第8話 武装
ショーンの頭の中に、またテレパスの声が聞こえてきた。
(私はイギリスのイーランという者です。聞こえますか?)
「ああ。聞こえている」とショーン。
(もうすぐ、さまざまな怪奇現象が起きる。世界中で。あなたは選ばれた。エリア51の中にある軍事施設に潜入していただきたい。本来なら、皆が集合した方が良いのだが、時間がない。私はアンドロメダのたましいを持つ者。あなたの同胞である。未来と現在、過去が混同した世界になりつつある。エイリアンの仕業だ。やつらは世界に混乱を与え、この世を乗っ取るつもりである。軍事施設にはマスターコンピューターがあり、そこを破壊すれば危機を回避できるであろう。検討を祈る。信じてほしい。すぐさま、エリア51へ)
強いテレパスでショーンは頭が痛くなってきた。
「検討する。少し考えさせてくれ」
(もちろんだ。いきなり申し訳ない)
テレパスが終わった。
ショーンはアメリカにいる仲間のイラックという男にテレパシーを送った。
(・・・・どうした。・・・ショーン)
「イギリスの人からテレパスが来た。エリア51に潜入するよう、言ってきたのだが・・」
(僕も感じている。調べているのだが、どうやらエリア51にやばい機械が作られているのは本当らしい)
イラックは元軍人だった。ショーンとは同僚だった。
(僕も向かう。電磁車で。武装もする。危険だが、ショーンも武装してくれないか。電磁車を)
「分かった。電磁を改造する」
(後で、ショーンの口座に改造費を入金する。世界中の同胞から集金がある。心配するな)
「分かった。ありがとう。また後でな」
ショーンはなじみの電磁車のジャンク屋に向かった。
あたりはスラム街特有の汚さとホームレスやあやしい売人がうろうろしていた。
しだいに、天気が悪くなり雨が降ってきた。
ショーンは ksp shop というジャンク屋に横づけした。
中から kajiwaraという50才ぐらいの小柄で元気のいい男がでてきた。
「おう。どうした?」kajiwaraはショーンに尋ねた。
「急いで、この電磁車を改造してほしい。レーザービームバリアをつけてくれ。
あと、ステレス機能といろいろ機銃をつけてほしい」
「戦争でも始める気か?ちょっとまってくれよ。在庫を見てくるから。」kajiwaraは奥に向かった。
ショーンはイラックにヒーリングした。
(イラック。聞こえるか)
(.............はい)
(武装は大丈夫そうだ?)
(どうやってはいる?)
(強行突破する)
(電磁車にこれから武装するつもりだ。アドバイスを頼む。)
(ok )
kajiwaraはもどってきて言った。
「2時間くれれば今日やってやる。どうだい?」
「ありがとう。頼むよ。」
イラックのヒーリングが聞こえた。
(GAN OO6 2連装 一基 )
(sterusu baipaire 605 )
(aute magunamu 22 一基)
(ありがとう。イラック)ショーンはいわれたとうりkajiwaraに告げた。