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第二話 接触
「ということでリリーシア様の護衛に選ばれたレライアです。こちらがフラム、向こうのがブレストです。よろしくお願いします」
「フラムだ。敬語はできないが警護はできるぞ!ははは!よろしくな。リリーシア嬢」
「ブレストだ。同じく警護はできないが力仕事は任せてくれお嬢」
「あたしリリーシア!よろしく!」
まだ5歳のお嬢は俺を見ても怖がらないようで安心した。
とりあえず俺の担当は基本的に夜から朝までとなった。
お嬢の部屋の扉の前で待機するのが俺の仕事だ。気配察知は得意なので窓からの侵入にも対応できる。
突然昼夜逆転させるため最初の頃は調子悪くなるかもしれないが何とか役目は果たせるようにしたいと思う。