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能面男、居候生活へ 17

「…ふぅ」


佳菜子ちゃんが小さく息を吐いた。


「疲れた?」


「はい…少し。やっぱり、まだ体力が全然落ちちゃってるなぁ…」


痩せた自分の腕を見て呟く佳菜子ちゃん。前がどんな子だったかは知らないが…


「何か運動でもしてたの?」


「あ、いえ…元々運動は苦手で…高校は美術部でした。そんな、凄い本格的な物では無かったですけど、油絵描いたりしてました」


「そうなんだ。俺は絵心が欠片も無いからなぁ…」


「そうなんですか?…油絵もでしたけど、本を読んだり、まぁ何と言いますか…運動はしてこなかったです」


それでも分かる程に、栄養も自由も無かったのだろう。助け出せて良かったと思う。

ふと、病室の扉がノックされる。佳菜子ちゃんが「はーい」と答えると、


「カナコちゃん、お昼ご飯の時間よ」


と、恐らく看護士さんの声が外からかけられる。


「よし、じゃあ俺も1度宿に帰るかな…少ししたら、良ければまた来るよ」


「あ、はい、分かりました、お待ちしてます…その、やっぱり少し、暇になっちゃうので」


「分かった、じゃあまた後で…ウサ子、行くぞ」


声をかけると、ウサ子はムクっと起き上がるとジャンプ、俺が開けておいた上着の中にダイレクトイン。それからモゾモゾッと顔だけひょこっと出す何時もの場所に落ち着いた。


「ウサ子ちゃんも、またね」


佳菜子ちゃんの言葉に、「またね」とばかりにキュイと1鳴きした。


「じゃあ、また」


そうして扉を開けて看護士さんを招き入れる。運ばれてきた食事は、質素なパンと豆やら野菜の入ったスープ、それとソーセージ2本。俺ならまず足りない位の量だが、恐らくそれでも佳菜子ちゃんには適量なのかもしれない。

廊下に出ると、「ちょっと良い?」と後ろから声をかけられた。振り向くと、そこには俺より少し年下位の栗色のショートカットの女性が立っていた。服は佳菜子ちゃんと同じ入院着…ああ、彼女は…


「まだ助けて貰ったお礼を言えてなかったわね、素敵な狂戦士(バーサーカー)さん」


「別に気にしないでくれ、狂戦士呼び以外は」


「あら?そうなの。格好良かったわよ?扉を切り裂いて、中にいた汚いオッサン睨み付けてた姿…最初は「あ、殺される」とか思ったけど、そのまま他の部屋に行ったのを見て、「まさかここから出れる?」って思ったわ」


「恐らく、全員救い出せたはずだけど…全員救い出せていた?」


「大丈夫、あの掃き溜めに監禁されていた子達は、皆ここの診療所に来て…ちょっと不安定になってしまった子は違う専門の施設にいるはずよ」


不安定…そうか…上手く言えないが、何とも苦々しい気持ちになるな。


「ごめんなさいね、他の子達もお礼はしたいと思っているだろうけど…やっぱりまだ、誰かに会うのすら怯えている子もいるのよ」


「気にしないでくれ、本当に。その子達が生きているなら、俺は良い」


「…ちょっと、中庭に行かない?廊下で立ち話もなんだから」


「ああ、分かった」


ウサ子は既に服の中に隠れていた。本当、空気まで読めるのか、コイツは。俺とその女性は診療所の中庭に出ると、置いてあるベンチに腰掛けた。


「ごめんなさい、自己紹介してなかったわね…私はレベッカよ。性は…まぁいいわ」


「俺はケンタロウ、ケンタロウ マガミだ。どう呼んでくれても構わない」


「そう、じゃあケンタロウって呼ぶわね…改めて、助け出してくれてありがとう、あの場所に監禁されていた中では最年長で一番前からいた私から代表して、お礼を言わせて貰うわ」


「ああ、礼は受け取った。だからもう、気にしないで良いから」


「分かったわ…私ね、毎朝起きる度に、「ああ、あの場所に戻らなくていいんだ」って思ってから起き上がるのよ…未だに、扉をノックされると一瞬身体が強ばるし、怖くもなるけど」


