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第16話 設計図

 あと、コーヒー豆を車でどう挽いて飲むんだ?粉にする。いやどう抽出する?

ショーンはアイテムコーナーを見た。水筒サイズの自動抽出機がある。ショーンが見ていると、店主が

「それは車で便利ですよ。豆を入れれば、自動で抽出してくれます。しかも酸素と窒素を使って勝手に水を生成してくれます。そしてお湯も出来ちゃう優れ者!」


「よし買った!いくらかな?」


「56,000クレジットでございます!」


「買った!」


[ショーン・・(-_-)]


ショーンの電子携帯が鳴った。


「あっ。古道具屋さん。終わったかい?」


(終わったある~。見に来てください~」


「すぐ行くよ」


ショーンは会計を済ませ、コーヒー豆と自動抽出機をかかえて、車に戻った。


「カセットオーディオ直ったある。ここがスイッチ。そしてボリューム。おまけでカセットつけてあげるある。選んでくださいね~」


道具屋の店主はいろいろな懐かしの音楽カセットを見せてくれた。マイケル・ジャクソンがあった。昔おやじが聞いてたな。これにしよう。


「ではこのカセットを入れてと」店主はカセットをオーディオに入れた。音楽が聞こえてきた。


「おお!素晴らしい。ありがとう。クレジットを払おう」


店主はクレジットを受け取ると、ホバーカーで空中に上がり、飛んでいった。


[ショーン・・]


ドラミ!いや~ちょいとクレジットを使いすぎですな。はは。


[ははじゃないよ。エリア51の設計図、ダウンロード完了よ。行く気はあるのかい?]


もちろんだ。しかし良い音だ。どれどれ、ここに豆を入れてと。ボタンを押して。おお。挽いてる。水が勝手に作られコーヒーが抽出されている。どれ、飲んでみよう。ショーンはグイっとのんだ。

美味い!めちゃくちゃ美味い。イエメン最高!おお。体も調子が戻ってきた。意識がはっきりしてくる。


[ショーン。良かった。意識レベル良好よ。カフェインが良いのね]


よし。エリア51の設計図を眼球表示してくれ。ドラミはショーンの眼球に設計図を表示した。

[ここ。ここに古い地下ゴミ処理通路があるの。どうやらここが盲点よ。長い間だれも使ってなくて、この先に地上に出れば、まっすぐ中心部まで電磁道路があるの。ここを原子ロケットで飛行すれば、40分で中心部に到着することができる。その間、レーザービームガンが降り注ぐけど、この車レーザービームバリアが施されているわ。計算するとバリアは30分あたりで、効力が切れる。あとの10分をなんとか逃げ切る必要がある]


なるほど。なんとか中心部に到達出来たとして、あとは車を降りて、入り込むのか。


ドラミは内部の設計図を眼球表示した。


[あとはナビするわ。メインコンピューターの電源を破壊できれば成功よ。きっとアンドロイドがたくさんいるわ。かなり苦戦するかも。本当はもう少し応援が必要なのだけど・・]


しょうがないさ。車の充電もOK。車の武装チェックも良し。バリア良し。カセットオーディオ好調。コーヒーは美味い。行くか・・。

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