序章 その壱
実際自分がそうなるかもしれない「スランプ」というものを打ってみました。
打ち始めた頃は短編にしようと思っていましたが、ダラダラと打ってみようかな~という思いになり、まずは「序章 その壱」にしました。
その壱がつきますから、序章はいつまでも終わらないかもしれません。
二、三文字が打って、消す。次は一文字。四文字。六文字・・・。抜けられない。私は今、スランプなのだ。まあ、スランプという程名の知れた小説家でもないが。
私の名前は吉田久美子。ペンネームは山田久子。ペンネームのセンスからして、売れていないのが一目瞭然だ。そう母に先日言われた。正直、ショック極まりなかった。
私は溜め息を付き、ベッドへ飛び込んだ。身長160㎝、体重68㎏で本当にベッドに飛び込んだ。ベッドが軋む。私は抱き枕ちゃんを抱いて、気持ちを落ち着かせた。少し冷たい空気に包まれたベッドは、私の心と頭も冷やしてくれた。こうゆうのを、比喩というのを、小五、六で教わった気がしなくもない。
私は抱き枕ちゃんを抱きながら、妄想に浸る。先日見た映画の主人公とヒロインのラブストーリーの続きを自分で考えて自分で演じる。他人から見れば、ドン引きされ、変人だと思われ、そのラブストーリーの続きの話も大して面白くない、そう思われるに違いない。
私が先日見た映画は戦国モノだった。主人公は阿呆ではあるが百姓たちに慕われ、戦略が中々のモノの殿様が豊臣秀吉相手に戦う物語である。その殿様に惚れた女が、姫様で、この姫は後には秀吉の側室になってしまうのだ。だが、またそれがキュウンときた。その映画では二人が最後に抱き合うシーンが無かった。だから私はその抱き合うシーンを妄想しているのである。
このようなことは小学生低学年の頃からやっていた。その頃からは既に小説家になりたいという将来の目標があった。今にして思えば、無謀な夢であった。小説家になること自体は難しくはない。だが、売れるということが難しいのだ。私はその底なし沼に容易に足を踏み入れてしまった。誠にもって、哀れなことである。
仕方がないのでテレビのチャンネルをいれた。昔からやっている、つまらない刑事番組が始まっていた。きっと夕方に再放送するやつだろう。私が保育園児のときからやっている。捕まる犯人は皆顔が怖い人ばかりだから、直ぐに分かる。巷では「簡単だけど出演者がカッコいいからついつい見てしまう刑事番組」で名が通っている。
私は見る気をなくし、テレビのチャンネルを切った。つまらない。そう。私の小説のようにつまらない。
ひとまず打ってみましたけど・・・。
マズイですね。駄目そうだったらもう打ちません!!
一応まだ、頑張りますけど・・・。




