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能面男のサバイバル、始まる 5

「あぁあ…思い出したら恥ずかしくなってきた…消したい…記憶から…」


日本最強を目指す!だのと意味不明な酔っぱらいの世迷い言を言いながら荒れていた時代…初めて吸ったタバコで噎せて以来タバコにも手を出さず、酒も強くないから殆ど飲まず、デカイ図体だけで「俺は強い」と熱く馬鹿野郎だった過去…死んだ感情に羞恥を思い出させる過去の恥ずかしい歴史に数分落ち込み、落ち着いてから改めて現状を確認する


フォレストボアからは最初のドクドクという勢いではないにしろ、まだ血は流れ出ている

…仕留めたはいいが、このサイズの獲物をどう運ぶか…流石に、手運び出来るような気がしない

中型犬よりは明らかにでかく、恐らく大型犬に近いサイズはある

腰は今まで悪くは無かったが、今回はやってしまう気がしなくもない


どうしたものか…またビニールシートに乗せて運ぶか…だが、距離もあるし、ビニールシートが破けてしまう可能性もある

いまアレを失うのは避けたい所だ


…では、どうすれば…例えば、今この場で内臓を取り出してしまう、という方法もある

だが、血の匂いを嗅ぎ付けた何かが来てしまってもおかしくはない

だが、運ぶのならばそうしてしまった方が断然軽くはなるだろう…さて困った

思案しながらフォレストボアが薙ぎ倒した大木に腰掛ける

もう一人いれば、前後の両足を木に括り付け、木の両端を担いで運んでしまえただろう

車でもあれば、ビニールシートの上に乗せて運んでしまえただろう


だが、俺は一人だし分身も分裂も出来なければ、物を浮かせる魔法やら超能力もないし、そもそも異世界、車なんかない


「ホーンドラビットの時も悩んだな…何か考えなければとは思うが…」


生活する事そのものと、目先の事に囚われがちに過ごしてきていたから、毎回その場で困る

今後は、本当に先を見据えなくてはならない


何か良い知恵は無いものか…背負子(しょいこ)は…しかし自作の物がフォレストボアの重さに耐えられるか…?

