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  作者: 6月12日
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ヲが笑う。ヲが怒る。ヲが泣く。ヲには感情がある。ヲには心がある。

「ヲが笑う。ヲが怒る、ヲが泣く。ヲには感情がある。ヲには、心がある。」マーサが言った。私を寝かしつけるとき。そよ風のような優しい囁き声で。


ずっーと昔、私がまだ子供だった頃、家政婦のマーサは話してくれた「ヲ」について。たくさん聞いた。何回も何回も。でも、思い出せない! ヲが何なのか?


私はマーガレット。貴族の令嬢。今日から故郷を離れ、年上の公爵様に嫁ぐところ。馬車で公爵家に向かっている。馬車から公爵領の田園風景を見てたら昔のことを振り返っていた。軽い走馬灯のように、嫁ぐまでの人生がフラッシュバッグしてきた。どれも鮮明に覚えていることばかり。でも「ヲ」だけは思い出せない!

ヲについてひたすら考えながら馬車は進む。マーガレットを乗せた馬車は一歩一歩と公爵家へと向かっていった。

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