何も言えない。何と言ったら良いのか、本当に何と伝えれば良いのだろう。ただ言えるのは、もしルードの野郎が100万回甦っても、101万回殺すだろう、という事だけ。


「それから、看護士さんの呼び掛けでホッとするの。ああ、もう終わったんだ、って」


「…ルードは、俺が斬った。あの厚化粧ババアや、詐欺師野郎のギリーも、もう捕まった。もう残党も殆ど捕まったときいている。奴らは終わりだ」


そう、もう彼女達が怯える事は無いはず…ではあるが、心に深く残った傷はそう簡単には消えない。


「うん、ありがとう…私はさ、もう家族なんかいないから、この町でもどこでも行って、働こうと思ってる…栄養失調が治れば、ね」


「そうか…この街でも違う街でも、上手く行くといいな」


「そうだね。それで、身寄りの無い子達を引き取って暮らして行こうかな、と思うんだ。助け出して貰った皆と」


「…いいんじゃないかな」


きっと彼女、レベッカは自分のような目に会う子を減らしたいんだろうな。それは茨の道だし、苦難の連続だと思う。それでも…彼女はやるんだ、という目をしている。


「この国の孤児院で働いたら?」


急に後ろから声をかけられた。レベッカはビクッとして振り返る。俺には聞き慣れた声だから大丈夫だが。


「ローザ、急に後ろから声をかけるのはやめた方がいい」


この国のスーパーお婆ちゃんことローザが立っていた。手には木の皮で編まれたバスケットを持っていた。


「…ローザ、って、元魔法師団長の…」


「ええ、そうよ。今は隠居したお婆ちゃんだけどね」


「は、初めまして!こ、この度は」


慌ててレベッカが立ち上がろうとするが、ローザはそれを制して


「もう、改まらなくていいのよ、私は今はただのお節介なお婆ちゃんよ」


と、座らせた。


「あ、はい…」


「それでね…この国の孤児院なんだけどね、人手不足らしいのよ。孤児院に関しては貴族連中に集めさせた寄付金とか国からの援助で成り立ってはいるんだけど、人手不足は否めないらしくてね」


「そこに、私を…?」


「ええ、紹介状も書くわ。その代わりと言ってはアレだけど、他の子達とも話をさせてくれないかしら?」


「ええ、それは多分大丈夫だとは思いますけど…何故ですか?」


その質問に、ローザはニコッと笑って


「故郷に帰りたい子はあの子…現国王に支援させるわ。働きたいならそれは私が紹介状を書くし、住み込みなら貴族連中に話を通すから」


と答えた。おいおい、また国王と貴族達を動かすつもりか、このスーパーハイパーウルトラお婆ちゃんは。レベッカがあまりのパワーワードの数々に、思考回路が止まりかけているじゃないか。


「は?え、国王、陛下?え?」


レベッカ は こんらん している!

どうする?いや、どうしようもないな。取り敢えずはまぁ、


「レベッカ、落ち着け」


落ち着かせる事にした。




ローザのバスケットにはサンドウィッチが入っていた。昼をまだ食べていないであろう俺に、だそうな。レベッカはというと…


「ごめん、さっきの話でお腹いっぱいを超えて訳分からなくなってるから」


と、御相伴には預からないという旨を伝えられた。そして、ローザは俺にサンドウィッチ入りバスケットを手渡したあと、レベッカと共に話を聞きに行ってしまった…まぁいいや、取り敢えず食うか。ベンチに座り、サンドウィッチを食べる。ああ、レタスとハムと茹で卵、うめぇなぁ。


「ウサ子」


呼び掛けに、胸元からひょこっと顔を出したウサ子にレタスをやると、良い音をさせながら食べ始めた。「美味いか?」と聞くと、「きゅう」と鳴いて返してきた。美味いなら良かった。

結局、5つ入っていたサンドウィッチのレタスの大半がウサ子の物となり、パンとハムを俺が片付けた。物足りないが、夜までは多分大丈夫だろう。


「よし、佳菜子ちゃんの所に戻るか…と、このバスケット…そうだ」


1つ悪戯を思い付き、仕込みをしてから佳菜子ちゃんの病室へと向かった。中庭から廊下を通り、病室へと向かう途中に聞いた事のあるハイパースーパーウルトラグレート世話焼きお婆ちゃんの声が聞こえ、「えーっ!?」という誰か女の子の驚きの声が聞こえたが、まぁ最近いつもの事なのでスルー。このまま全員に何かしてあげるつもりなのは明白、どうせ止めようとしても止まらないので、まぁいいか、と。

で、スルーして佳菜子ちゃんの病室前、扉をノックすると「はーい」と、いつもの返事。


「俺だよ、真上」


「どうぞ」


扉を開けて入ると、佳菜子ちゃんはお昼を食べ終えて、立ち上がろうとしていた。


「運動代わりに食器を持っていこうかと…これくらいは…いつもお世話になっているし、看護士さん忙しそうですから」


俺は、彼女を支えてあげようと近付く。そして、彼女は立ち上がった瞬間、


「あっ…」


何となく予感がしていたのもあった。だからこそすぐに動けたし、最初から支えてあげるつもりでいたのも功を奏した。グラッと体勢を崩し倒れそうになる所を…支えてあげた。あぶねー!マジで良く動いた俺、身体デカイ分リーチあって良かった。

