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第25話 アンドロイド倉庫

 しかし、メインコンピューターはどこにあるんだ?何階なんだ?


[ダウンロードした内部地図と少し誤差があるわ。地図が古いのかも。でも地下の階は確かよ]


そうか。眠い。今何時だ?ショーンは時刻を眼球表示した。


[23:44]


くそ。昨日も寝てない。頭がふらふらする。


[ショーン!前後に7人。囲まれている!アンドロイド探知はなし。発砲はだめよ]


だめよって、どうすりゃいいの!ショーンは通気口を見つけた。ここに隠れるか。ショーンは銃で通気口のカバーを撃って取り外した。急いで通気口の中に入った。中は傾斜が急で、ショーンは落ちていった。

うわぁ!止まれ!空気入れ替えの巨大なプロペラが回転している。おお!危ない。ショーンは足を広げ、ブレーキをかけ体が止まった。通気口を出たい。くそ。眠い。ああ。だめだ・・・


(いろいろな顔が見える。体が皆、風船になっていて顔だけ人間だ)


(ショーン。すまない。一人で戦えさせて)


(ショーン。我々は常にあなたを応援している)


(パワーを送っている。絶対に勝利する。安心して)


(様々な顔は100人以上見える。風船は上空に上がっていった。ショーンも体が風船だ。徐々に下におりていった。皆は上空に上がり、見えなくなった)


目が冷めた。側で換気用の巨大プロペラが回っている。時刻は?


[3:23]


少し寝たのか。限界だった。軍の部隊はどうしているのか?


[ショーンを見失っているわ。カフェインキャンディーまだある?またシャットダウンしそう]


あと、5個だ。ショーンは一つ舐めた。ここを出よう。いつまでもいてもしょうがない。


ドラミ。この通気口から出ても大丈夫か?


[ショーン怖い!アンドロイド探知300体以上!何この部屋!?]


ショーンは通気口のカバーから辺りを覗いた。


アンドロイドらしき者がずらりと並んでいる。


「倉庫?アンドロイドの倉庫か?」


[良く調べると生体反応はない]


「魂がないんだ。つまり・・魂の入る前のアンドロイドだ。エリア51でアンドロイドは作られていたのかも。ここは秘密の工場ってわけか」


[地球防衛軍が防衛どころか、エイリアンの魂を迎え入れていたのかもね]


「燃やそう。このアンドロイド全部」


[どうやって?]


左腕のサイボーグに小型爆弾を3つ隠しているんだ。一個使おう。ショーンは暗い倉庫に降り、不気味な人間そっくりのアンドロイドたちの真ん中に爆弾をセットした。

そして、出口を探し外に出た。

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