第19話 エリア51侵入
よし。これだな。ショーンはパスワード入力する装置を見つけた。だが待てよ。パスワードを入力して解錠したら、軍に感知されるんじゃ・・
[多分されるわね。もう突き進むしかないのかな・・]
よし。やってやる。アンドロイドの暴走を阻止せねば。なんとしてでもメインコンピューターを破壊しなくては。ショーンは電子携帯に記録してあったパスワードを入力した。
フェンスが開いた。成功だ。ショーンは急いで車に乗った。
「行くぞ!」
ショーンは急発進して、地下通路に向かう道を進んだ。
地下通路は薄暗く、老朽化していた。誰も、もう使っていない道のようだ。
ショーンはライトを点けて全速力で走った。
地球防衛軍の管理センターではショーンの侵入を感知した。
「大佐。侵入者ありです。何者かがエリア51のゴミ処理通路のパスワードを解錠しました」
「なに!そんな所に通路があったのか!だれだ?ショーンか?」
「随分古い場所でして、防犯カメラもうまく作動しません」
「ヘリだ。嫌な予感がする。戦闘ヘリを向かわせろ」
ショーンは全速力で通路を走り、地上に出る所だった。
「よ~し。ドラミ。この先に作業用の電磁道路があるのだな?頼むぞ」
[あるはず」
地上が近づき、明かりが差し込んだ。電磁道路が見えた。一直線に繋がっている。
「よし!電磁道路確認!」
ショーンは磁力をONにし、車が浮かび上がった。
[原子ロケットを全力で!ショーン]
「了解!原子ロケット全開!」
原子ロケットをウランの核燃料で最大出力で走った。
ウラン濃度チューニングを最大だ!
管理センターでは、
「やっぱりショーンです。確認が取れました。スピードが早いです」
「くそ。俺があげた車を改造しやがったな。ヘリはまだか」
「大佐。ヘリは向かっています。レーザービームを発射しますか?」
「もちろんだ。しかし、ショーンはやはり捕らえろ。ついカッとなり爆弾で破壊しようとしたが、尋問する必要がある。車を走行不能にしろ」
「了解。大佐」
[ショーン。レーザービームを撃ってきたわ]
「よし。遠隔操作モードにする。ドラミ。できるだけ電磁道路の中で左右にレーザービームを避けてくれ。できるか?」
[やってみるわ]
車に衝撃があった。レーザービームは所々に設置してあり、打ち込まれている。
[レーザービームバリア耐久率98.5%] ディスプレイに表示された。




