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NICO & VAN (ヴァン視点)  作者: 美音 コトハ
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運命の道が重なった日

闇の国の城で働き始める前の話になります。

「皆様、今日はこの良き日に集まって頂きありがとうございます! これより第一回、白族犬かき選手権を始めたいと思います。皆様、盛大な拍手をよろしくお願い致します!」


 ノリノリの仲間が司会者を務めている此処は、湯気が溢れる浴場である。求めに応じて盛大な拍手をしてくれるが、手も毛で覆われているので、ボフボフと冴えない音しかしない。


「第一のコース、おっちょこちょいは誰にも負けない、我らが村のスター、ニコです!」


「ちょっとー、もっと良い紹介してよー」

「えー、スターって言ってやったじゃん」

「おっちょこちょいを訂正して欲しいの!」

「無理。真実だから」


 ニコがガックリと項垂れる。試合前からやる気が無くなってしまったようだ。


「ニコ、頑張るのじゃよ。儂等が応援しとるからのぉ」

「じっさま……。はい、頑張ります!」


 いつも温泉に居て、俺達に泳ぎを教えてくれたじっさまが応援してくれている。そんな人たちの前で無様な姿は見せられないと思ったのか、ニコが両拳を握って気合を入れ直す。うむ、頑張れ。


「第二のコース、俺様具合は誰にも負けない、ツンデレ王、トウマです!」

「あぁっ⁉ 失礼な事言ってんじゃねえよ。俺はデレデレなんかしねぇっ」


 ああ、抗議する所はそっちなのか。トウマらしいな。


「はい、良きツンをありがとうございます。次はデレでお願いしますね~。はい、次行きますよー」


「ちょ、こらっ、聞けよ!」


 司会者は怒りの声などスルーだ。慣れているので怖くないらしい。


「第三のコース、無口でクールな頼れる男、村中の子供が憧れるヒーロー、ヴァンです」


 俺は随分と良い紹介だな。取り敢えずお辞儀しておこう。皆が温かい拍手をしてくれた。ありがとうございます。


「はい、クールですね。ニコも見習えよ~」

「酷い! 僕の紹介をやり直して!」

「俺のもだ!」


 司会者、心臓に毛が生えていそうだ。全ての抗議を笑顔でスルーしていく。俺も見習うべきか。


「はい、では内容を説明しますよー。『よーい、どん』で犬かき開始。二十五メートルある風呂の端っこまで誰が一番で行けるか競争します。ミルンさんが応援しつつ、誰が端っこに一番に触ったか見てくれますからねー。皆さん、理解できましたか?」


 ニコは「はーい」と片手を上げて元気よく答え、トウマは「ちっ、しょうがねえな」と面倒そうにしている。俺はどうするか……大人しく頷いておこう。


「はい、全員分かったみたいですね。では、位置について下さい。――よーい、どん!」


 司会者の声に合わせて風呂の壁を強く蹴る。後はひたすら手足を一生懸命に動かすだけだ。


「ヴァンちゃん、頑張れ!」

「ニコ、いいぞー」

「トウマ、速っ!」


 小さい子やじっさま、村に居た男のほとんどがここに集まって応援してくれている。どうやら俺には小さい子からの応援が多いようだ。ほんわかとした気持ちを抱えて、せっせと手足を動かす。


 俺は左側、トウマが中央、ニコが右側を泳いで行く。今の所、トウマがトップだ。さっさと終わらせたいのか始めから飛ばしている。左右に揺れるシッポを見ながら追いかけて行く。


 風呂の半分まで来た所でニコが気合のこもった声を上げる。


「うおりゃーっ!」


 スピードを一気に上げてトウマに並ぶ。おぉ、良い勝負だ。このまま行けば抜く事が出来そうだ。


 水中に顔を沈めて二人の泳ぐ様子を見てみると非常に面白い。シャカシャカと手足を交互に忙しく動かし、毛がフアサファサと水中で揺れ動いている。今度やる時は水中映像を撮ってみるといいかも。


 トウマは足の蹴りが強くて、ニコは手の振りが強いようだ。だったら、おれは両方頑張ろう。そう思ったのが良かったのか、スピードがグングン増していく。


 沈めていた顔を上げてラストスパートを掛ける。コースの残りは約五メートル。俺達はとうとう横一列に並び、互いにチラッと見合いながら、ひたすら手足を動かす。俺は勢いを緩めないまま水を掻きわけていった。


