第21話 原子ロケットは使い果たし・・
ショーンと脳内に構築してある脳内PCは戦闘ヘリのレイダーX99に機銃を撃ち込んだ。
原子ロケットは全開で時速600キロを超えている。戦闘ヘリの方が遥かに遅く、みるみる引き離していく。
レーザービーム砲台からはレーザービームが撃ち込まれ続け、レーザービームバリアの耐久力が減っていた。
ドラミ。このままだと原子ロケットはどのくらいで使い終わる?
[あと、2分ほどね]
2分か。レーザービーム耐久力はと。
< レーザービーム耐久力13.5% >
あとどれくらいだ?メインコンピューターの施設まで。
[10kmぐらいよ。ショーン・・カフェインキャンディーを・・性能が落ちてきた・・]
おお。すまん。ショーンは急いでコーヒーキャンディーを舐めた。
[う~ん。スペックの限界・・]
がんばってくれよ。ドラミ。
< 原子ロケットのウラン燃料切れ! >
燃料が切れた!ウラン燃料はもうない!
ショーンの電磁車はみるみる速度が落ちた。170キロほどで飛行走行した。
あと10km。くそ。原子ロケットが使い終わるとは。不安定のウランを捨てたからな。
レーザービーム砲台のレーザーもこちらの速度が落ちたから、多く被弾している。
[ショーン。3機の戦闘ヘリが後方に接近中!]
来やがった。ドラミ撃ちこむぞ。GAN 0062連装とauto magunamu22で戦闘ヘリに機銃を撃ち込んだ。
戦闘ヘリのレーザーが車に当たり、衝撃でフラフラ揺れた。
ドラミ!レーザービーム砲台は一旦攻撃中止だ!sterusu 605も戦闘ヘリに撃ち込め!
[了解]
3つの機銃をフルで戦闘ヘリに撃ち込んだ。戦闘ヘリに当たり、煙を出しながら3機の戦闘ヘリは墜落した。
やったぞ!ドラミ!
[ショーン。auto magunamu22は弾切れよ。GAN 0062連装ももうすぐ弾切れ!]
なんてこった。軍事施設まであと何キロ?
[4km」
がんばってくれよ。電磁車!
地球防衛軍、管理センターでは、
「レイダーX99が全滅です。大佐」
「くそ。速度もヤツのほうが上。レーザービームバリアでダメージが与えれてない」
「しかし、大佐。電磁道路がこの先、終わります。車はタイヤで走り、速度が大幅に落ちると思われます」
「そうか!よし。AH-64E アパッチ・ガーディアンを至急用意せよ。俺が行く」
「大佐!旧式の戦闘ヘリですが・・」
「それで良いのだ。機銃の弾丸を撃ち込んでやるのだ」