佳菜子ちゃんの身体の下に滑り混むようにして入り、身体を抱き止める。ロマンチック?これがイケメンならそうだろう…実際は三十路まで2年の俺だ、抱き止められはしたが、腰を打った。

ただ…そんな痛みを忘れる程に驚いたのが、佳菜子ちゃんの身体の細さ。力の加減を間違えたら、簡単に折れてしまうのではないか、と思う程に…人は、ここまで痩せてしまうのかと。


「あ、あ、あのぅ…」


あぁいかん、あまりの細さに驚いて、抱き止めて倒れたままだった。


「あぁ、ごめんね」


1度佳菜子ちゃんを離して上体を起こしてから膝立ちになり、佳菜子ちゃんの背中の後ろに手を入れて上体を起こしてやる…軽いな、そのまま運べる程に軽い。俺は立ち上がると、そのまま佳菜子ちゃんの膝の下にも手を入れて、一瞬お姫様抱っこ風にした後で立たせてやる。


「大丈夫だった?」


「え?あ、えと…大丈夫…です、はい…」


「良かった」


ふと思い出す。後ろを見たら、ちゃんと床にバスケットを置いていた。あの瞬間で良くこの判断出来たな、俺凄ぇ。


「あ、あの!食器、置いてきます!」


「んぇ?ああ、一緒に行くよ。まだ本調子じゃないだろうし、そのトレイ、持つよ」


「う…いや…はぃ…」


2人で食器を返しに行こうとすると、扉を開けた所でたまたま看護士さんが回収しに来ていた。


「あら、わざわざ…カナコちゃん?」


「はい?」


「顔、真っ赤よ?熱でもある?」


「ひ、ひえ!ちがいますっ!」


そして佳菜子ちゃんは「も、戻ります!」と言い残し、先に病室に戻ってしまった…


「…何かありました?」


看護士さんに聞かれ、倒れそうになった所を受け止めた、と簡潔に答えたら


「あらあら、そうなのねー…そうかー」


と、何か含みのある笑みを浮かべながら去っていった…いや、あの、勘違いなされてませんかね?あのー…途中でこっち振り向いてニマニマしないでくれ。そして遅れて病室に戻ると…ベッド上にドームが形成されておりましたとさ、何でだよ。


「あのー…鈴白さん?」


「は、はい!」


布団ドーム内から声がする。ドームというか、シェルターというか、カプセルというか。兎に角、籠った声の返事が帰ってきた。


「あの、ですね?あれは不可抗力というか、咄嗟の事だったので、決してやましい気持ちも無いんですよ、はい」


世が世なら、セクハラで訴えられる事もあるかもしれない。世知辛い世も世だと思う。この世界にその観念があるかは分からないが。


「あ、あの、大丈夫です!わ、分かってますので!た、助けて貰ったのは分かります!ただ、その…」


その?


「わ、私ですね、その、あまり男の人に免疫が無い?と言いますか…お父さん以外の男性にあまり触れられた事が無くてですね…」


ああ、そうなのか…大事に育てられてたんだなぁ…ルード?あんなもんノーカンだ。あれは男以前に人じゃねぇからな。


「そうか、ごめんね。怖かった?」


「あ、その…倒れかけたのは…だ、抱き止めて貰ったのは、大丈夫でした…けど、恥ずかしかった…です」


何故か分からないが、俺まで恥ずかしくなってきた…そんな、もうそんな事で恥ずかしい歳でもあるまいし、何を恥ずかしがってるんだ、俺は…


「そ、そっか…うん、何かごめんね?」


「い、いえ…」


…気まずい…空気が重い…と、カリカリ何かを引っ掻く音…


「あ、忘れてた」


慌てて入り口の所に置いたバスケットを持ち上げる。中から抗議の「ぶぅ」と鳴き声が聞こえた…本当にごめんな?


「佳菜子ちゃん」


声をかけると僅かに布団が下がり、佳菜子ちゃんが此方を警戒するように見る。


「ほい」


お弁当用のバスケットを見せる。さっきまでサンドウィッチが入っていた、あのバスケットだ。


「?」


興味を持ってくれたようだ。では…


「からの、はい」


蓋をパカッと開けると、そこには…


「きゅー」


ウサギが、角生えてるけど。


「んぐっ…!」


何か詰まるような音が聞こえたんだが。


「これ…ウサ子ちゃんの…お家ですか?」


「いや、さっきローザが来て昼飯ってサンドウィッチ入っていたんだけど、丁度良いサイズ感だったから」


「きゅー」


「な、何だか妙に似合ってて…ウサ子ちゃん可愛い…」


上手くいったか分からんが、ウサ子の愛らしさで恐らくは乗り越えただろう、と思う。さて、と。いつの間にか布団から上半身が出てきた佳菜子ちゃんは、ウサ子を抱いてなで始めた。ウサ子も嫌そうではなく、寧ろ気持ち良さそうにしている。