「ヴァンちゃん、負けないで!」


 スタートの時から風呂の縁を歩いて応援してくれている子が、ハラハラとしながら声を掛けてくれる。是非期待に応えねば。


「任せろ」

「うんっ」


 嬉しそうに頷いてくれたこの子の為に必ず勝ってみせる。


「うぉー」


 他の人から棒読みだと言われるが、俺的には気合を注ぎ込んだ声を出して、強く強く水を蹴る。


 トウマが水でも飲んだのか「ぶほっ、げほげへっ」と噎せている。大丈夫だろうかと思いつつ、スピードの落ちたトウマを抜く。お次はニコだ。


「うおりゃーっ」

「うおぉー」


 お互いに譲るものかと、千切れそうなほど手足を振り抜く。よし、後少しだ。だが、ニコとの差はほとんど無い。ここまで来たら自分を信じて全力を出し切るしかない。


 ミルンさんが緊張した面持ちでゴールに居る。果たしてミルンさんが口にする名前はどちらだろう?


 近付いた壁に、ニコと共に勢いよく手を伸ばす。果たして結果は?


「――勝者、ヴァン!」

「うわーーーっ」


 大歓声が風呂場に響き渡る。風呂場は音が響くし、エコーが掛かって聞こえるので物凄くうるさい。思わず皆で耳を押さえて耐える。


「あー、耳痛ぇ……。ゴホンッ。え、えーとですね、音のハプニングもありましたが、無事勝負が終わりました。第三位はトウマ、第二位はニコ、そして、栄えある一位はヴァンです。皆様、盛大な拍手を選手たちにお願いします!」


 ボフボフとまた冴えない音が響く。むしろこれで良かったかも。歓声の二の舞になってしまう所だ。


「ヴァンちゃん、やったね!」

「うむ。ずっと側で応援してくれたお蔭」


 風呂の縁を歩いて応援してくれた子が真っ先にお祝いを言ってくれた。手が濡れていて頭が撫でられないのが残念だ。


「僕も泳ぐ練習を頑張るね! みんな行こう!」


 川に泳ぎに行くのか賑やかに風呂場を出て行く。


「――おい、ヴァン。あの叫びはなんだよ。思わず噴き出しちまったじゃねぇか」

「ん? トウマ。あれは俺が最高に気合を入れた時の叫び」

「はぁっ⁉ あれで? マジかよ、棒読みだったぞ……。あー。怒るのが馬鹿らしくなってきた。じゃあな」


 何故かご機嫌斜めから脱力に変わった。よく分からんが泳いで疲れたのだろう。見送っているとニコが背中に抱き付いて来る。


「ヴァンちゃん、お疲れ。あ~あ~、後ちょっとだったのになぁ~」

「良い勝負だった。またやろう」

「うん。僕達も川に行く?」

「動き回ったから、ゆっくり過ごしたい」


 脱衣場で毛を乾かして着替えながらこの後の予定を考える。


「――ヴァン、ちょーっと待った! これ一位の賞品、イチゴミルク。さぁ、グイーッといってくれ」


 司会者に淡いピンク色で満たされた牛乳瓶を渡される。では、ありがたく。腰に手を当てるのも忘れずにやらねば。


「――ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ……。ん、うまい」

「そうだろ。今朝、早起きして牧場に行ってさ――」


「嘘だな。ここから牧場まで遠すぎる。先程来た行商人さんから買ったのだろう?」


「ヴァンはすぐ気付いちゃうよな。ニコなんか信じ切っていたのにさぁ」

「むぅ……。だって、賞品を用意する為に頑張ったんだーと思ったんだもん」


 よしよしと頭を撫でて宥めて、半分になったイチゴミルクを差し出す。


「残りはニコが飲む」

「えっ、いいの⁉ わーい、ありがとう!」


 嬉しそうに喉を鳴らして飲む姿に思わず微笑んでしまう。ニコは本当に幸せそうに味わうな。


「――ゴキュ、ゴキュ。ぷはぁ~。あー、冷たくておいしいね!」

「うむ。そろそろ清掃の時間だから外に出よう」


 二人でミルクの礼を言ってから、プラプラとゆっくり歩き、いつも通り村の入口近くに居てくれた行商人さんの元へ向かう。


「はい、いらっしゃいませ。今日はどれにするんだい?」

「珍しい物ありますか?」


「そうだねぇ……。これなんかどうだい? 抹茶っていうお茶の葉を粉末状にしたものを入れたクッキーなんだけど、これ一箱しか無いんだよ。うちでも滅多に入って来ない珍しい品だよ」


