チェリーな口笛
掲載日:2026/11/02
とある病院の待合室。
還暦過ぎの純三は、ボーッとテレビを見てる。
近くに座る、丸顔と髪の長い女子高生の二人が喋ってうるさい。
なに話してんだか、女子高生は楽しいそうだ。
テレビはCMになって、純三が子どもの頃流行った懐かしいメロディが流れてくる。
純三は、良いメロディだなとCMに気を取られる。
なんとなく、口笛を吹きたい気分だ。
女子高生たちも会話を止めて、CMを見る。
「この曲、感じ良いね」と丸顔が言う。
「そうね。ねぇ、この曲、なんて言うか知ってるかな」
髪が長い方がちょっと下品な笑いを見せ、
「チェリーな口笛、という曲だって。へっへっへ」 とニヤつく。
「チェリーって、それヤバいでしょ」丸顔も声をたてて笑った。
二人は顔を見合わせ、丸顔が、
「食べたいなぁ」と言うと、
「そうだよネ」髪の長い方も苦しそうに笑う。
純三は、最近の子はませてんなぁ、と思いつつ大胆に揺れる
彼女たちの胸から目が離せなかった。
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