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画面越しの恋
半年ぶりに友人のななこに会った。
「この前ゆうりからりょうへい達との写真が送られてきたの!」
「え!りょうへい?」
りょうへいは私の初恋の人。
小学校5年生の頃、同じクラスになったのがきっかけでよく話すようになった。
席は遠かったが視線がよくぶつかる日々。
私は何か勘違いをしていたのかもしれない。けれど、その頃の私が彼を好きになるには十分すぎる理由だった。
中学は彼が受験をしたことで離れてしまい話すことも徐々になくなってゆき気づけばもう7年。
SNSは繋がっていたが彼は投稿はしない人だったので顔なんかすっかり忘れていた
「え!りょうへい?見たい!!」
画面に写っている彼は少し大人っぽくなっていた。 それはそうだ。7年も経っているのだから。
それでもどこか懐かしさがあった。
「大人っぽくなってる」
「ね!どう?」
「かっこいいかも」
小声で呟く。
懐かしさのせいか彼との思い出が蘇ってくる
あの頃の出来事と彼の今を重ね合わせてしまう。
胸が苦しく不思議な世界に迷い込んだ気持ちだった。
気づいた時には私は彼に会いたくなっていた。
2度目の恋に気づいてしまったのだ。




