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第37話 再び起動

 ショーンは脳内PCドラミを起動した。念じるというべきか。


[ Phoenix BIOS Version LyLy-Q.QverTW4 Release 6.0

Copyright (C) 2070-2075 Phoenix Technologies Ltd.


Press DEL to enter Setup


Detecting IDE Drives...

Primary Master: ST340016A

Primary Slave: None

Secondary Master:

Secondary Slave: None


Boot from CD: Press any key... ]


[・・・・・ショーン?・・ようこそ・・]


 「起動した!ドラミ!会えて嬉しいよ。本当にありがとう。助かったよ」


 「LyLyはあなたの脳にインストールしてあります。覚えていますか?外部に分からないように、あなたの家にインストールをするケーブルを送ったのを」エネキスが言った。


 「ああ。覚えている。よく分からす、ケーブルを脳に繋げったっけ」


 「あの時はアンドロメダの魂を持つ仲間を集めて間もない頃でした。反アンドロメダもいて、いわゆる”スターシード狩り”も横行していたので、インターネットで集うしかなかった。あの時、個人データーの中であなた、ショーンが一番インストール出来る可能性があった。ネットを使ってプログラムをショーンの脳に専用ケーブルでインストールしました。産まれてまもない、LyLy・・ドラミさんですか?が、出来上がった。ドラミは実はいろいろな方の脳のアンドロメダ星人にインストールされています。ショーンのような完成形までとは行きませんが、構築されているのです。その大勢のLyLyは常に同期しています。仮想メモリで構築されているので、たくさんの脳内PCで分担されて、共有しプログラムは進化しているのです」


「俺だけじゃないのか」


 緑のワンピースを着た、女の子がショーンに話しかけた。


「残念ね。ドラミなんて名前にしたから、この小説、商業的にNGよ」


「小説?この子はなんて?」ショーンは戸惑った。


 イーランが、

「この子は人の人生が一冊の本としてイメージ出来る能力があるの。気になさらず」


「名前は?」ショーンが訪ねた。


「私はケリー」


「俺の人生の本はどう見えるのだい?」


「あなたは死ぬかもね。でも変更可能かも。大事な物を失えば、助かるかも知れないわ」


「大事な・・キナーかな?」


 「イーラン。そろそろ明日の事を話し合おう」イラックが言った。


「そうね」


「その、Xデーのことか?」ショーンが言った。


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