表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/54

能面男、居候生活へ 2

ゼノは笑いながら言う。恐らく、本人は本当にそう思っているのかもしれない。

愛着は勿論あれど、大して貴重な物もない古い工房…ただ、それだけ。だが、それだけではない何か、積み上げられてきた「時間」が、他人には時に荘厳にも美しくも感じる事があるはずで、俺には少なくともこの古く、そう大きくはない工房は歴史的な建造物のように感じられるのだ。


「俺には、それだけには思えないんですよ」


「ほぉん…ま、ワシにはよぉ分からんな」


また豪快に笑い、「残りを運んでしまうぞ」と言いながら行ってしまった。その後を着いていく。確かに、まだ運ぶ物は多く残っていた。




幾つかの廃材を運ぶ中に、鉄製の鍬の先端だけがあったり、古いがしっかりとしているロープ等があった。貰って良いかを尋ねると、


「そんな古いもんじゃなくても、鍬なら新しいのを作ってやろうか?」


と尋ねられたが、まだ十分に使えそうなので断っておいた。ロープも古いから切れてしまう可能性がある、と言われたが、まだ1メートル位の紐しか作れていない俺からしたら全然丈夫でしっかりとしているので大丈夫、と伝えた。他にも柄が取れて錆びた鍋や、古くなった麻のシャツ、錆びた鉈なんかを貰った。


「のぅケンタロウ、流石に作り直してやろうか?ワシならすぐに…」


「大丈夫ですって、これくらい」


ゼノの申し出はありがたいが、これ以上手を煩わせる訳にはいかない。それに、恐らくはどうにかなるはずだ。


「しかしのぅ…殆ど壊れておるし」


「あ、それなら後で金槌と…(きり)とか(やすり)って…あります?」


「ん?あぁ、鉄製でワシが作った物ならあるぞ」


自家製ときた…流石。


「後で借ります」


「うむ、何時でも言ってくれ、ワシは工房か家の中におるかの」


「ありがとうございます」


お礼を言って、ゼノが工房に入るのを見送ってから、俺は貰った物を抱えて小屋に戻った。さぁ、これで必要な道具を借りる時以外は一人で黙々と作業が出来る。飯はまぁ…後で魚でも吊ろう。


鍋と古いシャツを持って外に出ると、家の方の入り口付近にローザがいたので、少し川の方に行きます、と伝え、川岸に向かう。

ウサ子は新しい家の環境に戸惑っていたが、小屋の床にテント用の敷物を敷き、その上にホーンドラビットの毛皮を敷いたら速攻で丸くなってやがった。


川岸に着いた俺は、まずシャツをナイフで分解し、数枚の麻の布にし、水に染み込ませてから軽く絞っておく。続いて、錆びた方の鍋に砂をひとつまみ入れる。


「さて、やるか」


昔、何処かのまだ優しかった方の親戚に連れられてキャンプに行った時に、そこの叔父さんから聞いた話。焦げ付いた飯盒やら鍋を擦る時、砂を使うといい、と。その頃の俺は、そこいらの砂で魔法のように焦げぎ落ちていくのを「凄い!」と言っていたが、簡単な話、クレンザーの粗めで擦るようなもので、砂で研磨しているだけだったのだ。それを思い出した俺は、錆びも削り落とせるのではないか、と考えた。

そりゃあ、紙ヤスリやら錆び取りの溶剤なんかがあればいいが、そうもいかない。御家庭に常備されてるもんでもないし…常備されてそうな物で言うなら、お酢が良い。詳しくは知らないが、酸化して錆びた物に対して、お酢のアルカリ性が反応して何たらかんたら。

金属製の物や、例えばシルバーアクセサリーなんかは1時間位漬け込んで、水で洗い流すと錆びが落としやすくなるので、後は研磨剤…は御家庭に常備されてないから、使わなくなった歯ブラシと、何時も使っている歯磨き粉で磨いてやると綺麗になる。これは歯磨き粉に研磨剤が入っているためだ。

良くYouTuberなんかが昔流行ったピカピカのアルミ玉を磨くのに使っていたピカールとかいう薬剤は、歯磨き粉よりも更に細かい粒子で磨くので綺麗になる。それより磨くならダイヤモンドペースト等の特殊な物が必要だが、金属製品を全て鏡面仕上げにでもしたいと思わない限りは、歯磨き粉や安くて番目の細かい耐水性の紙ヤスリで充分だ。100円ショップで揃う。


が、しかし。ここは異世界…便利な薬品も道具も安くて良いものが揃う、海外の人からすると「日本どうなってんだよ」と言いたくなるレベルのチェーン店もない。故に、砂と水なのだ。