「さて、佳菜子ちゃん…ちょっとウサ子預かってて貰えるかな?」


「へ?」


佳菜子ちゃんが撫でるのを辞めた途端、ウサ子も此方を見る。


「ちょっと野暮用でね」


「わ、私は大丈夫ですけど…」


「ありがとう。ウサ子、佳菜子ちゃんを頼んだぞ?」


ウサ子に言うと、ウサ子は見た事の無い、頭の角をグイッと突き出すポーズを見せた。このウサギ、戦う気満々だ。


「よし…じゃあ、お願いするね?夕日が沈む前には戻るよ」


そう言い残して、病室を出た。さて…まずは宿屋に…は、もういないだろうな。と、なると、工房地域か…場所は分からないから、受付で聞いてみて、分からなかったら街中で聞きながら行ってみるか。


「ケンタロウ」


と、その前に忘れてた事があった。


「ローザ…レベッカは?」


「病室に戻ったわ。まだ話を聞いてない子もいるけど、あの子も体力落ちているから、無理させられないわ」


「そっか…あ、そうそう、あのバスケット、どこかの借り物?」


「ええ、宿屋さんからよ」


「分かった、ありがとう」


「何かあったの?」


「恐らくもう使うのが難しいかも知れないから、謝りに行ってくる。それから商業地域に行くよ」


ローザが後ろから「えっ?壊れたの?」と聞いてきたが、ウサギの魔物入れて毛が入ったかもしれないから、等とアホみたいな理由を言う訳にもいかず、「ちょっとね」とだけ伝えて、足早に宿屋に向かう。受付の人に商業地域の場所を聞くのを忘れたが…まぁ仕方ない。




宿屋の奥さんにバスケットの事を謝り、弁償する、と伝えた。「いいのよ!古いし安物なんだから!」とは言われたが、それでもだ。まさかウサギの魔物入れてちょっとした空気を和ませるネタに使ってダメにしたとなれば、流石に弁償せざるを得ない。お金に関して、当てはあるにはある。昨日、例の押収係の人に言われた懸賞金である。

どれくらいかは知らないが、恐らくバスケット1つ位は買えるだろう、流石に。いつになるのかは知らないが、それまでは待って貰うとして、だ。

次は商業地域だ。宿屋の奥さんに場所を聞き、言われた方へ歩く。目的地の商業地域と呼ばれる場所は、所謂マーケット通りという感じで、恐らく一番賑わっている場所だ。そこを歩いていて、ふと気付いた事がある。そういえば、この世界の通貨はどうなっているのだろうか?お金は無いが、商品の値札位はチラッと見させて貰いながら歩く。

ふむ…恐らくだが、野菜類はお安い。で、肉は少しお高い、魚は…高い。食べ物系はそんな感じの値段設定が多い。この国、魚が採れにくいのかな?次に調味料…らしき物だが、これもピンキリ、まぁ当たり前か。

色々見てみたが、分かったのはお札という文化が恐らくは無い事…まぁ、日本のお札だって、本来はお金ではなく発行券、だった記憶がある、曖昧だが。確か、硬貨は破損したら罪になるが、札はそれこそ折り畳んでも破けても罪に問われなかったと思う。ただ、どちらも偽造は大罪だったはずだ。

通貨単位は…分からん。サバイバル知識先生はお金に関しては範疇ではないらしい…まぁ、お金使わないもんだからな、サバイバルって。その辺は後でゼノかローザにでも聞こうか。もしかすると、通貨単位そのものが無い可能性もあるが。そうなると、今度はどの硬貨がどの位の価値で…と、覚えなくてはならない。面倒だ…何か考えなくては…等と色々考えながら歩く内に、気が付くと商業地域は終わっていた。

大きな噴水のある広場のようになっていて、そこから交差点のように道が伸びている。

工房地域に続いていたり、診療所の方だったり、お城にだったり。


「…売っている事は分かった。必要な物も分かった。後は…お金の勉強、か」


人生とは常に学ぶ事である、なんて事を言うというが、学力の決して高くない俺からすると…極力簡単な学びだけで良いと思ってしまう。どうしたもんかな。あと、勉強もなのだが…そものお金が手元に無いのも困りものだ。

いずれ手に入るとはいえ、何時になるか分からない訳で。そうなるとゼノやローザに…いや、それはダメだ。そんなことまで頼ってたら、迷惑にしかならない。

となると、手っ取り早く…仕事か?いや、そんな簡単に見付かるとは思えな。大体、通貨の基礎も分からん奴を店で雇えない。そもそも、このガタイと能面顔だ、店頭に立たせられない。日本で何件のバイト先を落ちたことか…土木工事の短期バイトだけは出来たが…本当、良く営業やってたよな、俺。

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