「おいくらですか?」

「四百圓だよ」


 ふーむ……。一週間のお小遣いがほとんど消えてしまうな。


「ヴァンちゃん、僕が半分出すよ」

「ニコ、いいのか? 食べたい物を選んでいいんだぞ」

「僕もそれ食べたい。だって、一箱しか無いんだよ」


 そう言えば、ニコは限定物が好きだったな。では、残り三百圓で一週間分のおやつも買っておこう。


「これ下さい。あと、イチゴ飴と――」

「毎度。また来てね」


 ニコと共に、手に入れた物を胸に抱いて家へ帰る。一位にもなれた上にお菓子も沢山買えて非常に幸せな気分だ。そう言えば、昔は箱一つを抱えるだけで精いっぱいだったなと懐かしく思い出す。


 俺とニコは親がいないので村長夫妻に育てられ、部屋もそれぞれ一部屋ずつ貰うという有り難い生活をしている。小さい頃は村長の奥さんであるフワリさんに手を引かれて、お菓子を買いに行っていたっけな。


「「ただいま」」


「お帰りなさい。あら、お菓子がいっぱいね。あっ、そう言えば行商人さんの日だったわ! 大変、急いで行って来なくちゃ」


 フワリさんはすっかり忘れていたらしく、慌ててお財布と籠を持って走って行く。


「――ん? おぉ、二人共お帰り。選手権はどうだったんだい?」

「俺、一位」

「僕は二位です」


「そうか、そうか、二人共良く頑張ったね。――おや? フワリはどこだい? この部屋に居たと思うんだが……」


「行商人さんの日だったのを忘れていたみたいで、急いで走って行きました」


「そうか。では、儂がお茶を淹れようかね。二人もその胸に抱いているお菓子を食べるんだろう?」


 クスクスと笑われてしまった。行商人さんが来た日は、いつもお菓子を抱えて帰ってくるのが恒例なのだ。


「――ただいま~」

「お帰り。欲しい物は買えたかい?」

「ええ。ギリギリで間に合ったわ。あら、皆でお茶を飲むの?」

「ああ、フワリの分も淹れよう」

「ふふふ、ありがとう」


 村長が紅茶を淹れてくれている間に、お皿に抹茶クッキーを出す。


「あら、綺麗な緑ね。ほうれん草かしら?」

「お茶を粉末状にした抹茶という物を練り込んであるらしい」

「抹茶? 初めて聞くわ」

「なかなか入荷されない珍しい物だって言っていた。皆で食べる」

「あら、貴重なお菓子なのにいいの?」

「うむ。お菓子は皆で食べた方がうまい」


 遠慮する村長たちに手渡して食べて貰う。


「――うん、ほろ苦くておいしいわ。私はこれ好きよ」

「ほぉ、これは美味しいね。大人が好みそうな味だ」


 村長たちには好評だ。俺も食べてみよう。サクサクと齧っていくと、バターの香りとほろ苦さが口に広がる。お菓子の甘い匂いとは違う、ふんわりと漂って心を和やかにしてくれる甘い香り。これが抹茶の匂いだろうか?


「ちょっと渋みがあるような匂いと甘い匂いがするね」

「うむ。抹茶いい匂い」


 味も甘過ぎず食べやすい。皆で仲良く二枚ずつ食べて終了だ。


「二人共、夕食まで遊んで来るといい」

「え? お手伝いは無いんですか?」

「たまの休みなんだ、ゆっくりしなさい。二人共、働き過ぎだよ」


 逆に途方に暮れてしまう。豆のさやむきでもしている方がいい。


「ヴァンちゃん、どうする?」

「武器の手入れでもするか?」

「それは遊びと言えないのではないかい?」


 村長に苦笑されてしまった。うーん、何も浮かばない……。


 考え込んでいたらノックの音が聞こえる。「はーい」とフワリさんが扉を開けるとミルンさんが立っていた。


「すみません。ニコとヴァンに話があるのです」


 次の依頼の話だろうかと考えながら後に続き、村の入口近くにあるミルンさんの部屋に入る。


「お休みの日にすみません。実は闇の国の王、ダーク様からの依頼なのです。儀式をする為に、魔力の強い子達が何人も城で働いているのは知っていますよね?」


 しばらくの間、村中その話で持ちきりだったのでよく知っている。十人以上の白族が同じ場所で一人に仕えるなんて初めての事なのだ。


 ダーク様は白族にとって上得意なお客様で、頭脳、人格など全てにおいて優秀でパーフェクトなお方だと言われている。その為、白族が仕えたい人ナンバーワンに輝き続けている。


 俺とニコは昔から近接警護の時などに指名して貰える事が多いので、よくお会いして皆に羨ましがられている。実際に会ってみるとフランクで、ニコを揶揄って楽しんでいる事が多い。凄い人だなとはよく思うが、皆の持っているイメージとは大分違うと思う。


 そんなダーク様のニヤリとした笑いを思い出しながら頷いて見せると、ミルンさんがニコリと微笑んで話を再開する。


「実は儀式を行っているのは、魔物の封印が解けないようにする為なのです。ですが、魔物が力を付けてきたのか復活の兆しがあるそうです。いまあの場所には戦闘が得意な子が居ません。ですので、いざという時の為に二人に行って欲しいのです。今すぐではなく二週間後からとなります」


「皆を守るという事ですか?」

「はい、そうです」


 ふーむ……。更に人員を増やすのか。それは相当強い相手なのではないのだろうか?


