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2-5  クエスト再び



 街の商店街? を歩きながら、オレたちは今日のクエストについて打ち合わせをしていた。てかオレがずっと質問してばっかなんだけど。


「今回は13階だろ? 前より戦闘も増えるのか?」


「ああ、大丈夫だよ。目的地まではなるべくモンスターと遭わないようにするから」


「そんな事できんのか?」


「だって私、盗賊だし」


 そう言えば『デモグラ』だと盗賊って隠密スキルがあったな。あれを使うって事か。


「てか、だったらこの前もそうすればよかっただろ!」


「ダメだよ、前回はルイのレベル上げも目的だったし」


「あ、そっか」


「それにルイが逃げながら歌うの見てて楽しいし」


「やっぱそこかよ!」


 やっぱコイツオレの事ナメてるわ! 今朝のも絶対そうだ! コイツマジで油断ならねえ!


「今日はツインリザードが相手だから、ルイは距離を保って歌ってれば問題ないよ。あいつら移動スピードは遅いし」


「それは信用していいんだな?」


「今まで私がウソついた事あった?」


 いや確かにウソついた事はないけどさ! いろいろと信用ならねえんだよお前は!



「ところでツインリザードの皮とか、どうやって持ち帰るんだ?」


「そりゃあ、その場で皮を剥ぐんだよ」


「お前、そんな事もできんの?」


「だって私、盗賊だし」


 そんなスキルもあるのかよ。おいおい、盗賊、なんだか万能じゃねーか。てかリアって、やっぱ結構凄腕の冒険者なんじゃねえの?


「まあ、盗賊のいないパーティーだと一時的に盗賊雇ったりする事もあるね。私も手伝う事ちょくちょくあるよ」


「なるほど、実は盗賊って結構お得な職業だったりするのか」


「かもねー。今回みたいな仕事だと、盗賊いないと最悪そのまま持ち帰るしかないしね」


「それは効率悪すぎだな……」


「でしょ? 一回で持って来れるのなんて一人一匹か二人で一匹だから、今回みたいに八枚持ってこいなんて依頼だったらもうアウトだよ」


「すげえな、盗賊」


「でしょう」


 でしょう、ってお前。 コイツは謙遜ってものを知らないのか? 


「それなら皮剥ぐ手数料だけでも結構稼げるんじゃね?」


「そうだよ。大体10%から15%くらいが相場かな」


 へー。高いんだかどうなんだかよくわからんな。


「まあ、私みたいな凄腕美少女盗賊だと20%や25%もらえるんだけどね」


 コイツ、恥ずかしげもなくよく言えるな。


「あ、着いたね」


 そうこうしてるうちにオレたちはギルドの前に着いていた。ま、今回は竪琴もあるし、いっちょいいとこ見せてやるぜ!




リアちゃん、そんなにハイスペックなら冒険者より怪盗にでもなった方がいいんじゃない?

次回は(次回も?)ルイ君のいじられ回です(笑)。

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