2-6 美少女と一緒に登校して妬まれるのはお約束だよね
「おはよー、アンジェラ」
「いらっしゃい」
ギルドの受付に行くと、赤毛のアンジェラが書類に目を通していた。この人20歳そこそこくらいの年だよな。いいとこ見せればフラグ立つかな?
「今日のクエストだけど」
「はいはい、13階でツインリザードの皮集めね。ルイ君にムリさせちゃダメよ?」
「大丈夫大丈夫。私が全部片付けるから」
「相変わらず面倒見がいいのねえ」
いや、それって面倒見いいって言うのか? この前は完全に遊ばれてたし。
「報酬はいくらだっけ?」
「えっと、8枚で320リル、そこからは1枚30リルね」
「っておい! 前とあんま変わんねーじゃねーか! 7階も下に進んでるのに!」
「だから前のは特別っていったでしょ?」
「いや、そうだけどさ!」
13階ともなると危険も増すし、それなりに命がけだと思うんだが。この報酬は割に合うのか?
「13階なら、向こうの11階ゲートを使うといいわ。ルイ君は気をつけてね」
「大丈夫だって、それじゃまたねー」
アンジェラに手を振って、オレたちはゲートに向かった。
ゲートを抜けると、前見たのとは違う部屋に出た。やはり何人かがテーブルに集まって雑談したりしている。
「こんにちはー」
「おう、リアじゃねーか」
「ここ来るの久々だな」
「そっちのは新顔か?」
リアってやっぱ人気者なんだな。部屋に来ただけでみんな声かけてくるわ。
「今日は何するんだ?」
「ツインリザードの皮集めだよ」
「ああ、盗賊向けの仕事か」
「今度オレのパーティーも手伝ってくれよ」
「いいけど、私は高いよ」
「いっそ、うちのパーティーに入ってくれ」
おいおい、コイツどんだけ人気なんだよ! てか何かオレへの視線が痛いんですけど。
「で、この兄ちゃんは誰なん?」
「まさかリアの男とかじゃないよな?」
「まっさか、そんなわけないでしょー」
どっと笑いが起こる。おい、そこそんなに笑うとこなのかよ。
「ちげえねぇ、こんなヒョロ男がリアについてけるわけねえか」
「それもそうか、リアの相手なんて務まるはずないわな」
「ちょっとー、アンタら私を何だと思ってんのよー」
いや、その前にオレの事を何だと思ってんだよお前ら! ゲラゲラ笑ってんじゃねえ!
「おいリア、さっさと行くぞ!」
「ちょっ、何はりきってんのさー」
「兄ちゃんは早くリアとふたりっきりになりたいんだとよー」
「誰もいないからって襲ったりするんじゃねーぞー」
「返り討ちにあうだけだからな!」
「ギェャハハハハ!」
うっせえ! てめえら後で憶えてろよ!
相変わらずイジられっぱなしのルイ君。
コイツ、ホントにハーレムなんて作れるのかなあ……。
明日(というか今日)の投稿は2章の山場になります。バトルもあるよ!