「手ぇ冷てぇ…」


訂正。途中で諦めて、ささっと焚き火を組んで持ってきた小鍋にお湯を沸かし、砂とお湯で研磨する。錆びた金属の鍋と砂が、少量の水分で滑りやすくなって擦れやすくなり、軽快に、車やバイクを愛して止まない人達からすると聞きたくないであろう、擦れる音が穏やかな川のせせらぎとの不協和音を奏で続けていると、


「何をしているの?ケンタロウ」


ローザが此方を覗き込んでいた。気配も感じない程に没頭していたのか、気配を殺していたのかは分からないが、いつの間に来たのか。


「ああ、鍋を磨いています」


「鍋を?というか、ごめんなさいね、急に話し掛けちゃって」


「ああ、大丈夫です。多少驚きましたが」


「…本当?全く動じてないように見えたけど」


実際、さほど驚いてはいない。いないからこそ、普通の人からすると最初は強心臓に、そのうちに不気味に思われるのだろう。スプラッターな映画を男女数人で見ていた時も、悲鳴や吐きそうになっている奴がいる中、1ミリも感情が動かずに「こんなに血って噴かないよな」とか、「チェーンソーって、人間一人殺ったら脂とかでダメにならんのかな?」とか反応して引かれ、見終わった後で「腹減ったから飯食って帰る」と焼き肉でホルモンとかを普通に食っていた俺にドン引き、サイコパスとまで言われてしまった記憶がある…勿論、何とも思わなかったし、「オーバーだな」としか思えなかったが。

だが、ビックリ要素はそれなりには驚く、大概は一瞬だけだが。


「それなりには驚きましたよ」


「貴方、本当に表情に出ないのね」


「はは…まぁ色々ありまして」


会話しながらも、鍋磨きは続く…というか、なかなかに頑固な錆びである。細かい傷や凹みの部分が特に取れない。砂も段々細かくなってきて、恐らく研磨はしているが足りなくなって砂を追加したりしながら、会話と研磨を続けていた。


「その鍋ね、あの人が…ゼノが、武器や防具を作らなくなって、初めてちゃんと作った物なのよ」


「初めてでこれですか…天才かよ…」


鍋は恐らく一般家庭で良く使われるような、1リットルちょっと入りそうな鍋だが…錆びて取手も取れているが、冗談みたいに頑丈だし、良く出来ている。ほぼ全面錆びていたら、朽ちて穴でも空いてそうな物だが、全然そういった気配すらない…こんなもん日本で買おうとしたら、恐らくは万の位は出さないといけなそうな位には頑丈そうだ。


「あの人は、元から鍛冶士としてとても優れているのよ」


嬉しそうだな、ローザ…やはり、旦那さんの作品が褒められるのは嬉しいのだろうか。


「そうでしょうね…あの鍛冶工房に入っただけで分かりました。圧倒されましたから」


その言葉に、ローザは心底驚いたように


「えっ!?貴方、入れてもらったの!?あの中に!?」


と、会った中で一番大きな声で俺に聞いてきた…いや、何事だ。


「ケンタロウ、貴方はよっぽど好かれたのねぇ、ゼノに」


「そうなんですか?」


「あの人ね、それこそお城のお偉いさんでも何でも、工房に勝手に入ろう物ならハンマー片手に物凄い怒るのよ」


「…想像付かない、です」


あのニコニコ優しいゼノが?俺みたいな見ず知らずの図体のデカイ怪しいヤツに、自分の家の倉庫代わりの小屋を貸すから住みなさい、不便だろうから、と気を遣ってくれた、あのゼノが…!?


「凄かったわよ?昔々だけれど、まだ町に工房構えていて、武器職人していた頃の話」


そうして、ローザは鍋を磨き続ける俺のすぐ側に座って話し始めた。

当時、ゼノは今よりも更に筋骨隆々で、偏屈だったらしい…やはり想像出来ない。そんなゼノの工房に、当時ローザも嫌っていた城の大臣のオッサンが来て、自分の息子が騎士になるから、一番良い武器と鎧を作れ、と命令しに来たそうだ。

弟子達が大臣を何とか工房には入らないように説得し、押し留めていたのだが…何と大臣は部下の兵士に剣を抜かせ、脅して無理矢理工房の扉を開け、敷居を跨いだそうだ。

その瞬間、大臣の顔の真横、頬を僅かに切る位の位置の壁に金属に切れ目を入れる際に使われる専用の(のみ)が突き刺さり、続いて金属を叩いて伸ばしたり曲げたりするのに使用する金属製のハンマー片手に、物凄い怒りの形相のゼノが大臣に向かって