神様の「一人では限界が」という言葉が、まさか早速突き刺さるとは思わなかった


「仕方ない、取り敢えずビニールシートとパラコートは持ってこよう…後は…」


後で考えよう、兎に角今は道具を取りに行こう



テントからビニールシート、パラコートの2つを持って帰ってきた俺は、フォレストボアから流れ出ていた血が乾いているのを確認した

結構な量が流れ出たはずだ…血抜き完了とまではいかないが、大分抜けただろう

それと同時に、肉が固くなりつつあるのも確認し、急いで準備を始める


結局、内臓だけ取り出して運ぶ事を選んだ

そうと決まれば急いで処理をしなければならない


肛門付近から首の下まで一気に開き、内臓についた肉や膜を切り取り、内臓を取り出したら次は頭を外す

ただ、首の骨がホーンドラビットよりも太く、仕方ないのでスコップのノコギリ刃を使って無理矢理切り、残っている皮や肉をナイフで切り離す

胴体部分だけになったフォレストボアをビニールシートに


「まだ結構重いが…それでもマシだな」


乗せたら、ビニールシートの四隅の歯止め用の穴に、二重に折り畳んだパラコートを通す

全ての穴に通して軽く絞り、輪になっている所に反対側を通す

そのまま今度は袋状にした下側を支えるように通し、更に上側の絞っている部分にも通して…これで、多少の重さでも運べる簡易荷物袋になっている…はずだ


「よし、後は…」


スコップで自分の膝下くらいまで穴を掘り、内臓と頭を埋葬する


「さて、帰るか………ん?」


全ての工程を終えてテントに戻ろうとした時、ふと自分がフォレストボアを捌いていた場所から大木を挟んで反対側に何かがいるのが視界に入る


「嘘だろ、気付かなかった!」


倒れた大木の破片が刺さったのか、先程自分に突進してきていた小さなホーンドラビットが倒れているのが見えた

後ろ足には木の破片が刺さり、動けないでいる


「マジかよ…」


近付いてみると…まだ、生きている

血は少し流れているが、どうやら致命傷ではなかったようだ

それでも、あれだけ警戒心を見せていたコイツが俺が触れても逃げないのは…恐らく、逃げる体力もないし、後ろ足の怪我で動けないのだろう


「…クソッ…見なけりゃスルーしてたけど、そうもいかねぇよな…大人しくしてろよ」


肩にかけていたフォレストボア入り簡易荷物袋を一旦下ろし、ホーンドラビットの子供(恐らく)の体に優しく手を起き、後ろ足に刺さった木片を抜く

痛みに小さく鳴くホーンドラビットの子供を敢えて無視し、自分の飲料用に持ってきていた水筒の水を傷口にかけて洗いながら傷口を見る…木片は残ってはいないようだ


「…今はこれ以上何も出来ない、急いでテントに連れていこう」


改めて袋を縛ったパラコートを肩にかけ、空いた手で出来るだけ優しくホーンドラビットの子供を抱き抱えると、早足でテントに戻ることにした




テントに戻った俺は、まずホーンドラビットの子供を寝かせてやる

どうやら、移動中に傷口からの血は止まったらしいが…兎に角、急いで行動しよう

まず、簡易荷物袋を川まで運び、以前ホーンドラビットの血抜きをした時に作った窪みにフォレストボアを捌いた体を入れ、石を乗せて固定する

ビニールシートとパラコートを洗い流したら、ビニールシートは地面にそのまま敷いて石を幾つも乗せて固定、パラコートはほどいて此方も以前作った物干しにかけ、片方の端を地面まで下ろし、石を乗せる


次に焚き火に火を付け、小鍋で人肌くらいまで水を温めてぬるま湯を作り、そこに連れてきたホーンドラビットの子供を入れ、改めて傷口にはあまり触れないように体を洗ってやる

ホーンドラビットの子供は、意識はあって嫌そうに体を動かすが、力無い

洗い終えたら、手持ちのタオルで優しく拭いてやり、テント内の毛皮に寝かせる

リュックの中から自分が怪我した時の為の消毒薬やら絆創膏、痛み止めの錠剤や化膿止めの塗り薬の入ったポーチを取り出し、消毒薬と化膿止めの塗り薬をホーンドラビットの子供の傷口に付けてやる

染みるのか、呻くような小さな鳴き声をあげるホーンドラビットの子供だが、やはり逃げる程に力は残っていないようだ


「大丈夫、良くなるさ」


傷口にポーチの中から取り出したガーゼを当て、それがずれないように包帯を軽く4周程巻き、ナイフで切る

切った箇所を更に半分に割いて、両方向から巻いて縛る


「よし、取り敢えずは終わったぞ」


俺の声に反応したのか、傷が痛むのか、小さく鳴き声をあげてから、ホーンドラビットの子供は静かになった


「…さて、改めて片付けるか…」


血で汚れた上着を濡らしたタオルで拭き取り、ナイフ等も改めて綺麗に拭く

干したビニールシートやパラコートの状況を確認しつつ、小鍋を丹念に洗う

その小鍋でそのまま川の水を改めて掬い、ぬるま湯を沸かして、それを一口飲んだ


「…はぁ~…」


漸く一息付けた、そんな気がした


「何も無い日と何か起こる日の差が激しいんだよ…全く…」


いつも通りに森の開拓してたら、ホーンドラビットの子供に出会い、フォレストボアに突進され、必死に避けて気絶していたフォレストボアを仕留めた

そうしたら頭痛が走り、槍術スキルとやらが変な上がり方をした事やらを神様に言われ、フォレストボアを森の中で捌いた

そして、怪我したホーンドラビットの子供を見付けてしまった

ソッとテントを覗くと、毛皮の暖かさや同族の僅かに残る匂いからか、怪我の痛みが和らいだのか、それら全てなのか…ホーンドラビットの子供はスピスピと小さな寝息を立てていた


「寝たか…良くなったら逃がしてやろう…はぁ、疲れた…」


自分自身が安心したからなのか、ドッと疲れが押し寄せてきた


「飯は…食わないといけないんだろうが、今日はいいや…寝よう…」


テント内で寝ているホーンドラビットの子供を起こさないようにソッと戻ると、極力静かに寝袋に入り、ジッパーを締める


「コイツも相当気を張ってたのかな」


まるで起きないホーンドラビットの子供を横になって見ていたら、直ぐに睡魔に襲われた

そのまま、睡魔には逆らわずに俺は眠りに付くことにした





朝は平等に訪れる、俺にだって、ホーンドラビットの子供にだって、世界にだって


日が登り朝を迎えた頃に、俺は起こされた

顔に当たるフサフサした何かの感触で目を覚ますと、起きた俺に驚いたのか、飛び退こうとして怪我のせいでコロン、と仰向けにひっくり返ったホーンドラビットの子供と目があった

