表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/45

第32話 脳の検査

 「そんな物は搭載していない」ショーンは答えた。

Dr.ハリーは、


「しかしね、軍も君の行動をずっと監視していたのだよ。改造した電磁車を走行するなどをね。君はエリア51の内部機密にアクセスしたね。しかし、これはパソコンからではない。IPアドレスが不自然なんだ。普通のデータではないと言うことだ。私は医者だから、詳しくは分からないが君はアメリカ国防情報システム局

にハッキングを成功したのだよ」


「仲間が・・仲間とこの事は口外しないように決めたんだ。まだ話せないんだ」


「そうか・・ショーン。ゆっくりで良い。あと、検査をいろいろしたい。 MRIを受けてほしい」


「分かった」ショーンは答えた。


ショーンは看護師に付き添われ、エレベーターで地下に移動した。

MRI室に着くと、義肢装具士が二人来て左腕のサイボーグを取り外した。サイボーグの腕は電池パックがすでに取り外されていた。どうりで重く感じたわけだ。

検査着に着替えるよう案内された。 MRI装置のある部屋に入り、専用ベッドに横になった。

撮影部位に「コイル」と呼ばれる機器を装着(信号を受信するアンテナのようなもの)した。

工事現場のような大きな音が鳴った。動くと画像がブレるため、じっとしているように言われた。

検査は40分位かかった。

いきなりサイボーグを外すと神経に良くないそうで、義肢装具士がまたサイボーグを左腕に装着した。

しかし、動力の電池パックは付けてくれなかった。鉄の塊のサイボーグは重かった。

また、病衣に着替えた。

すぐさま、脳波検査だ。

この検査では、頭皮に電極を取り付けて、脳の神経細胞が発する微弱な電気信号を記録するそうだ。

頭に20〜24個ほどの電極をペーストで装着した。

ベッドに寝かされ、1時間ほど検査に時間がかかった。

全て終わり、看護師と一緒に保護室に戻った。

さすがに疲れて、ベッドで横になった。コーヒーが飲みたいな・・・


検査結果をDr.ハリーとグルーゲル大佐が見ていた。


「グルーゲル大佐。脳にコンピューターチップは埋め込まれてないようです」


「確かなのか?何もない?」グルーゲルは怪訝そうに言った。


「ただ、脳は右半球が大きい。つまり右脳の働きが強いという検査結果があります。詳しくは脳外科医を呼ばないと難しい。私は精神科医なので」


「脳外科医を呼ぼう。コンピューターチップは埋め込まれてないのか?確か、以前カール伍長がそんな事を言っていたな。ますます興味が湧いてきたぞ。Dr.ハリー。絶対に秘密を暴くのだ。絶対だぞ」











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