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命の輝き

作者: 黒楓

今朝、小雨に濡れながら通勤した時に見た光景です。





今朝、駅の構内で巣籠りしているツバメを見た


巣から少しばかり頭を出し

ちょこんと傾げてたりして……


ああ、どのくらいの“静”の後


ひっきりなしに黄色い喉を鳴らす子供達の為に


翼で空を切って

行き来するのだろう


ああ、どのくらいの命を捉え

黄色の縁取りの赤い喉奥に押し込んでゆくのだろう


命の始まりは命の終わりと背中合わせ


例えば今、グイッ!と押し込まれたシオカラトンボ


子供の頃からずっと他の虫たちを食した挙句

この子に食される


その子とて

来年、また


戻って来られるのか?

カラスにやられるかもしれず

風に海に溶けてしまうのかもしれない



昔、朝露に彩られたトンボの写真を見た事がある

羽や複眼に朝露を纏い

それらがすべてダイヤの様な輝きを放っていた


命の輝きは一瞬のもの


そこから鑑みると

蚊などは輝きを纏わぬ代わりに

血の代償でよしとする

優しい生き物かもしれない


勿論、ヤツらが近付けば


ペシッ!と

容赦なく叩き殺すけど







メルヘンにならないのが黒楓なのです!!( *´艸`)



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― 新着の感想 ―
[良い点] タイトルからほっこりとシリアスさのブレンドを味わいつつ読み進めてのオチぃーッ!!!  ああ、美しくも残酷なる命の輝きよ!
[一言] うちに、 「ツバメ、巣作ってくれない」 んだよなあ・・ カラス多いからなあ・・
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