スピスピと鼻を鳴らしながらジタバタしている様に、つい笑ってしまった

身体を起こしてやると、足を引き摺りながら毛皮の上に戻り、身体を丸くした


「俺を起こしてくれたのか?…あ、腹減ったのかな…餌かぁ…」


そもそも、俺も飯を食ってないのだ

そう思ったら最後、一気に腹が減ってきた


「…飯だな、また肉だが」


そろそろ野菜や炭水化物が欲しい…味的にも、栄養バランス的にも

それらしい物は見掛けていない、たまに見掛ける食べられそうな植物や木の実なんかは栄養的にどうなのか分からないが…


テントから這い出し、顔を洗う

最近は、本当に水が程に凍える程に冷たい

さて、前日川に浸けておいたフォレストボアの肉はどうなっているかな、と…冷えている、かなりキンキンに

逆に血抜き出来ていないような気もする

昨日確か固まりかけていたし、もしかしたら…と、思ったが、何とかなっていたようだ


フォレストボアの体を引き上げようとした


「くそ…めっちゃくちゃに重てぇ…」


毛が水を吸いきっていて重い…ああ、ホーンドラビットの時より重いかもしれない


「…少し水から上げておこう」


少しだけ、川辺の砂利の上に毛皮を下にして置いてみる

ザバーッ…と毛皮に染み込み溜まっていた水が流れて出していく

肉側の表面は、うっすら白くなっていた


「おいおいウソだろ…あぁ、あれか、水分が蒸発する時に温度も奪っていくっていう…」


だから、人間は暑いと汗をかいて、それが体温調節として働いている

有名な所で、犬は汗をかけない代わりに舌を出し、体温調節しているというアレだ


どうやら乾燥もしているらしい、肉の表面の水分はどんどん失われている…いや、美味くなくなっていきそうな気がしてしまうな

俺の洗った顔も、既に乾いてきている

邪魔くさくなってちょっと前に自分でナイフやら鼻毛切りハサミやらを使って短くした髭も、殆ど乾いていた


「…寒っ!?た、焚き火を…」


急いで焚き火を付ける…薪がそろそろ心許ない…また薪を取りに行くか

だが、あの怪我をしたホーンドラビットの餌も探さないといけない


「アイツら、何食うんだ?まさか肉食なのか?」


立派な角もあったし、まさか…と思ったが、脳内サバイバル知識先生からメッセージが届いた


外敵から身を守る為に伸びたのか…魔物類に分類されるが…魔物類をまず知らないんだが…んー?…野生の元々いたウサギの変異種のようなもののため、半魔物類ともされる…いや、だから魔物類とか半魔物類とか…いや、もういいや


