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何事も0から  作者: 六道千晴
9/22

高校のジャングルジム

『文化祭当日』


「出来たーーーーーーーー!」


午前七時頃、ようやく僕たちは


クラス皆で作った皆が写った写真で作った


旗だ。おそらく普通の国旗よりも大きいのではないか


「やっと出来たねぇ~」


「ビューティフルでーす♪」


葵とラムさんが口々に賞賛する


まあ、結構きれいだよな


「よし、これ飾ったら後は自由だ。鐸、旭、手伝え」


なんで僕入ってるんだ先生。カフェいかせてくれ


「ほら、いきましょ鐸ちゃん。確か校庭のはしっこのジャングルジムのてっぺんに飾るのよね」


旭が確認してくるため、一応頷く僕


高校にジャングルジム?と思うかもしれないが


ジャングルジムの高さは尋常じゃない


いまだ登り詰めた人はごくわずかという


その噂を聞いて、一回も登ったことは無かったのだが


旭は登ったことあるのか?


「何いってんのよ鐸ちゃん。乙女はそんなものに登らないの♪」


乙女じゃないから登ったことあるんだな。なるほど


「ほれついたぞ。噂には聞いていたが大きいな」


二階堂先生は虫を潰したかのような顔をしてから


僕たちに振り向く


「さて、二人で協力して飾ってくれ。今日一日は外さないから大丈夫だ」


別にそんなこと心配していない


ただこのジャングルジムをどうするか・・・・


「鐸ちゃん、はしごとかなかったかしら?」


はしご?たしか前に壊れていて廃棄したような


「じゃあ意地でも登らなきゃいけないのね。仕方ないわ。頑張りましょ鐸ちゃん」


言われなくてもそのつもりだが・・・・やれやれ



はあ・・・・はあ・・・・


「鐸ちゃん不甲斐ないわね~女に嫌われるわよ?」


お前がどうかしてんだよ!


無理だわこんなの!なんで頂上にいるんだよお前!


「・・・・やはりか」


二階堂先生がなにか呟いた後、そのままどこかへいこうとする


僕は頂上でどや顔してる旭を無視して先生についていくと


「キャーーーーーーーー!」


いきなり、女の悲鳴が聞こえた


僕は先生を置いて声のする方に急ぐと


廊下に不良がたむろっていて


そこに、葵が捕まっていた

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