第22話 旧式ヘリ
時刻は5日目のPM9:34
ショーンは疲労と寝不足で限界が来ていた。これから軍事施設に侵入し、メインコンピューターをどこにあるのか分からないのに破壊せねばならない。車もボロボロ。機銃も3つの内、2つしか弾がない。レーザービームバリアもなくなりそう。カフェインがあまり取れず、脳内PCのドラミも不安定だ。そう言えば!そう言えばだ!この車。もうボロボロ。原子ロケットもない。帰りはどうするんだ!どうやって帰る!
「ドラミ!帰りはどうするんだ!もう車のバッテリーもなくなるぞ!」
[帰り?侵入するよう言われただけだから・・]
そりゃないよ。たしかに俺も帰る方法を考えてなかったけどよ!くそ!やばいぞ。
[ショーン。ヘリが一機後方。ヘリのタイプは・・・]
「レイダーか?]
[ショーン。バックミラーで良くヘリを見て。詳しく分析します]
ショーンは注意深くヘリを見た。あの形・・旧式か?
[ショーン。アパッチ。AH-64E アパッチ・ガーディアンよ]
まずい!まさか!旧型の機銃タイプだ。まだ軍は旧型を維持していたんだ!
[レーザービームじゃないの?ショーン]
おそらく。逃げ切りたい。くそ!暗くて良く道も見えない。
「あと何キロ!」
[1.5キロ]
ヘリは機銃を撃ってきた。車の脇をかすめた。
「ドラミ。運転を頼む。俺は機銃で応戦する」
[カフェインを・・もうシャットダウンしそう・・]
ショーンはカフェインキャンディーを3つ口の中に放り込んだ。
ショーンは機銃をヘリに撃ち込んだ。
「ショーン。脳内のコンピューターを本当に使っているのだな。秘密を知りたい」
グルーゲル大佐は車からの機銃を避けた。
「ショーン。私の脳内PCはどうだ。見せてやる」
グルーゲル大佐は眼球の視点を網膜表示から脳内コンピューターに指示し、ショーンに自動で機銃を撃ち込んだ。脳内PCが車を捕らえ、正確に撃ち込むのだ。
電磁車は被弾した。リアガラスが割れた。
「くそ!ドラミ避けてくれよ!」
[なんか・・すごく機銃の攻撃が上手い。ほんとに人間?]
「アンドロイドかな。まずい。まずいぞ」
さらにヘリは攻撃してきた。機銃は電磁車を捕らえている。ショーンも攻撃したが、上空の方が攻撃は有利だ。グルーゲル大佐はひらりとショーンの攻撃をかわした。
さらにまずい予感。旧式ならミサイルが搭載してるはずだ。撃ち込まれたら終わりだ。
[ミサイル反応は感知しない。搭載されてないわ]
おかしい。俺を破壊する気がないのか。
[ショーン。ダウンロードした地形と誤差が!電磁道路が途切れる。タイヤで走行して!]