で?コイツらは何を食うんだ?…ああ、そこは草食なのか…魔物類に変異した為、魔界の毒草から野草まで、殆ど食べられる…羨ましいな、毒には当たらないという訳か


『但し、魔界の毒草は耐性が付くまではお腹を下す』


「ダメじゃねーか」


思わずツッコミを入れてしまう…俺、この生活が始まってから、感情が少し蘇生したかもしれんな

兎に角、魔界がここなのか、遥か遠い場所なのか、川向かいなのかは知らんが、野草なら殆ど何でも食えるようだ

で、コイツらの好きな草とかはあるのか脳内検索をする…ふむ、なるほど…何か見たことあるような、凄くホウレン草に似たような草だが、流石にこの森では見掛けてないな

しかし、今は恐らく冬だというのに、この森の葉は枯れているのが少ない

地面の草も割と残っているように見える

環境に適応したのだろうか、自然というのは凄いもんだ

人間は適応せずに科学に頼ろうとする…いや、これは都会や先進国の軟弱生命体の話だな、俺を含む

世界には色んな過酷な環境で暮らす人達もいる


焚き火の火が安定してきたタイミングで、森の入り口まで行く

野草の葉を少し千切り取り、川で泥を洗い流す

知識さん曰く、この草はホーンドラビットも食うらしい

但し、今怪我をしているのは子供の為、そのままよりは少し柔らかくしてやる方がいいらしいが…軽く石で叩いてやれば大丈夫だろうか


ホーンドラビットは母乳の時期が終わる頃から角がしっかりとしたものが生えてくるらしい、それもそうか、母親に刺さってしまうからな

良くできたもんだ、とサバイバル知識がもたらす豆知識とホーンドラビットの良く出来た生態に感心しながら、軽く葉を叩く

数回叩いたが、どうだろうか…手に乗せ、テント内に戻る


「コイツ、昨日までの警戒心はどうしたんだ」


柔らかく叩いた草を差し出すと、怪我した足を引き摺りながら近付いてきたと思ったら、警戒心の欠片もなく草をモシャモシャ食べ出した…野生とは…魔物類とは…

悩む俺を余所に、ペロリと平らげたホーンドラビットの子供は、名残惜しそうに俺の手のひらをクンクン嗅ぐ


「分かったよ、ちょっと待ってろ」


今までの人生、生き物を飼いたいとかはおろか、自分以外の他人にまるで興味を持たなかった俺からすると、餌を用意してやる事は初体験だ…量も種類も分からない


「人生経験、足りないな」


ペットなんか飼った記憶も当然無い所か、誰かとまともな生活を送っていた記憶すらない

今がまともかと言われたら甚だ疑問だが、初めての共同生活…になるのか


「ペットの糞とか、テント内は辞めてもらいたいな…」


何せそれほど広くは無いのだから

そこで俺は、朝飯前にとばかりに森の入り口周辺の木を切り、枠を作る

厚さはバラバラながらも板を作り、テント内に持ち込んだ

板を敷き、そこに枠を乗せ、更に拾って来た枯れ草を敷く


そこに、怪我したホーンドラビットを入れた


「悪いな、そこがお前の部屋だ、狭いだろうが屋根はあるし、板の下は毛皮だから暖かいだろ?そこなら糞してもいいからな」


言葉が通じたかはまるで怪しいが、ホーンドラビットは此方を見上げ、首を傾げながら鼻をピクピクさせていた

だが、森にいた頃とそれ程大差ない枯れ草の感覚は悪くないらしく、大人しかった


「さて、俺の飯だな」


朝飯前どころか、日は高く昇っている…急いで肉と皮を処理しなくては

大分水の切れたフォレストボアをビニールシートに乗せ、まずは皮を肉から剥がしていく

左前足の槍で貫いた穴から縦に1本切れ目を入れ、更に他の三本も切れ目を入れておく

そこから順に、慎重に皮と肉のギリギリを狙って外していく

皮剥ぎ作業を終えたら、肉を骨から外していく

表面の乾燥した肉を削ぎ、モモ肉と体のブロックに切り分けたら、肉の処理は終了

肉は、またビニール袋で川の中で冷やせば暫くは保つ…と、思いたい

続いて皮の処理だ…そういえば、川の中でやるのか…手ぇ死ぬんじゃかいか、マジで


…仕方ない、背に腹はなんとやら、前に作って以来愛用している風呂(穴を掘っただけ)を使うか

風呂近くで焚き火を起こして、石を焼く

水は常に流れているので綺麗な状態を保っている

今回は少な目でいいだろう、3個ほど石を焼き、頃合いになったらスコップで掬って放り込む

けたたましい音と水蒸気に、テントの中にいたホーンドラビットが此方に顔を出す位の激しい音だ


「大丈夫だ、危なくないから」


声をかけてやる…あいつ、マジで言葉理解してんのかな?大人しくテント内に引っ込みやがった


「さて、と…水温は…うん、全然耐えられる」


だが、急いでやらねば水は冷えていく

皮を少しぬるい水の中に入れ、ナイフの背で残った肉や脂をこそぎ落としていく…ああ、今日は風呂は諦めるか…

石で軽く叩いたり、洗濯するように皮の内側同士を軽く擦り合わせたり…時間をかけてはいられないが、やらない訳にもいかない

小一時間やっただろうか…正直、水はもう痛いほど冷たい


「…限界だ…!」


皮を水から上げ、また砂利の上に置く

毛皮が吸った水が流れ出ていく…その間、俺は焚き火に手をかざし、暖めておく…というか、暖めないと指がまともに動かない


大体水が切れたら、今度は以前ホーンドラビットの毛皮作りの時に作ったままの干し台にシワにならないよう引っ張って広げ、強風で飛ばないように足部分の先端にナイフで小さな穴を空け、パラコートで縛って引っ張る

使い回しているが、そろそろ1/3位使ってしまっているな…気を付けよう


皮の固定が終わったので、漸く自分の飯…焼いた肉を食う時間だ

川で冷しておいた中からモモ肉を1本丸々持ってきて、最近作ったまな板(丸太から切り出した板を出来るだけ石やらで削ったもの)の上に置く

それからテント前の何時もの焚き火に火を付け、薪を放り込む

火が安定する間に、今度は森近くで先程より多めに草をナイフで切って収穫してくる

次に川に戻り、小鍋で水を掬い、火にかける


「違う、お前の風呂じゃない」


小鍋を見た途端にホーンドラビットがガバッと顔を上げた…普通、こういう生き物は水で濡れるのを嫌うんじゃないのか?…まぁいいか、明日は一緒に入ってみるか

小鍋の水が少し沸いてきたら火から下ろし、カップラーメンの空き容器に移す…これも初日からずっと使っているが、まだ大丈夫なのは凄いな

それからまな板の上でモモ肉をナイフで削ぎながら網に乗せ、焼き上がるまでの間に摘んできた草を石で叩く

いつの間にか怪我した足を引き摺りながらのそのそと俺の足のそばにいたホーンドラビットを抱えて太ももの上に乗せてやり、草を与える


肉が焼けるまでそれを続け、後は自分の飯だ

…この共同生活、あと数日程で終わりを迎えるだろう…少し寂しいような、面倒が減るような、何とも言えない気分になりながら、肉を貪った

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