「誰の許可得て俺の工房に入ろうとしてんだテメェ!?死にてぇか!?」


と凄んだらしい…いや、想像付かねぇよ、1ミリも。

ビビった大臣は尻餅を着いて、頬の傷も気にせず大慌てで逃げたらしい。その後で大臣が王にチクったかなんかで城に呼ばれたゼノは、王様に向かって


「こっちは兵士の命を守る為の武器や防具打ってんだ!一品一品、命かけてんだ!そんな事も分からねぇ奴が、のうのうと俺が命を救うために戦ってる場所に勝手に入ろうとしてんじゃねぇ!王様だろうが何だろうが、文句があるならもう武器も鎧も作らねぇし、町には住まねぇ!」


と啖呵を切り、考え直した王に謝罪をされ、多くの兵士から感謝されたらしい。

すげぇな、ゼノ…下手したら投獄どころか死刑だろうに…カッコいいな。


「私もねぇ…そんな姿見て、「なんて格好良くて、自分に誇りを持ったドワーフなんだろう」って…まぁ、そこでね、一気に好きになっちゃったのよ」


頬を赤くして、言いにくそうにローザが教えてくれた…可愛らしいお婆ちゃんだこと。まさかゼノの工房に入れた、って話から、惚気話されるとは思っていなかったが…ん?んん?ちょっと待てよ…その姿を見て?


「ローザさん、その場にいたんですか?」


「あ…そうか、言ってなかったわねぇ」


「え?」


「フォーテッド…あ、この国の名前ね?元フォーテッド王国魔法師団団長並びに元魔法研究所所長、なんてのを昔々はしていたのよ」


空いた口が塞がらん…何か知らんが凄まじい数の情報がぶちこまれてきて、軽く混乱している…フォーテッド王国という国の中なのをまず初めて知ったのだが…


「え?あの…その、何とかっていうのの団長さん?と所長さん?」


「そ、魔法師団っていう魔法で戦う騎士団ね、研究所は魔法による色々な事…それこそ、召喚の儀なんかも研究していたわ」


さらっと情報ボムをズドンズドン落としてくるな、このエルフのお婆ちゃん。


「そ、そうなんですか…」


「因みにね?立場的には近衛くらいのもんだけど」


いや、待て待て、近衛って王様直属でしょうが、確か。


「ま、昔色々と頑張ってたからね、ゼノを怒らせた大臣なんかより発言権も力もあったのよ」


…大臣より発言権も力もあったとか、それもう王様レベルじゃないか…


「陛下もね…最初に支えた王様から、お子様にお孫様と、三代に渡って支えたのよ」


うわぁ…それ、三代目の王様は頭上がらなかっただろうな。


「因みに、ゼノもその位までお城の関わっていたのよ。近衛から魔法師団なんかの重要職や、戦争で戦う兵士達の大半はゼノが作った武器や鎧を使っていたんじゃないかしら?良い品だからって、皆一生懸命お手入れして長く使おうとして、それに答えてくれる品質の鎧だったしね。剣とか槍とか、研いで小さくなったら手投げ用短剣(スローイングダガー)なんかに加工して、それでも投げた後は一生懸命回収して…最終的に、食事用のナイフにまで使い切ったら、ゼノのお弟子さんに渡して新しい武器の素材に回す位にね」


…とんでもない話が聞けてしまった。ゼノも凄いし、ローザに至っては国の元お偉いさん…しかも、相当な重役だったのか…だが、これで納得いった事が1つある。そりゃあ俺みたいな得体の知れないヤツでも養える位に余裕はあるだろうし、万が一盗賊の類いだとしても、ローザ一人いれば事足りる程に強いのだろう。


「因みにゼノはね、鍛冶士の前は強い冒険者だったのよ。冒険者しながら鍛冶もしたりしてたわね」


…ゼノも強いんかい!思わず脳内で突っ込んでしまう。ちゃんと受け答えはしているつもりだが、脳内は情報量でパニックだ。ゼノもローザも、凄い存在だったんだな…でも、何で今こんな場所で、二人で隠居暮らしみたいな事をしているんだ?情報を処理すると新たな疑問が浮かんでくる。つい手が止まりがちになってきた鍋研磨作業を何とか続けながら、また新たに浮かぶ疑問を、ぶつけていいものか悩んでいた。

何か言いたくない事情でもあるなら、聞くのは失礼だ。I AM 日本人、相手に気を使う事には長けているのだ…まぁ、俺は自分をたらい回しにしてきた親戚の顔色伺わなきゃ、暫くは生きていけなかっただろうからな、嫌でも身に付いた能力だ。

…だが、やはり聞かないと気持ち悪い、気分を害したのなら、謝ろう。追い出されたら、またサバイバル生活を頑張ろう。


「それで、何故いまローザさん達はこの森に住んでるんですか?」


「そうねぇ、私が色々と疲れてたのよ、城でのしがらみとか。そしたらゼノがね?わざわざ私が昔住んでいた森に生えていた木を使って、あそこに家を建ててくれたの。そうして、「あの家に二人で住もう。町から離れて、二人で静かに。ここなら町からさほど離れていないし、町からの邪魔は入りにくいから」って言ってくれてね…」


惚気かい!まさかの惚気が帰ってきたよ!ゼノ格好いいな!男として憧れるわ!


