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第28話 どこかの警察署

 時刻は6日目の10:34

ショーンはどこだか分からない警察署の取調室にいた。

古びた室内で、机と椅子だけの部屋だった。

ショーンは手を後ろにされて手錠を掛けられてあった。

中年の刑事らしき人物がいろいろショーンに尋ねていた。

あとは3人ほど後ろに待機していた。

名前や住所、今までの経歴などを聞かれた。

刑事は、


「大変な事をしてくれたな。なぜ、エリア51、正式にはグルーム湖空軍基地に侵入したんだ?」


「やらねばならなかった。この世の中を変えるために」


「テロリストなのか?」


「違う。テロリストではない」


「軍事施設への侵入は、通常の不法侵入よりも重く扱われるぞ。国家安全保障関連の罪でもある。さらに、ヘリを破壊した連邦財産の破壊の罪、テロと思われてもしかたないテロ関連法違反、ヘリは無人操縦だったが、一機だけパイロットがいた。それを攻撃した殺人未遂の罪だ」


「俺はまだ軍人かもしれない。手続きをした覚えがない」


「退役手続きを進めている最中だったが、今回の件で規律違反や犯罪行為による強制除隊になった。アンドロイドの処理を行うバウンティハンターの登録は認める」


「バウンティハンターの大仕事だった。エリア51のメインコンピューターを破壊せねば、この世は大変な事になる。アンドロイドが支配することになるぞ」


「あ~。君は・・」刑事は頭を抱え、イライラした素振りで、


「以前、精神疾患があり、通院履歴があるね。精神薬を今も服用している?」


「いや。もう完治した。カウンセラーの先生と主治医も認めている。一時的な病だった」


「ふむ・・アンドロイドの暴走や侵入を止めるため、車を改造し軍事施設に侵入・・」


後ろにいた刑事も呆れた様子で笑みを浮かべている。


「後ね、車の修理屋が代金がまだ払ってないと言ってるよ。債務不履行として損害賠償請求しているぞ」


「え!入金されてない。おかしいな」ショーンは困惑した。


「誰かが、入金するはずだったの?自分じゃなく?」


「その・・・仲間がするはずだったんだ」


「仲間って?連絡先言える?」


「いや、連絡先は知らない。ただ、内観で話し合って・・・」


「内観?内観って?テレパシーか何か?」刑事が怪訝そうに訪ねた。


「そうだ。俺はテレパシーが使える。本当なんだ」


刑事たちはひそひそと相談を始めた。そして、ショーンは一人になった。


しばらくすると、8人くらいの刑事が神妙な表情でじりじりとショーンに近づいてきた。

ショーンはびっくりして怯えた。

刑事たちは8人がかりでショーンを取り囲み、羽交い締めにした。


「く、くう・・・・」


かなり痛く、声を上げた。肋骨が折れたようだった。

ショーンはうなだれて、椅子に座った。

時刻は6日の14:20


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