新たな刺客
「やっと会えた♪先輩♪」
先輩と呼んだ女の子は、僕の許可をとらず
僕の腕にからみつく
「私、鈴木芽理って言います。鐸先輩ですよね?」
鐸は僕だけど、なんで知ってるんだ?
「んもー忘れたんですか?入学式の頃、突然の雨で困ってた私をかっこよく助けてくれたじゃないですか!」
入学式?確かにそんな記憶があるけど
あれ君だったのか
確か折り畳みと普通の傘二つあったから
貸したんだっけ
ちなみに前日に傘を忘れたなど
口がさけても言えない
「そーです♪また会えてうれしいです先輩♪」
ちょっ、ひっつくなよ
もしかしてこの子、それで僕を好いたのか?
まじか
そう思ってため息をつくと、目の前に葵がいた
「鐸・・・・君。誰その子?」
僕は説明しようとすると芽理さんが邪魔をする
「彼女の鈴木芽理でーす♪」
違う。一ミリも合ってない
「へ、へぇ~彼女できたんだね~おめでとう鐸君」
いや、待て。違う。なにか誤解している
「ごめん。私先いっとくね」
行ってしまった。なんであんなに傷ついてるんだ?
「これで二人っきりですね先輩♪」
このままじゃダメだな。仕方ない
「ごめん。そろそろ授業だから。またあとでね」
そう言って僕は逃げようとすると
「先輩・・・・絶対に私のものにしてあげる」
そう言って手をふりはじめた
やれやれ、やっかいなやつがでたものだ
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僕は教室に入るなり、旭に呼び止められた
「ちょっと鐸ちゃん。あなた葵ちゃんになにかしたの?」
ん?葵?なにもしてないが
「教室に戻ってきたら思い詰めた顔してね、質問しても聞いてくれないのよ~」
さっきのことでなにか思ったのだろうか
やれやれ・・・・
僕はなにか考えている葵の肩に手をおく
するとビックリしたようにこっちを振り向く
「あ、鐸君。さっきは邪魔してごめんね」
助かった、と言っては芽理さんに失礼だから
僕はそんなことはないという意味をこめて首を横に降る
「あの人はいつからの仲なの?デートとか、した?」
いや、今日がほぼ初対面だし
そんなのはない
「えっ?でも彼女って」
ようやく僕はちゃんと事情を話した
「なぁーーんだ、そういうことだったんだね!あの子のアプローチが凄かったから私はてっきり・・・・」
僕が付き合う人なんかいるわけないだろ。
事情は話したし、そろそろ机にもどるか
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「よかったぁ、鐸君、まだフリーなんだ」
「全く、あなたたちは健気すぎるのよ」
「そんなこと言われても、だって・・・・」
「このままだったら奪われるかもしれないのよ」
「・・・・そうだね。頑張らないと」
「うふふ♪面白くなってきたわ♪」
湊「湊さん参上!次回予告の時間だぜ!」
鐸と芽理との間の勘違いで
なにかを決心する葵
すると文化祭のテーマを決める様子
皆の個性揃った意見に鐸はため息?
湊「おお!これは楽しみ!皆さんもまた次回!」
『新プロフィール』
鈴木 芽理 16歳
D←もうつっこまないよ?(;´д`)
目の色 青
髪の色 さくらんぼ色のみつあみ
身長162㎝
鐸などの後輩
鐸以外で唯一、湊に気づく存在
なので昔から湊とは仲が良かった
自分の体においての羞恥心が全くない
女には優しいのだが男にはよく弄ってくるドS
心を許してる人のみ隠された性格が!?
「あ、先輩♪一緒に帰りましょ~。もちろん二人で・・・・♪なーんてね♪」