「魔族との国交が途絶えて、元々それほど交流もなく仲良くなかったお互いが戦争状態に入ってね…そんな中、異世界から私達とは違う力や知識のある存在を召喚して、戦争に打ち勝とう!って話がある時に湧いてきてね」


「召喚の儀…」


「まだそれが完成する前ね。私やゼノは反対派だったのよ。私達の戦争、しかも他国が勝手に始めた戦争に巻き込まれているこの上で、更に私達より何も知らない、分からない誰かをいきなり呼びつけて、さぁ戦え、知識を寄越せ、というのはあまりにも酷い話でしょう?」


「…確かに…でも、それだけ必死だったのでは?」


「それはそうなんだけれどもね?他国同士の戦争で、やれ正義だのなんだのを語るまではいい、お互いに正義はあるから。だけど、この世界の何処かにいる誰かならいいの…全く此方の知識もない誰かを此方の世界で自分達のために無理矢理引っ張り込んで、それどころかいきなり戦え、はちょっとおかしいと、私達は思ったのよ。必死なら何をしてもいいのか?その誰かの意思は?とね」


ローザやゼノは、恐らく本当に優しいんだろうな…知らない誰かの事をそこまで思えるのだから。


「でも…アレですよ、俺をこの世界に送り込んだ神様…ヴェーリンク様は、何か特殊な力を与えて送り込むらしいですよ?俺の前に勇者はいたらしいですが」


「そういえば、ゼノからも聞いていたわ、ヴェーリンク様にお会いしたって…それは恐らく、ヴェーリンク様のせめてもの償いに近いものなのじゃのいかしら?」


「償い?」


「神であるヴェーリンク様は、恐らくこの世界にそうそう干渉なさらないのよ。だから、自分達の世界の連中が突然やり出した召喚の儀も止められなかったし、来てしまった以上は…って所だと思うわ」


そういえば、ヴェーリンク様は言っていたな、「本来向かうべき所を引き込んで申し訳ない」と。なるほど、そういう事か。


「俺も、少なくともこの世界の言語は能力として貰いました。あと、サバイバル能力スキルとサバイバル知識スキルを」


「…何で貴方はそんなに野営能力貰ったの?」


「俺が元々いた世界は…正直、何でもありました。科学も発達し…魔法はありませんでしたが。そんな中だと、逆に皆が不便を求め出す…外で、少なくなっている自然と共に…という、便利さを求めた結果の不便さへの憧れ…なんですかね?数日間のキャンプとか、流行ってたんです」


「ふぅん…確かに、貴方の持ち歩いている物は私達の世界にはまず無いものだわ」


「ええ、ゼノも興味津々でしたからね。兎に角、俺も元々大した趣味なんか無かったのに、サバイバルという物にだけ異常に興味を引かれて…その初日に雷に撃たれて死んだらしいですが」


「自分が死んでしまった事をあっけらかんと話すわね、貴方…」


「一瞬過ぎて分からなかったんですよ、急に目の前眩しいな、と思ったらヴェーリンク様が目の前にいて、「貴方は死にました」って言われて、能力選択して、そしたらあの森のなかですから」


「死んだ記憶が無いままなのね」


「そうなります」


「うーん…まぁ、それを論じても恐らく意味は無いかもしれないわね…と、そうそう、そろそろ御飯だから帰ってきなさい、と伝えに来たんだったわ」


ローザは話し出すと夢中になってしまうタイプなのかもしれない…興味を持ったら最初の目的を忘れてしまう位のめり込みゼノと良く似たタイプなのかもしれないな…


「あまり豪勢な食事は作っていないけれど、私の自慢のパンと、ヤギのミルクとお肉を使ったクリームスープよ」


何それめちゃくちゃ美味そう。焼いた肉か干した肉か焼いた魚位しか食べてこなかった俺にはご馳走なんだが。


「その作業、もし切り上げられるなら一度帰ってきなさい」


「はい」


喜んで!と付け足したくなる位の魅力的なメニューに、話ながら無意識に磨いていた鍋を見る…ふむ、内側の底面はほぼ完璧、側面はまあまあ、外側はまだまだ全然で、取手部分もまだまだ、か…これは暫くかかりそうだ…(やすり)はあるらしいが、鉄製だと穴が空いてしまいそうで怖い…兎に角、まだまだかかりそうだな。

鍋で川の水を掬い、中の砂と落ちた汚れを流して立ち上がると、小鍋の中の湯も捨て、焚き火を破壊する。今は暖かくて美味そうな飯が何よりも先だ。

急いで片付けた俺は、先を行くローザの後を慌てて追いかけていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