「それって長期依頼ですよね? 僕とヴァンちゃんが両方抜けても大丈夫ですか? そろそろポンポコさんの所の護衛依頼とか、指名のお仕事がいっぱい来る時期ですよね」


「はい。私も一旦はお断りしたのですが、どうしても二人が必要だと言われてしまいました。ここからはダーク様のお言葉をそのまま伝えますね。『本来なら城から人員を出すべきだが、魔物が多く出現していて余裕が無い。それに加えて、来て貰っている者達がかなり怯えている。だから、同族に来て貰った方が心強いかと思ってな。それともう一つ。いざという時に将軍に近いレベルで戦えなければ意味が無い』と仰られていました」


 それ程に強い魔物という事か。確かにそんな人材はどの国にも余っていないだろう。しかも極秘事項となると誰でも良いという訳にはいかない。それで俺とニコが選ばれたのか。


「断った場合は誰が護衛に就くのですか?」

「その場合は城で割ける人員の中で最も強い方が日替わりで、という事らしいです」


 ふむ。仲間達もそれでは落ち着かないだろうな。それに来てくれるのも、ちょっと強い兵士さんくらいのレベルだと思われる。


 ミルンさんの言葉を聞く限り、仲間達を村に戻すほど事態が差し迫ってはいないようだが、やはり心配だ


「――俺は行ってもいいです。ニコはどうする?」

「村が損しないなら行きます」


「報酬をはずんでくれるそうなので心配はいりません。ただ、指名をして下さった方達の印象が悪くならないように調整しないといけませんね」


 それは他の人だと厳しいだろうな。俺達が多く受けているのは護衛依頼だ。城の人が魔物の対応に追われているという事は、道中にも数が居るという事だ。行けるとしたらトウマくらいか。


「――指名して下さる方と交渉してみましょう。日程を調整して貰って、受けられる依頼をどんどんこなすしかありません。ハードスケジュールになってしまいますがよろしくお願いしますね」


 幸いにも長いお付き合いの方ばかりなので、事情を伝えると快く調整を受け入れてくれた。俺達が行けない場合は、トウマと引退して村で武術を教えている先生が行く事になった。




 行くまでの二週間は非常に目まぐるしいものとなった。あっちに行き、こっちに行きながら魔物をバッタバッタと倒す日々。時には盗賊なんて不届き者が出たりして、八つ当たり気味に攻撃が激しくなったのは仕方がない事なのだ。


 行く前の最後の依頼を無事こなし、ヘトヘトで帰って来る。あと一踏ん張りだとミルンさんの所に報告に向かっていると、げっそりした顔をしたニコが部屋から出て来た。


「あ、ヴァンちゃん、お帰り」

「ただいま。ニコも無事に終わったか?」

「うん。僕ここで待っているから一緒に帰ろう」

「うむ。温泉に行こう」

「うん、それいいね!」


 急いで報告を済ませて、至福のひと時だ。


「はぁー……。気持ちいいね~」

「うむ。だが、寝そう」

「分かるよ~。寝ないように声を掛け合いながら入ろう」


 その日はあまりの眠気に夕ご飯も食べずに就寝した。



 朝になるとダーク様が迎えに来てくれていた。


「すまんな、お前達に負担を掛けて。体が辛いようなら一日休みを取ってもいいんだぞ?」


「大丈夫ですよ。昨日しっかり温泉に浸かったので元気いっぱいです」

「俺も平気です」

「ははっ、それは頼もしいな。では、行くか」


 ダーク様に抱っこされて運ばれて行く俺達は、その時は気付いてもいなかった。この先に待ち受けている変化の波に。大事な人達と運命の道が重なった事に――。


司会者強いです(笑)。トウマは自由な仲間達の被害によく遭っています。

ニコちゃんとヴァンちゃんはお菓子大好きです。白族の村はお店が無いので行商人さんが定期的に来てくれています。


今日はもう一話投稿します。タイトルは『俺が耳を隠す訳』です。差し込み投稿になりますので、タイトルか日付でご確認下さい。ご不便をお掛けしますが、よろしくお願いします。


お読み頂きありがとうございました。

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