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何事も0から  作者: 六道千晴
2/22

幻の学食

今日はたまたま母親が弁当を作り忘れたので


今日は学食にすることにした


ここの学食は曜日によってメニューが違うため


いつも悩まされる


「Oh!鐸さんもお昼御飯ですかー?」


メニューとにらめっこしていると


和食ランチのようなものをもったラムが来た


君も学食なのか


「yes!鐸さんはついてますね~♪今日はこの幻の和食ランチが出る日なんでーす♪」


幻の?それは君がもってるものだよね


そんなにおいしいの?


「そーなんです!今朝とれたての魚でできたシャケや最高級の米コシヒカリ!一ヶ月に一回口にすれば最高だと聞きまーす!」


うわ、それ聞いたらよだれがたれてきた


しかしもう売れ切れだろうな


「いつもおいしそうに食べてる私・・・・ですが!今日の私はグットラック♪たまたま授業が早めに終わったおかげでこうして食べられるんでーす♪」


そういう風に嬉しそうに話すラムさん


すると今度はがっかりした顔をした


「がっ!誤算!Oh my God・・・・まさか、まさかトマトがくるとは・・・・これだけは、これだけはぁぁぁ」


トマト?トマトが嫌いなの?


「日本食は基本的に大好きなんですが、こればっかりはどうも・・・・」


そんなに嫌いなら食べなければいいじゃない


「で、ですが食べ物を残すのはもったいないでーす。そこで、鐸さんにお願いがあるんですが」


・・・・あぁ、なるほど


「どうか!どうかこのトマトを鐸さんのお腹におさめてください!私はこのシャケだけを食べるのでーす」


うむ、トマトは嫌いじゃないけどそれじゃあ交渉は成立しないね


「あああ!シャケ!私のシャケ!半分ももっていかないでくださーい!!」


はい。これで交渉成立。あ、想像以上にうまい


「うぅ、でも鐸さんの交渉をのまないとですねー、good-bye。私のシャケ半分。また会いましょう」


さて、おいしいもの食べたし


そろそろ学食を頼もうかな


『キーンコーンカーンコーン♪』


え、このチャイム・・・・まさか


「そういえば鐸さんはお昼ごはん食べるの早いですね。もう予鈴なりましたよ?」


そういうオチかよ・・・・



五時間目が終わり、机につっぷす僕


お腹へった・・・・


「んあ?鐸さん、そこでうずくまってどうしたの?」


ん?湊さん?ああ、昼飯抜いちゃってさ


「それは大変!良かったら湊さんが残してたごはん食べる?」


おお!ぜひ!


そう言って受け取ると今度は湊さんに気づいていないであろう旭が来た


「あら?お弁当もってどうしたの?鐸ちゃん」


ああ、昼飯をぬいちゃってさ、湊さんにもらったんだ


「湊さん?」


ほら、そこにいるじゃん


「あらやだ、気づかなかったわごめんなさ~い♪」


初対面(?)の旭は礼儀よくペコリと謝る


「いつものことなので大丈夫だぜ♪」


なにも大丈夫じゃない気がするけど、湊さんは気にしていない様子


すると旭がかわいらしい箱を出した


「放課後に食べようと思ってたんだけど、これあげるわ♪私特性のりんごちゃんよ♪」


特性のって、切っただけに見えるけど


それを言うと怒りそうなので言わないでおこう


・・・・ふっ、持つべきものは友・・・・かな

あとがき『次回予告』


「次回予告の時間でーす!このラムがおつたえしますよ~♪」


次回は幼馴染みの葵ちゃんの家におじゃますることに!?


皆で女子会(?)をしまーす!


憂鬱な鐸さんは果たして女子についていけるのか!


次回『憂鬱な女子会!』


「盛り上がっていきましょー!」

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