3-7 私じゃ、ダメですか?
「え、ちょっと、何いきなり誘ってんの!?」
「何って、ちょうどいいだろ。そろそろリア一人じゃバトル厳しくなってきたし、ステラは高レベルプレイヤー様だし」
今パーティーインしてくれれば石運びもラクになるし、何よりクエストの度にむちむちプルンプルンが拝めるし!
「でも、クエストの途中じゃない」
「あ、私はもう終わりましたから……」
「そ、そうなんだ? でも、ギルドはどこ? うちはシティギルドなんだけど」
「私は中央ギルドです」
「じゃあうちのパーティーに入るのはいろいろ面倒なんじゃない?」
さっきから何言ってんだコイツは! せっかくまんざらでもない感じなのに、ステラの気が変わったらどうしてくれるんだよ!
「それは、ギルドの変更手続きをすれば特に問題ないんですけど……」
「そ、そう……」
「ほら、何の問題もないじゃねーか! て事でメンバー入り決まり!」
「あ、あの……」
ステラが申し訳なさそうな表情でこちらを見る。
「リアさんが渋るのももっともです。め、迷惑ですよね……。私みたいな斧兵が急にパーティーに加わるなんて……」
「え? い、いや、迷惑だなんてそんな、そんな事は全然ないんだよ?」
しょんぼりとうつむくステラに、リアがうろたえながら弁解する。
「わ、私も戦力が増えるのはありがたいし? むしろコイツと取り替えていっしょにクエストしたいくらいなんだよ? ホントだよ?」
「本当に……?」
「ホントホント! だから私からもお願い! パーティーに入って!」
何だよ、お前も入ってほしかったのかよ。めんどくさいヤツだな。何はともあれ、これで丸く収まりそうだ。
頭を下げるリアに、ステラが慌てて声をかける。
「そんな、頭を上げて下さい! こちらこそ、私などでよければどうかパーティーに入れてください!」
そして90°以上の角度で深々と頭を下げるステラ。
「よっし! それじゃ今日からはステラもオレたちのメンバーだ!」
「正式には手続き後になるけど、よろしくね!」
「はい! ありがとうございます!」
余程嬉しかったのか、ステラが勢いよく体を起こす。その勢いでぶるんと弾む双球に、オレの胸も跳ね上がらんばかりに高鳴った。
よかったねルイ君、仲間が増えて。
これで大分楽になりそうです、ルイにとっても書き手的にも(笑)。
次回、新メンバーのためにルイ君が一曲歌います。




