?




というわけで、ステラちゃんにもクエスト手伝ってもらえる運びとなりました。

ルイ君、よかったね。


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